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海外旅行にも最適!Gitzoのトラベル三脚・トラベラー1型4段「GT1545T」

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普段使いにはしっかりした三脚がいいのですが、やっぱり旅行に行くときや車で移動できないような時はちょっと小型で軽量な三脚が欲しくなります。

Gitzoのトラベル三脚「GT1545T」を購入したので、紹介してみますよん(๑´ڡ`๑)



Gitzoのトラベル三脚「GT1545T」

Gitzo 1545t

Gitzoの三脚には0〜5型までの型があります。0が一番足が細く、5になるにつれて太くなっていきます。

Gitzoのトラベル三脚はトラベラーといいます。トラベラーは旅行用として作ってあるので一番太いサイズでも2型までしかありません。とはいえ、2型でもけっこう太いので充分なレベルです。コンパクトさを優先してあるため、足の段数も4段と5段の2種類。

今回購入したのはトラベラーの1型4段。ご覧のとおりかなりコンパクト。足を全て格納しても42.5cmとかなり小さいのがおわかりいただけるでしょうか。重さも1.45kgと、めっちゃ軽いです。さすがカーボン製。

足を伸ばしてみる

トラベル三脚というのは通常の三脚と違い、足がセンターポール側に180度可動させることができ、通常の三脚よりコンパクトに収納することが可能になります。ちょっとわかりにくいので、実際に伸ばしてみましょう。

Gitzo 開脚

こんな風に反対側に180度足を広げます。

全部の足を開脚

足を3本全部開脚させるとこんな感じ。

センターポールを下に下げる

このままではセンターポールが伸びきった状態なのでバランスが悪いですね。①の部分をゆるめるとセンターポールが動くようになります。

②のように、伸びたセンターポールを下げます。高さが足りない時にセンターポールを伸ばしたいときもここで調整。

普通の三脚のようになる

センターポールを下ろすと、いつも見るような三脚の形になりました。

Gitzo1545 の足

足ロックは回転させてゆるめたり、固定したりするナット式。めんどくさそうに見えますが、慣れると簡単。ナット式はわりと単純な構造になっているので、簡単に分解して清掃できるのが最大の利点

Gitzo1545の足は4段

足は4段。とはいえ、4段目はかなり貧弱な感じ。石づきもかわいい感じですね。

Gitzo 全部のばしてみる

足を全部伸ばしてみるとここまで高くなります。この状態で140.5cm。雲台やカメラの高さを考慮すると、余裕でアイレベルに届きます

センターポールをマックスまで伸ばせば163.5cm

とはいえ、さきほども言ったとおり、4段目はかなり貧弱なので、支障がなければ3段までしか伸ばさず使用しています。

Gitzo 1545t

逆の手順でまたこのコンパクトさに。3分の1以下の小ささにすることができるんですね。これがトラベル三脚の魅力です。

足を開脚してローポジションも

Gitzo1545 足

開脚させたり、収納させたりするときこの部分を動かしますが、そのほかにも開脚角度を調節することもできます。

Gitzo1545ローポジション

こんなふうに、めいいっぱい開いて……あれ・・・

ローポジション

センターポールがつかえてしまいますね。この部品と交換するようです。

Gitzoの説明書

説明書を見るとこんな感じ。センターポールを抜いて、代わりにこれを差し込むことでかなりのローポジションにすることが可能です。

Gitzo1545 付属品

付属品はこんな感じ。左から六角レンチ、ローポジション用の部品、説明書、簡易のショルダーストラップ。

安定感は?

三脚 シルエット

耐荷重は10kgとかなりの重さに耐えられるようになっています。とはいえ、このカタログスペックはそこまであてにもならないもの。

正直な話を申しますと、1型の足っていうのはかなり細いです。三脚の足なんて太くてなんぼ。トラベル三脚はGitzoがパイオニアではありますが、これくらいのサイズであれば他のメーカーからもいい製品がたくさん出ています。

個人的にはフルサイズカメラをのせる三脚としては、2型以上の太さが欲しいなと思います。1型より小さいものはちょっと力をいれるとたわむのがわかります。

5段のタイプもありますが、ここまでくると伸ばした際の剛性もかなり怪しいので、できるなら4段のほうがいいかもしれません。

価格もけっこうする

Gitzo製品ってやっぱりけっこうお高いのです。コストパフォーマンスを考えると、かなり悪いです。特にこだわりがなければマンフロットのbefreeのほうがコストパフォーマンスはいいかもしれません。

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けど、やっぱりかっこいいじゃん!!

とはいえ、やっぱりかっこいいんすよ。Gitzoの三脚って。シンプルで余計な装飾がなくて、それでいて三脚独特の野暮ったさもない。

可動部分も非常にスムーズで動かしやすく、セッティングをしているだけで「おっしゃ!いいの撮ろう!」って気持ちにさせてくれるのはGitzoの三脚だからこそだと思います。

剛性がイマイチとは書きましたが、そこらのしょぼい三脚よりはぜんぜんいいですし。



THULE(スーリー)のバックパックに入る!

Gitzoの1545はスーリーのバックパックに入る

トラベラーは2型もあるんですが、悩みに悩みぬいて1型にしたのはTHULEのバックパックとの相性を考えたから。

僕はバックパック型のカメラバッグはTHULEのものを使っています。頑丈なのにかっこよくてかなり気にいってます。んで、このGT1545Tなんですが、入っちゃうんです、このTHULEのバッグの中にすっぽりと。

THULEのバックパックにGitzoをいれた状態

こんな感じで、あしらえたかのようにピッタリと入ります!

実はこのトラベル三脚を検討したのは以前ウユニ塩湖への旅を計画した際でした。

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ウユニ塩原のあるボリビアはお世辞にも治安のいい国とは言えません。三脚もできるなら預け入れの荷物に入れず、機内に持ち込みたかったのです。また、スリにあう危険性もあるので外付けにはしたくありません。

ということで、THULEのバックパックに入るトラベル三脚を探していたのです。これが2型だと残念ながら中には入れることができませんでした。

THULEのバックパックに三脚を横付け

もちろん、横付けも可能。通常タイプの三脚では頭のほうがかなり飛び出てしまいますが、この三脚はジャストフィットします。山とかに登るのであれば、マウンテニアをかついで登るのですが、海外の旅ではこのくらいのサイズがちょうどいいかもしれません。

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雲台は?

Gitzoの雲台

via:トラベラー三脚GT1545T+雲台GH1382TQDキット GK1545T-82TQD – トラベラー三脚 | Gitzo

トラベラーには、このように足と干渉しない、専用の自由雲台があります。雲台こみでも非常にコンパクトにできてすごくいいんですが、今回はパスしました。

何故かと言うと、ちょっとあれなんですよね、お作りがお悪くあそばれて。

このトラベラー用の自由雲台はボールを動かした際、かなりひっかかりを感じました。また、足を閉じても干渉しないくらい小さいので、固定力も少し不安。

普通の自由雲台だと、干渉しまくってコンパクトに折りたためないんですが、それならいっそ運ぶ時は雲台外して運べばいいか、という結論に達しました。今はアルカスイスnZ1使っていて、かなりバランス悪いので、いつか小型の自由雲台も欲しいなあと思っています。

まとめ

足をそこまで伸ばさなければしっかり剛性もありますし、なんといってもコンパクトで軽い!車では行けないような場所、海外旅行、三脚が使えるのか分からないけど一応持って行きたい時(三脚が使えないと知ると、なぜあんなに重く感じるんでしょうw)など、いろんなところで重宝しています。

ということで、Gitzoのトラベル三脚「GT1545T」のご紹介でした。

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