本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

3泊4日で台湾に行ってきた!3日目「天燈の街!十份!・幻想的なレトロタウン九份の絶景!!」

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九份 阿妹茶樓

台湾もいよいよ3日目。

今までは台北市内でしたが、今日は電車に乗ってちょっと足を伸ばしてみます。天燈上げで有名な「十份」、レトロな町並み、提灯の明かりが素敵な「九份」にいきます!

1日目・2日目はこちらから(╹◡╹)



台湾3日目!

先日火鍋を食べた時の唐辛子にだいぶグロッキーにされてしまい、この日の朝食は少なめで(;´Д`)

台湾 ホテルの朝食

スクランブルエッグ・焼きそば・菜っ葉の炒めもの・豚肉とピーマンの炒めもの。

豚肉とピーマンの炒めものの中にまたもや唐辛子がいたので、前夜のトラウマを思い出しビクビクしながらご飯をよそいますw

台湾の路地

ずっと雨の続く台湾ですが、昨日に比べると若干ましな感じです。それでも時折小雨がぱらつきます。



天燈上げの街・十份へ!

唐辛子のおかげで胃がシクシクしているのですが、いつまでもホテルにいてももったいないので出かけます。

この日は台北郊外の街を巡ります。提灯の明かりが幻想的な「九份」、天燈上げの街「十份」。

台北からは九份のほうが近いのですが、九份には夜に行きたいなーと思ったのでまず午前中は九份を通りすぎてその先の十份に行くことにします。

台北市内の移動はMRTがあるので楽チンでしたが、十份はローカル線「平渓線」の電車に乗っていくことになります。

台北駅

まずははMRTで台北駅まで行って台灣北回り線に乗り換え。こちらが台北駅なんですが、デカくてかっこいいです。台湾は予想以上に都会だった。

台湾 台北 鳥人

ちなみに台北駅にはこんな怪しいオブジェがおいてありますww「夢有 Daydream」というそうです。現代美術らしいですが、非常にインパクトがありましたw

十份への行き方

台灣北回り線

MRTはすごくわかりやすかったんですが、台湾の鉄道の乗り方にちょっとつまずいたので行き方を書いておきます。

まず、台湾には台湾高速鐵路(たいわんこうそくてつろ)という日本の新幹線のような乗り物と、台灣鉄路(たいわんてつろ)という普通の電車があります。

十份方面には台湾高速鐵路は走っていないので在来線で行くことになります。んで、切符売り場で十份の切符を探すんですが、ここで躓いた。どこにも十份って書いてないんですね(;´Д`)

それもそのはず、十份のある平渓線は台北からでている台灣北回り線で瑞芳とういう駅まで行き、そこから乗り換えになるんです。

まとめると

  1. 台北駅で「瑞芳」までの切符を買い、台灣北回り線に乗車
  2. 「瑞芳」で下車、「十份」までの切符を購入
  3. 平渓線に乗り換え「十份」までGO!

と、こんな感じになります。ちなみに「悠遊卡」を作っておくと、わざわざあちこちで切符を買わなくても、乗車駅と下車駅で改札にタッチするだけですむので、ぜひとも作っておいたほうがいいです。

駅は漢字ばっかりなので、どうしたらいいのかだいぶ迷ったんですが、思い切って駅員さんに聞いてみます!

僕「エクスキューズミー!」

駅員さん「はい、どうされました?」

……ばり日本語通じるやん(;´Д`)

台湾は英語や日本語使えない人はもちろんいるんですが、台北駅やそのほかいろんなところで、案外日本語できる人がたくさんいらっしゃいます。

僕みたいな片言の英語で話しかけるより、思い切って日本語で聞いてみたほうが案外通じた!っていうこともけっこうありました。

というわけで、日本語堪能な駅員さんに切符を買うのをお手伝いしていただき、無事に電車に乗り込むことができました。

台灣北回り線

これが台灣北回り線の通過駅。あ、平渓という字がありますね!ここで良さそうです。台東のほうまで行くみたいですね。

ガタゴトと電車に揺られ、平渓駅に到着。ここでもちょっと躓いたんですが、平渓駅からの乗り換えで十份までの切符を買うには一度駅の外にある切符の自動販売機で買う必要がありました。どこで買ったらいいかわからず焦った。

ここでも日本語で聞いてみたんですが、今回は日本語は通じず。とはいえ、渾身のボディランゲージで意志の疎通がはかれました。やっぱあれだよ、言葉じゃないよ、ハートだよ。

平渓線車内

車内はこんな感じ。台北はとても都会でしたが、だんだんと風光明媚な光景が広がってきます。

十份に到着!

十份駅

というわけでやってきました十份!ぞろぞろとみんな降りていきます。

十份線路

十份の街はこんな感じで線路の真横にいろんなお店が並んでいます。そんなにたくさん電車が走っていないので、たまにやってきたらささーっと移動します。

十份 天燈

これが天燈(ランタン)です。

願いごとを書いた天燈を空に飛ばし、まっすぐに飛んで行くと願いごとが叶うと言われているようです。

カラフルな色の天燈が並んでいますがそれぞれの色に意味があり

  • 赤ー健康や総合的な
  • 黄色ー金運
  • 藍色ー仕事運
  • 紫ー勉学
  • 桃色ー恋愛運

などとなっています。

自分の願いにあわせて天燈を選びましょう。

十份 天燈に願いごとを書く

こんな感じで炭で願いごとを書いていきます。

十份 天燈をあげる

願いごとを書いたら、いよいよ天燈を空にあげます。

天燈をあげている様子

いろんな所で色とりどりの天燈が上げられていきます。願いごとが叶うといいですね。

十份の食堂

お腹がすいたのでご飯にします。十份駅からすぐのこのお店が激混みだったので入ってみます。

牛肉麺

完全にローカルな食堂で、写真付きのメニューなどもなくとりあえず漢字の雰囲気で頼んでみました。

牛肉麺なんですが、これが4日間の台湾のご飯の中で一番おいしかった!牛肉にもしっかり味がついているし、出汁の味もおいしい!漢字が読めなくてこれしか頼まなかったのですが、もっといろいろチャレンジしてみてもよかったなぁと思うくらいおいしかったです。

台湾は外食文化が浸透しており、ほとんどの人が外食します。そんな台湾でおいしい所を探すポイントを一個見つけました!

