本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

僕がマクロレンズを買わなかった理由と、ようやく買ってもいいかなと思ってきたということ

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一眼レフカメラはレンズを交換することでズームができたり、ボケさせたり、遠近感のある迫力ある写真が撮れたりと、いろんな表現が可能になります。

そんなたくさんの交換レンズの中に、クローズアップ撮影を得意とするマクロレンズがありますね。

花の撮影などには得にその本領を発揮するマクロレンズ。うっすい被写界深度とそのとろけるようなボケで、いつも見ている光景とはまったく違う風景を作り出すことができる素敵なレンズです。



実はマクロレンズを持っていない

そんな素敵なマクロレンズではありますが、実は僕saizouは今現在マクロレンズを所有しておりませんwww

おまえどんだけマクロ欲しいねんwww!!

APS-C用のレンズやサードパーティ製ならそんなに高すぎるレンズでもないし、こんだけぼやくならさっさと買ったら良さそうですよね。フルサイズに大三元買ってるくらいなら余裕で買えるんちゃうんかwww

などと、自分でも突っ込みどころ満載のつぶやきをブツブツとツイートしているんですが、実は今までかたくなにマクロレンズを買わなかったのはちょっと理由があったりします。まあ、たいした理由でもないので、お急ぎのかたは読み飛ばしちゃっていただければと思います。

広角から望遠レンズまで揃えた時にふと感じた喪失感

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED

僕は欲しいカメラやレンズのことを想像しているだけで、ご飯3杯はいけるくちなんです。

実際以前に禁煙に成功できたのは理由の8割くらいは、このレンズのことを考えていたお陰です。お金ないとレンズ買えないからね\(^o^)/

先日もD810にしようかD750にしようか死ぬほど迷っていたのですが、その迷っている期間中はもう多幸感に包まれ、saizou汁がブシャー状態でした。

D5100を初めて購入し、なにもわからないまま初めた一眼レフ。

最初に手にしたのはダブルズームレンズキットでした。標準、望遠の2本のズームの使い方に四苦八苦しながら少しづつ覚えていった写真。

初めて手にした単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」で一変に世界が広がります。今までイメージしていた、一眼レフカメラ独特のボケの表現に歓喜し、同時にレンズを増やすと新しい表現が可能になるんだ、ということに気づきます。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G 外観

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを買い増しし、50mmでは写しきれなかった広い世界も写すことができ、また興奮しながら写真を撮りすすめます。35mmが無ければ、ホタルの写真撮影で夜な夜な繰り出すほどにはハマらなかったと思います。

最後に手にしたのが「AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED」

広角レンズ独特のクセのあるパースとパンフォーカス。ただボカせばいいと思っていた僕でしたが、このレンズのお陰で絞る楽しさを教えてもらえた気がします。

そして、いよいよ残す所最後はマクロレンズ。

 

 

 

…そう、マクロレンズだけなんです。あと揃えるのは。

今まで新しいレンズを増やす度に広がっていた写真の世界。それはもう夢中でそのドアを開け続けました。

レンズのことを考えてれば、タバコを辞める辛さだって耐えられたし、次の休みにどんな写真を撮ろうかいっつもワクワクしていました。新しいレンズに出会うために、新しいレンズに出会うために。

じゃあ、その最後のレンズを揃えちゃったらどうなるの?(もちろん魚眼やティルトシフトレンズっていうのもあるんですが)

こんな写真を撮りたいっていう憧れが僕を動かしてくれる原動力だったのに、全部自分の手の届く範囲にそれらが収まっちゃったら、あと何に憧れていればいいの?

マクロレンズを買うことで満足してしまいそうで怖かった

安佐動物公園

くっだらねー、って思うかたもいらっしゃると思います。僕もくだらないなあと思います。

けど、強い憧れってほんとにすごく自分を引っ張ってくれるんです。僕の場合。

実際広角レンズを購入した時点でかなり満足しちゃったんです。

焦点距離10mmから300mmまで揃えてしまったということは、もうほとんどの被写体をカバーできるわけで、もうこれ以上このカメラで撮れる世界が広がらないんだと思うと、ちょっと冷めちゃった、カメラに。

昨日までその世界を想像するだけでご飯3杯いけてたのがこんなに冷めるもんなんだと、自分でもビックリしました。

それでも、まだマクロレンズが残ってて、そして、最初のツイート見てもらったら分かるとおり、僕けっこうマクロレンズ欲しいんです(笑)

いつか買いたいレンズとして残しておいた

というわけで、すっごいくだらない理由なんですが、こんなことがあって今までマクロレンズを購入せずにいたのです。ね、読み飛ばしとけばよかったデショ!

