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冬の撮影をするために着ている防寒具をまとめてみる

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レイヤリング

冬の撮影に防寒具は必須なんですが、いざアウトドアショップなどで防寒具を買いにいってみると思ってる以上にいろんな防寒具が並んでいてけっこう面食らってしまいます。

お店の人に進められるままあれこれ見積もりとってみたらすごい金額になってしまってびっくりすることもあるでしょう。

今日は、僕が冬の撮影をするときに着ている防寒具をざっくり紹介してみようと思います。どんな時に使っているか、どこが気に入っていて、どこが不満かザザーッと書いてみるので何かの参考になれば幸いです。

基本的な知識はこちらを参考にしていただきながら読んでみてください。

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アウターレイヤー

モンベル:パウダーランドパーカー

montbell パウダーランドパーカ

ゴアテックスを使用したインサレーション入りのハードシェル。中に入っているダウンは800FPとかなりの温かいダウン。

良い点

とにかく温かい。これを着ていればほとんど寒いと感じることはありません。2レイヤーのゴアテックスではありますが、想定される場面は雪の降るようなところ。雪の場合、そこまでびちゃびちゃになることもないので、十分に対応できます。

いつも車に積んでるので、車中泊するとき寝袋代わりにこれをかけて寝ても十分温かいです。

いまいちな点

とにかく暖かいので、運動でもすると一気にオーバーヒートします。撮影場所がちょっと離れている場合などはけっこう大変。

ゴアテックスを使っているので、普通のダウンジャケットのようにコンパクトにはならずめっちゃかさばるので、ザックなどに入れて移動ということもままならず。さらには内側はナイロンなので汗をかくとダウンが湿ってしまうのでかなり微妙。

20分以上歩く場合は着るか悩みます。

コンパクトになる、暖かいダウンジャケットを追加して使い分けたいとこです。

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マムート:アルティメイトフーディ

MAMMUT Ultimate Hoody

ウインドストッパーを使ったマムートのソフトシェル。伸縮性にもすぐれています。

良い点

もうめちゃくちゃ着心地がいいです。ストレッチがきいていますし、わりと細めなつくりなので体にフィットする感じ。体にフィットするので隙間から風が入ってくることもありません。

生地じたいにもウインドストッパーが使われているので、風を通しません。この下にミドルレイヤー入れると秋〜初冬でもばっちり暖かいです。めちゃくちゃ寒くなってきたらこの上からパウダーランドパーカーを重ねます。

冬山とかにも来ていけそうなので、いつか登ってみたいです。

いまいちな点

ぶっちゃけ、めっちゃ高機能なジャージなので、人によってはいらないオーバースペックになってしまうかもしれません。このジャージで3.5万円かぁ…と思うなら他のものを探したほうがコスパがいいと思います。

中綿はないので、これ自体に保温性がないのも要注意。

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ミドルレイヤー

パタゴニア:R2

patagonia(パタゴニア)R2

パタゴニアのフリース。R1からR4までのラインナップがある中の、もっともオーソドックスなタイプ。

良い点

通気性がしっかりしているのに、アウターで風を止めてやるとめっちゃ暖かくなるという高機能製品。汗抜けもバツグン。濡れても保温性が落ちません

登山はじめの寒いうちの行動着として、少し暖かくなればアウターのベンチレーションをあけたりすることで温度調整も用意。いろんな場面で使いまわせるので、登板回数はかなり多いです。

フリースの肌触りも非常によく、チクチクしたりしません。

いまいちな点

ダウンなどに比べてかさばること。保温性もダウンよりは劣ります。通気性がいいのでこれをアウターにもできません。

このへんはフリースの特製をきちんと理解して使い分けてます。

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マーモット:コンパクトダウンジャケット

MAMMUT(マムート)ダウンジャケット

マーモットの型落ちのコンパクトダウンジャケット。薄手のダウン。

良い点

薄手のダウンなので保温性があるのに、押しつぶしたらしっかりコンパクトになります。ガッツリ寒いとこに着ていく、というようなダウンではありませんが、これくらいのものが使い勝手もいいので、これも登板回数多めです。

風も通さないのでアウターかわりにさらっと羽織ってもいいし、アルティメイトフーディの下にミドルレイヤーとしていれてもいい(若干ロフトは潰れますが)

