Nikonの一眼レフカメラを比較する際に知っておきたい10のポイント

2016/08/07

D750にストラップを装着

全国1億3千万のNikonファンのみなさん。こんにちは。

一眼レフカメラ欲しいけど、なんだか小難しいし、いろんな機種があるからどれ選んだらいいかわかんないという声をよく聞きます。

なるほど、たしかにそうですね。

ということで、今日はNikonの一眼レフカメラを比較する際に知っておきたいポイントをいくつかお話したいと思いますよん。

Nikonの一眼レフカメラを比較する際に知っておきたい10のポイント

1.FXフォーマット・DXフォーマット

Nikonの一眼レフカメラにはFXフォーマットとDXフォーマットという2つのフォーマットがあります。

この2つなにが違うかというと、「センサー」の大きさが違うんです。センサーというのは写真の画質の良し悪しを左右する、カメラの心臓部。ざくっと説明するとこのセンサーがデカいほうがいい写りになります。

以前に、そのセンサーの大きさを比較してみたので、参考にしてみてください。

カメラのイメージセンサーのサイズ比較 | ログカメラ

センサーサイズ4

その時の図を突然持ってきているので、何故ダンボーの顔が出てきたか分からないかたもいると思いますが、気にせず続けたいと思います(╹◡╹)

この35mmフルサイズと書いてある赤い四角がFXフォーマットのカメラのセンサーの大きさ。APS-Cと書いてある青い四角がDXフォーマットのカメラのセンサーの大きさの比較図になります。今回は緑の中判デジタルとダンボーは無視しましょう。

ちなみに2016年8月現在、現行モデルとしてリリースされている機種では

FXフォーマット

  • D5
  • D810
  • Df
  • D750
  • D610

DXフォーマット

  • D500
  • D7200
  • D5500
  • D3300

このようになっています。

FXのほうが写りはいいのですが、その分値段もお高くなります。

ちょっと一眼レフカメラでも、と思ってカメラ屋さんを覗いた時に、初めてFXフォーマットのカメラの値段を見たときはいろんなものがちびるかと思いました。

たかだかカメラにこんなにお金かけるとか、こいつら◯◯に違いないなどと思っていたのになぜかいつのまにかそんなカメラが我が家にあるので人生って不思議なものです。

いよいよフルサイズ!D750を購入しました!! | ログカメラ

話がそれましたね。

今からカメラを始めようと思っているかたはなかなかFXフォーマットのカメラは手を出しにくいと思いますし、DXフォーマットのカメラも充分いい写真が撮れますので、ご予算に応じてカメラ選びをしていただければと思います。

もちろん、ありあまる財力を持て余しているかた、もうカメラしか残されていないんだという切羽詰まったかたなどは、ハナからFXフォーマットでもいいんじゃないでしょうか。

ここでちょっと注意したいことが一つ。

カメラにFX・DXとあるように、レンズにもそれぞれのフォーマットがあります。DXフォーマットのレンズには「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」のように製品名の中にしっかりとDXと明記されています。

このDXレンズはDXフォーマットに合わせて設計されているのでFXフォーマットのレンズでは使えないことがあります。逆にFXレンズであればDXフォーマットのレンズでも使うことができます。

DXレンズFXレンズ

この表の組み合わせを見てらえばなんとなく分かっていただけるでしょうか。

ちょっと小難しくなってきましたね。

まあ、今はFXフォーマットのカメラでもDXレンズ使えるようになってきているのでそんなに難しく考えなくてもいいかもしれません。詳しくはこのへんの記事を参考にしてみてください。

2.センサー

カメラとレンズの比較

カメラの仕組みは人間の目に置き換えると案外分かりやすいです。

さきほど、カメラの画質を左右するのはセンサーと言いましたが、センサーは人間の目でいうと網膜の部分にあたります。瞳の部分がレンズですな。

レンズを通して入ってきた光が網膜に写されるのです。

このセンサーなんですが、その優劣を比較する場合、よく耳にするのが画素数ですね。しかし、ちょっと注意が必要なのが高画素=高画質ではないということ。

さっきも書いたんですが、センサーがデカいほうが基本画質がよくなります。

プロが使っているような何十万円もするカメラと、エントリーモデルの画素数が同じ、なんてこともよくあります。ただ、中に入っているセンサーの質はぜんぜん違うのですね。

そのカメラにどんなセンサーを使っているかっていうのは具体的にNikonのHPでは見ることができませんがDxOMARKというサイトで各カメラのセンサーを評価し数値化しています。