ただ、お陰で日々マクロレンズ、マクロレンズと唱えることで、なんとか写真への情熱も盛り返してきて、その後なんだかんだやっぱりカメラは楽しいのでレンズどうのこうのは置いといて、再びずっぽりハマることができたのです。

ただ、やっぱ以前の経験からなんとなくマクロレンズに手を出すこともなく今まで来てしまったのです。



あ、マクロレンズ買ってもいいのかな

蓮

好きだからこそあえて距離を置いていたマクロレンズ。なんだか、ラブコメみたいですけどレンズの話ですからね。

最近になってなんですが、ようやくマクロレンズ買ってもいいかな、と思うようになってきたんです。

なんでかっていうと、この間購入したD750のお陰でまたちょっと気づいたんです。僕。

レンズ1本1本でまったく写せる世界が違う

今まではAPS-C機であるD5100を使っていたのですが、フルサイズ機を使うようになって気づいたその違いは、レンズ1本1本に非常に強い個性があるんだなあ、ということ。

D5100だとセンサーサイズの影響なのかわからないのですが、案外同じような写真の写りになるんですよね。なんで大三元のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDをD5100につけても、なんか「ふ〜ん」って感じ。

しかし、例えばAF-S NIKKOR 50mm f/1.4GをD750につけると今までとはまったく違う世界が広がっていました。今までD5100で何枚も何千枚も撮ってきた50mm、このレンズの全てを分かっていたつもりでしたが、そのあまりの違いにぶったまげました。

センサーサイズがデカいので絞らないと周辺は減光するし、かといってそれがいい味になるし、絞りを1段開け閉めするだけでまったく違う絵になるし、まだまだこいつ、こんな可能性を持っているのか!って。

レンズはまだまだたくさんあるし、フィルムだってある、中判だってある

カメラを構えたダンボー

たかだかですよ。

たかだか、焦点距離の違うレンズを揃えただけで写真の全てを知ったかのようになっていたんですよ。

けど、D750と新たに出会うことで、それがあまりにもおこがましいことに気づきました。

大三元レンズの70-200mmや14-24mmなんかも、知識としてはものすごい評判が高く、ずば抜けた写りをする、というのは知っているのですが、たぶんこれらのレンズが叩き出す絵は僕の薄っぺらい知識をぶっ飛ばすような衝撃を与えてくれるんだろうと思います。

ナノクリスタルコートを施したf1.4の単焦点レンズ群はボケスキーな僕を満足させるだけでは飽き足らないくらいの感動を与えてくれるんだと思います。

Otus 55mmf1.4は作例だけでもしばらくうっとりと見続けていることができる魅惑的なレンズです。

同じ画角でもオールドレンズが描くごってりとしたクセのある絵は、まったく違う可能性を秘めています。

ハッセルやローライなどの中判フィルムカメラはまるで空気感まで写してくれるような気さえしてきます。

まだまだ僕の知らない素晴らしい写真の世界があることに気づいたんです。すごい!ご飯おかわり!!

マクロレンズ1本増えたって情熱はなくらならい

というわけで、そんな素晴らしい世界がまだあるのに、マクロレンズが1本増えたくらいで満足なんてできないじゃないか!と最近おもいはじめておる次第でありますwww

僕の頭に描いた防湿庫の中がパンパンになるまでは、それらのレンズたちを手にすることを夢見て、うっとりしながら作例を見る日々が続くことは間違いないです。

ああ、なんて素晴らしい世界なんだwww

まとめ

すっげえくだらない記事なんですが、悪い癖でまたこんなに長くなってしまいました。

まあ、自分のブログだし、いいよね!たまには。

長々書いてきましたが、要するにマクロレンズが欲しいと。いや、マクロレンズだけでなく、これからもたくさんのレンズやカメラが欲しいと、そう思うわけです。

写真への情熱が着実に増えるのはいいとして、反して貯金はなくなるいっぽうなんですがどうにかならないでしょうか。

あれ!?これなんか、変な扉開いちゃってる!?

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