スタッフザックもついていますし、とにかくコンパクトになるのがいいです。ザックの中にいれても、カメラバックの中にいれてもじゃまにならない。

いまいちな点

ダウンなのでやっぱり濡れには弱いです。汗をかいてしまってもびちゃびちゃになるので、あっという間に使い物にならなくなります。

行動中には使えないので、フリースとうまく使い分けます。

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ベースレイヤー

モンベル:スーパーメリノウールM.W.(ミドルウェイト)ラウンドネックシャツ

スーパーメリノウールエクスペディション

モンベルのメリノウール製のベースレイヤー。モンベルのメリノウールのアンダーウェアはEXP.(厚手:エクスペディション)M.W.(中厚手:ミドルウェイト)L.W.(薄手:ライトウェイト)の3種類の生地の厚さがあります。

また、それぞれに、襟元が丸くなっているラウンドネックと首元にジッパーがついているハイネックがラインナップされています。

僕が持っているのはミドルウェイトのラウンドネック。

良い点

メリノウールなので、着心地がいい、暖かい、吸水性・速乾性にすぐれる、着てても臭くならない。と、いいところが盛りだくさんです。冬のアンダーウェアはメリノウールで決まりだなと思います。

中厚手なので、寒い日の行動中に着てもオーバーヒートしません。

いまいちな点

着心地がいいんですが、それでもウール製品。ほんとーにびっみょーにチクチクします。メリノウール製品はアイスブレーカーがけっこう評判いいので試してみたいです。

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パタゴニア:キャプリーン3

キャプリーン3

パタゴニアの化繊ベースレイヤー。以前は厚さによって1〜4までの数字で呼ばれていましたが今ではデイリー・ライトウェイト・ミッドウェイト・サーマルウェイトとそれぞれ名前が変更されています。僕の持っているのはキャプリーン3なので、今で言うとミッドウェイトですね。

クルーネック、ジッパーがついているジップネック、ジップネックにフードがついているジップネック・フーディなどの種類があります。僕の持っているのは使いまわしのしやすいクルーネック。

良い点

けっこう厚めなので、これ自体でもけっこう暖かいです。寒いときはメリノウールの上からキャプリーン3を着ています。

ポリエステル製なので、非常に速乾性にすぐれています。化繊製品は匂いが気になるようなものがよくあるんですが、このキャプリーンシリーズは防臭性も高く、山などで数日着たままでもそんなに気になりません。

いまいちな点

キャプリーン2も持っているんですが、これだけで着てるとちょっとダサいんですよね。いや、着ている人が悪いんですが…このへんはロンTの宿命ですかね。かっこよく着こなしている人を見習いたいです。

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アウター(パンツ)

モンベル:U.L.サーマラップパンツ

montbell(モンベル)サーマラップパンツ

透湿性とストレッチ性を備えた中綿素材を使用したU.L.サーマラップシリーズのパンツ。エクセロフトという化繊中綿を使用したパンツ。

良い点

ナイロン製なので風にも強く、中綿いりでしっかり暖かいです。非常に軽く、ストレッチが聞いているのも特徴的。

行動着としても使えます。

いまいちな点

上半身にお金をかけすぎたせいで、予算が下半身まで回ってません(笑)もう少し暖かいパンツも欲しい今日このごろ。ダウンパンツとか増やしたいですね。それでも普通の冬ならこれで十分すぎるくらい暖かいですが。

ナイロン製なので、生地自体は案外弱いです。ちょっとした岩場に引っ掛けるとすぐに穴があいてしまいます。僕の持っているのもお尻に穴が開いたので縫ってます。

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アンダー(パンツ)

モンベル:スーパーメリノウールM.W..タイツ

スーパーメリノウールエクスペディションタイツ

ミドルレイヤーっぽいパンツは特別もってなくて、ジーンズとかTHE NORTH FACEの登山用のパンツをはいています。というわけで飛ばしてアンダー。

パンツのアンダーレイヤーもやっぱりメリノウール。これもM.W(中厚手:ミドルウェイト)のものを履いています。

良い点

やっぱりメリノウールは最高です。こちらも非常に着心地が柔らかく、しっかり暖めてくれます。

いまいちな点

中厚手なので、けっこう暖かいです。普通のパンツに下に履くんですが、ちょっと暑くなった時に脱ぎにくいので、もう少し薄手のものにしてミドルレイヤーで調節するのもありかなとも思います。ガンガンに寒いところにいくならこれでバッチリですね。