DxOMark by DxO Labs - DxOMark

あと、高画素機になるほど高感度性能が下がっていきます。これは同じセンサーの大きさの中で1画素あたりが光を受ける面積が狭くなることが原因です。

なので高画素を謳っているカメラは、比較的、高感度性能に劣ることがあります。

ちょっとここまで書いてきてかなりわかりにくい感じが漂ってきているのですが、大丈夫でしょうか。

とりあえず、覚えておきたいのは。

  • センサーはデカいほうがいい。
  • 高画素機は緻密な解像感がある
  • 高画素機は比較的、高感度に弱い

こんなとこでしょうか。

NikonのFXフォーマットの機種ではセンサーによる違いがけっこうあるんですが、DXフォーマットはそこまで気にするほどの違いはないかもですね。

3.画像処理エンジン

画像処理エンジン

カメラは人の目で考えるとわかりやすいんですが、この画像処理エンジンは人間の脳みその部分にあたります。画像が若干グロい気がしないでもないのですが、このまま続けたいと思います(;´Д`)

先ほど目(レンズ)から取り入れたれた光は網膜(センサー)へ写されました。

網膜(センサー)に写された光は電気信号に変えられ脳(画像処理エンジン)へと伝わっていきます。

目でみた光景は脳によって、注視したり、いらない情報を省いたり、自分が見たいものを意識せずに見せてくれますよね。

それと同じように画像処理エンジンはレンズからセンサーに取り込まれた光の情報を一枚一枚ディテール豊かな高精細な画像に仕上げてくれます。

Nikonに搭載されている画像処理エンジンは「EXPEED(エクスピード)」といいます。EXPEEDの後の数字が大きくなるにしたがって最新の画像処理エンジンとなります。

画像処理エンジンは、データ処理のスピード、色再現性、ノイズ低減性能などなどまさしく人間の脳のように画像処理のキモを担っています。

そしてこの画像処理エンジンはできるだけ最新のもののほうが性能がいいので、以前に出たフラッグシップ機より最新の入門機のほうが性能がいいという、いわゆる「下克上」が起きやすい部分ともいえます。

4.AFセンサーと測距点(フォーカスポイント)

AFエリア

この測距点(フォーカスポイント)が多いほど、ファインダー内のいろんなところでピントを合わせることができます。また、ピントを合わせていた被写体が動いても近くの測距点が追随してピントを合わせてくれるためいわゆる「動体に強い」カメラになります。

その性能も、基本的に測距点が多いほど良くなっていきます。

とはいえ、風景など静物がメインのかたにとっては39点や11点でもそう気にしなくてもいいかもしれません。僕のD5100なんかも11点なのですが、風景を撮るぶんにはそんなに不都合を感じたことはありません。

5.連写性能

Nikonの一眼レフカメラの連写動画をまとめてみた | ログカメラ

 

 

以前にいちどNikonの一眼レフカメラの連写動画をまとめた記事を書いてますのでこちらも参考までに。

羽ばたく鳥や疾走する車など、一瞬のシャッターチャンスを狙うような被写体に対してはたくさん連写して、ベストな瞬間を逃さないようにしたいものです。

連写性能に関してはフラッグシップ機が圧倒的なスピードを誇っています。それに続くように、フォーカスポイントがたくさんある動体に強いカメラは連写性能が高いですね。

この連写性能も、自分のメインの被写体が静物なら無用の長物だったりします。風景メインなら無理して連写性能の高いものを選ばなくても、1枚1枚しっかりとシャッターを切る機種をえらんでも差し支えないでしょう。

6.ファインダー形式と視野率

ペンタプリズム

ファインダーを覗いた時の見え方を左右するのがファインダー形式。

Nikonではペンタプリズムとペンタミラーというものが採用されています。

ペンタプリズムは五角形のプリズム(ガラスの多面体)。レンズを通って一眼レフカメラ内部のミラーに反射した光がこのペンタプリズムを通ることで、ファインダーを覗いた時にきれいな像として見ることができます。

ペンタミラーは、やってることはペンタプリズムと同じですが、プリズムのかわりに鏡でできたものになります。プリズムと比較して安価・軽量化することができますがファインダー像が暗く小さくなることがデメリット。

フルサイズ機などはほとんどがペンタプリズムですが、安価なエントリー機ではペンタミラーを採用している機種が多いです。

ペンタミラーの機種でのマニュアルフォーカスでのピント合わせは、ピントの山が掴みにくく、あてにならないことが多い気がします。

ペンタプリズムを採用していると一言でいっても、機種によってその見え方が違うのでいろいろ見比べてみるのも面白いです。レンズによってもその明瞭感が変わってきます。すっきりと見えるファインダーは幸せになります。

