写真をボカす時に気をつけたい5つのポイント

コスモス

全国1億2000万人のボケスキーのみなさま、こんにちは。

一眼レフ特有の「ボケ」のある写真って、撮っててすごく楽しいですよね。単焦点レンズを開放で撮った写真なんかはほんとたまりません。

しかしですね、楽しいからってついつい何も考えずレンズの開放絞りでむやみやたらにボケた写真撮ってませんか?実はちょっと気をつけたいこともいくつかあったりします。

ボケた写真を撮る時に気をつけたいこと

ピント

彼岸花

ボケた写真を撮る、ということは「ピントが合っていないところがたくさんある」ということです。

なので、いつもの写真を撮る時以上にピント合わせはシビアにやりたいところです。

上の写真は彼岸花を撮っていますが、彼岸花の花びらは放射状になっているのでこんなふうに横から撮ると奥のシベはすでにボケちゃっています。

きちんと自分の意図したところにピントが合うよう、撮った後にきちんとライブビューで確認するクセをつけたいですね。できれば拡大して。

ボケさせることで背景を整理でき主題を明確にできる、という利点もあるのですがその主題がきちんと明確になっていないとなんの写真なのかわからなくなっちゃうので注意が必要ですね。

シャッタースピード

大久野島のうさぎ

てっとり早く写真をボカそうと思ったら、絞りを開けるのが楽チンです。f値が1.4や1.8の単焦点レンズはたくさん絞りを開けることができるのでたくさんボケて楽しいです。

絞りでコントロールできるのは「入ってくる光の量」と「被写界深度」です。なんだか難しそうな感じですね。

つまり

  • 写真をボカしたいので絞りを開ける
  • 絞りがたくさん開いてるからカメラの中にたくさん光が入ってくる

と、こんなふうになるんです。

カメラにきちんと光が取り込めたほうが、写真失敗することは少ないんですが、上の写真のように天気のいい日中だとちょっと注意が必要です。

天気のいい昼間なんかは思った以上に明るくて、カメラの中に光が過剰に入ってくることになります。
これをコントロールしようと思ったらシャッタースピードを早くすればいいんですが、例えば僕の持ってるD5100なんかはシャッタースピード1/4000秒が一番速いんですけど、これくらいだと日中の明るい光に負けちゃうことがよくあるんです。

上のうさぎの写真はボカしたいがために絞りを開きすぎて、けどシャッタースピードで明るさをコントロールしきれず光が回りすぎてます。うさぎのお腹の部分は白とびしちゃっています。いわゆる「露出オーバー」というやつですね。

ついついボケるのが楽しくて絞りを開きがちになるのですが、シャッタースピードや被写体の明るさにもちょっと気をつけてみましょう。

ボカしすぎていないか?

猫

ボケた写真は楽しくて、僕なんかは「とりあえず開放」にしてしまいがちです。カメラの液晶ディスプレイでみるぶんには、うまく写ってるような気になるのですが、帰ってからパソコンに落とした時に「あ、ちょっとボカしすぎてたなあ」と思うことも少なくありません。

この猫の写真なんかも、ボカしすぎていて、右目がぼんやりとなっていますね。もう少し絞り込んで、猫の表情が分かるよにしていたらよかったなあと思いました。体にいたっては完全にボケてしまっていてどんな体勢になっているかわかんなくなっちゃってますよね。

龍の手水

手水舎の龍を撮ってみた写真です。

写真をボカすことで背景を処理しメインの被写体を浮き上がらせることができます。

しかしあまりに周りをボカしてしまうと、この写真のように背景がいったい何なのか、ここはどこなのか、よく分からなくなってしまいます。

何から何までボカしてしまうのではなく、ボケの量をコントロールして何枚か撮り比べ、ベストなボケを演出しましょう。

開放で撮る時に注意する

写真をボカすために絞りを開放にすることもよくあると思います。しかし、開放にすることで出てくる弊害もいくつかあるので注意が必要です。

周辺光量落ち

猿

それっぽい写真がなかったので、コレはちょっと加工してますが、イメージはこんな感じです。

絞りを開放にして、空などを撮ると画面の周辺がちょっと暗く写った経験ないでしょうか?これが周辺光量落ち、周辺減光という現象です。ビネットなんて言葉も使いますね。

どういう原理でこうなるか説明すると小難しくなるので割愛しますが、絞り開放付近でこの現象が起こります。

真っ青な空をバックに撮りたいのに暗くなっていては困りますよね。

この周辺減光落ちは、2〜3段(f1.4の開放絞りのレンズなら2.8〜4)絞り込むことで解消されていきます。また、現像ソフトで補正を行うことも可能です。

意図しない周辺減光は困りモノですが、上の写真のようにちょっと写真を締まった感じにしたいときなど「逆に味が出る」場合もあるので、何が何でもダメということではありません。トイカメラなんかも、あえて周辺減光させているものもありますしね。

その写真ごとに使い分けていただければと思います。

収差

写真を撮る際に使うレンズは球面になっています。なので「収差」と呼ばれる象の歪みが出る現象があります。これも説明しだすとかなり小難しくなってくるので割愛しますが、レンズを使うことでおきる画質劣化のことをいいます。

収差にはいろいろ種類があります。

  • 球面収差
  • コマ収差
  • 非点収差
  • 色収差

などなど…。難しいですね。

ここで知っておいてほしいのはこれらの画像劣化は「絞りを開放している時によく見られ、絞り込んでいくことでそれらが改善される」ということです。レンズのレビューで開放だと解像が甘いけど絞ることで改善される、というようなこと聞いたことないでしょうか。(絞ることで性能のいいレンズの中心部を使われるから、ということもありますが)

とはいえ、写真を拡大してよく見ないと分からないようなことも少なくないですし、背景ボカしてしまっているのに解像感を意識する必要がないということもあります。

そんなに神経質になる必要もないかなとは思います。僕も普段撮っているときはそんなに気にしてなかったりします(笑)

ただ、知ってるのと知らないとではやっぱり違うので、頭の片隅においておくといいかもしれません。写真を撮ってて「なんか画像が眠たい感じがするなあ」と思ったらちょっと絞って撮り直してみましょう。

まとめ

いろいろとあげてきましたが、結局は自分が「いいな」と思うボケた写真が撮れるのが一番だと思います。たしかに絞り込むことで画質がよくなることもありますが、開放でなければ撮れないふわふわした柔らかい写真が撮れないというのもまた事実です。

いろんな被写体に対していろんな設定で撮ってみてコレがベスト!っていうのを探してみてくださいね。知識や技術が云々かんぬんというのもモチロン大事ですが、撮ってて楽しいのが僕は重要なんじゃないかなーと思っています。

ただ、知識は無いよりあってほうがいいですし、写真撮った後に後悔することもよくあります。ボケた写真は楽しいですが、ちょっと注意して、いい写真を撮ってくださいね。

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