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ソレル:カリブー

SOREL カリブー

ソレルのスノーシューズのド定番、カリブー。-40度まで対応を謳っているモデル。

良い点

中に保温性の高いフェルトインナーを使用してあり、非常に暖かいです。レザーやラバーシェルを使用しているので、雪道でも濡れを気にせずガンガン歩けます。完全防水ではないので、逆に汗が中にたまること無く汗冷えしません。

また、デザインがいいのも優れた点。やっぱりかっこいい靴はテンションあがります。

いまいちな点

片足で1kg近い重さ、しっかりとした靴下を間に挟むことを考えたら少し大きめのサイジングを選ぶようになるので、かなりデカイです。タウンユースに使えなくもないステキなデザインなのに、ほぼ撮影専用になっているという(笑)車の運転なんか、とてもじゃないですができません。

-40度対応とはいいますが、冬の夜などでずっと外にいるとそれなりに寒いです。もう少し寒さに強いブーツも欲しいですね。とはいえ、普通の冬であれば十分暖かいです。

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靴下

スマートウール:マウンテニアリング

ソレル 靴下

スマートウールの靴下の中で、もっともメリノウールを使ったタイプ。最厚手。

スマートウールにはPhDというフィット感を高めて、動きをサポートしてくれるタイプがあります。これは着用感はいいのですが、少々足を締め付けることになります。防寒を考えた時、血液を阻害しないほうがいいので、僕はPhDではないタイプをチョイスしています。

良い点

最厚手タイプなのでめちゃくちゃ暖かいです。スマートウールの靴下はは履き心地も非常にいいので、絨毯の上を歩いているような感覚。メリノウール製なので汗をかきやすい足でもしっかり吸水してくれますし、おどろくほど匂いがつきません。文句なしに逸品です。

いまいちな点

最厚手タイプなので、普通の靴でこれを履こうと思うとパンパンになります。きちんと靴と靴下をあわせてサイジングするべきです。パンパンになると血流が悪くなるので逆効果です。

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スマートウール:ハイクミディアムクルー

smartwool(スマートウール)ハイキングミディアムクルー

スマートウールの中厚手のタイプ。これもゴムの無いタイプ。

良い点

中厚手なのでけっこう暖かい。夏だとちょい厚いですが、それでも十分使えるので、一年を通して使いまわせる万能タイプ。スマートウールの靴下はほんと性能がいいです。

いまいちな点

ものすごい寒い冬だと、やっぱりちょっと心もとない。マウンテニアリングとうまく使い分けています。

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手袋

マムート:シェルターマーズグローブ

MAMMUT Shelter Mars Glove

MAMMUT Shelter Mars Glove

マムートのミントタイプのグローブ。中は指先がでるようになっています。

良い点

撮影はカメラのセッティングやレンズ交換など、細かい作業が必要な場面が多々あります。いちいちグローブを外していると、寒いし面倒。指先が出るタイプは非常に楽です。

ミトンタイプなので、保温製にも優れています。

いちいちな点

本格的なグローブに比べると保温性に劣ります。ゴアは使っていないので、濡れるとアウト。

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バラクラバ

ザ・ノース・フェイス:エクスペディションバラクラバ

バラクラバ

厳冬期用のバラクラバ。

良い点

鼻の部分が立体的になっており、さらには小さい穴が空いてるので寒さを防ぎながらも非常に楽に呼吸ができます。立体的な作りは顔にきちんとフィットしてくれるので寒さをきちんとシャットアウトできます。

顔全部を覆う必要もなく、ネックゲイターの代わりにも使用可能。襟元もしっかり長めに作ってあるので、きちんと暖めることができます。

いまいちな点

夜にこれかぶっていたら職質されそうなこと。

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まとめ

今ボクが使っている防寒具をまとめてみました。

防寒具選びに正解はなく、あらゆる場面で使ってみて、たくさん失敗してみて、少しづつ揃えていくのがいいかとおもいます。

カメラやレンズなどを揃えるのもいいですが、防寒具があれば今まで行けなかったフィールドにガンガンでていけるので、撮影の幅も増えますね(*´ω`*)

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