また、エントリー機では写真に写る範囲とファインダーに写る範囲に誤差がある場合があります。

これを視野率といい、D5500やD3300では「視野率95%」となっています。

ファインダーを覗いた構図は完璧だったのに、写した写真にはいらないものが入るといった場合があったりするので注意が必要です。

7.防塵・防滴

鳥取砂丘に埋まるダンボーと風紋

カメラの中には接合部にシーリングを施し、高い気密性をそなえた機種があります。こういったカメラを防塵・防滴性能があるといいます。

カメラは屋外で使用する機会も多く、悪天候だったり砂浜のように砂埃が舞い上がっているような場所だったりとそのフィールドは様々です。

こういった悪条件下であっても防塵・防滴性能の高いカメラであれば信頼して使うことができますね

あくまで防水ではないので、水の中に水没させても大丈夫、とはいきませんのでご注意を。

Nikonのカメラでは現行のフルサイズ機は全て、APS-C機ではD7100のみが防塵・防滴仕様になっています。どれくらいの精度かは各カメラのHPをごらんになってみてください。

ちなみに、この防塵・防滴って同じ環境で使うレンズにも求められるのですが、実はレンズ自体には公式に防塵・防滴と書いてあるものないような気がするんですが、このへんは自己責任ということなんでしょうかねえ(_ _;)

8.液晶部分の可動性

D750のチルト式液晶モニター

Nikonのカメラの機種の中には液晶部分が可動するものがあります。

D750・D500・D5500をはじめとするD5000系です。

この液晶部分が動くととても便利で、ローアングルやハイアングル、はては自撮りなどにも使えます。僕の持っているのはD750とD5100なので図らずも液晶可動タッグになってます。

この2機種、実はその液晶の可動範囲がちょっと違いまして

  • D750/D500・・・上向きにに90度、下向きに75度開くことができるチルト式液晶モニター。横向きには動かない。
  • D5500・・・左右180度、上180度、下90度に回転するバリアングル液晶。様々な角度から液晶を見ることが可能。

このようになっています。

液晶が可動すると言うと、ハイアングルやローアングルでの撮影のことを想像することが多いのですが、実は三脚使用時なんかもけっこう便利だったりします。

三脚使用時にはライブビューでピントを合わせることも多いですし、三脚の高さによっては中腰の姿勢になってしまうことも。そんな時、液晶部分が可動すれば無理な姿勢をすることなく撮影することができます。

9.大きさ・重さ

D750本体

一眼レフカメラというと、やっぱり大きくて重いものです。レンズの重量を加えると何kgもするような組み合わせもあります。

いざ念願のフルサイズ機を購入したものの、重くてかさばってなかなか持ち出す機会がない、なんて話もよく聞きます。カメラは使ってなんぼですしね。

以前は全体にマグネシウム合金を使っていたのですが、D750などは外装が骨格をかねる「モノコック構造」と新素材の炭素繊維複合素材を採用することにより軽量・小型化を実現。

またAPS-C機などはセンサーサイズも小さい分、小型化が可能。最新のD5500などはさきほどのD750の技術を流用することでかなり小さく作られています。

10.Wi-Fi

Wi Fi

無ければ無くても問題ないのですが、あったらやっぱり便利なのがWi-Fi。

撮った写真をすぐにスマホやタブレットに送信することができます。カメラの液晶ではキレイに写っているように見えても家に帰ってPCにつないでみたらボツだった、という経験はよくするものです。iPadなどがあれば、そういった確認も現地でできるので便利ですね。iPad欲しいです。

また、SNSへもそこからすぐに投稿できるのも便利。

Wi-Fiとアプリを利用してリモート撮影などもできます。

現在、NikonのカメラのWi-FiモデルはD750とD5500。

スマホとこのWi-Fi搭載モデルがあればそのままWi-Fi接続できます。僕はてっきりモバイルルーターみたいなのが必要だと勘違いしてました(;´Д`)

まとめ

初めて一眼レフカメラを買おうと思っている人がこの記事見てもよけい混乱するんじゃないだろうかと、書いてる途中に思っていたのですがいかがでしょうか。

まあ、少しでも、ニュアンスだけでも伝わっていれば幸いです、あ、ちょっと待って、途中でブラウザそっ閉じしないでΣ(´∀`;)

カメラはいろいろ迷っているうちが一番楽しいですしね、これからたくさんの時間付き合っていくものです、じっくり選んでください。

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