それが、「めちゃくちゃ混み合っている所に行く」ということ。

台湾っ子は日々外食しているだけあってどこがおいしいか知り尽くしています。なので、マズイ食堂はかわいそうなくらい人がいないし、流行っているところは流れが途絶えないくらいたくさんの人が入っています。

ガイドブックを見て、グルメを楽しむのもおもしろいですが、街の中の活気のある場所にふらっと立ち寄るのもオススメです。4日間この方法で、ハズレ無しでした♪



喧騒と幻想の入り混じった街「九份」へ!

さて、次はいよいよ「九份」へと行きます!

公式では否定されていますが千と千尋の神隠しの1シーンを思い出すような独特の街並みを持つこの九份、僕が今回の旅でぜひとも訪れたかった場所です。俄然テンションも上がります。

九份への行き方

九份へは高速バスか、鉄道+バスで行くことになります。そんなんメンドクセーっていう人は乗り合いでタクシーに乗るという手もあります。

高速バス

MRTの忠孝復興駅1番出口からすぐ近くのバス停から基隆汽車客運・金瓜石行き(路線番号1062)のバスに乗ります。所要時間は1時間30分くらい。バスなら乗ってしまえば乗り換えなしです。バスの運賃100元。バスも悠遊卡が使えるのでこれを利用するのがオススメです。

「九份」→「九份老街」の順に停留所がありますが九份は坂の下、九份老街は坂の上に位置しています。なので九份老街のほうが下りで町を見て回れるので楽チンです。

鉄道→バス

十份に行く時に乗った台灣北回り線に乗り瑞芳駅で下ります。十份への平渓線の乗り換え駅もここでしたね。

台北駅から台灣北回り線に乗車、瑞芳駅で下車。運賃は75元、所要時間は約40分です。

瑞芳駅で降りると駅前すぐにバスターミナルあるんですが、どうもこれ違うっぽい。

九份への行き方への看板

駅前にこんな看板がありました。駅を出て道を渡り左にしばらく歩いた場所、警察署の隣が九份行きのバス停です。ここのバス停から乗り込むことになります。こちらからのバスは運賃15元。バスは基本お釣りがでないので小銭を用意しておきましょう。小銭をぶちまけたくなければ(ぶちまけた)やっぱり悠遊卡がオススメです。

所要時間は約15分、降りる時は高速バスと一緒です。

九份への行き方はけっこう分かりにくいです。また、帰りも非常に混み合い、バスに乗るのに1時間待ちとかもありえます。九份だけのツアーなんかもあり、そんなに費用もかからないのでそういったのを利用するのもおすすめです。

いよいよ九份へ!

僕は十份から九份へと移動したので、平渓線を逆に戻り、瑞芳で下車、そこからバスにて九份へと向かいました。激混みのバスの車内、座ることができずけっこうな人数立っていたのですが、九份までの曲がりくねった道をバスの運ちゃんが飛ばす飛ばすwww

掴む場所もほとんどなかったので何度か吹っ飛びそうになりながら、ようやく九份へと到着しました。

九份の路地

九份は狭い路地にたくさんのお店が連なっています。そこにたくさんの観光客が訪れるのでものすごい人口密度!士林夜市もそうでしたが、この喧騒がたまりませんね。

九份お面屋

九份 赤い提灯

九份

千と千尋の神隠しに似てるとよく言われるのですが、この天井の低い感じや路地の細い感じ、たくさんの人とどこかアングラな、でも活気のある雰囲気って、スワロウテイルの雰囲気ともよく似てるなーと思いました。あっちは九龍城がモデルらしいですけどね。



九份茶坊で台湾茶をいただく!

九份茶坊

ここまでずっと歩きっぱなしだったのでちょっと休憩することにします。2kgのカメラが肩に食い込んでチギレそうです。

九份茶坊という台湾茶を出すお店があったのですが、この店内がまた非常にフォトジェニックでいい雰囲気だったので突撃します。

九份茶坊店内

九份茶坊 店内

囲炉裏にくべられたヤカンがとてもかわいらしいです。

九份茶坊店内

緑もたくさんありとてもくつろげる空間。

九份茶坊 茶器

店内では茶器やお茶などの販売もしています。奥のほうに部屋があるのですが、そこはお茶を飲む人だけが入れます。というわけで、こちらでお茶をいただくことにしました。

台湾茶をいただきます

台湾茶坊 薬缶

席にすわるとこんな感じでヤカンが置いてありお湯が沸いています。囲炉裏には炭がくべられ、火が消えないようつねに炭を補充されています。

九份茶坊茶器

続いて茶器が運ばれてきます。これらもひとつひとつが洗練されたデザインでとても素敵です。

台湾茶坊 台湾茶

ちなみにこちらの台湾茶坊さん、日本語堪能な店員さんばかりでして、初めての台湾茶ですが流暢な日本語でその淹れ方を教えていただけます。

お茶をいれてすぐは、茶葉の香りが楽しめます。そして、茶葉が開いてくるにしたがってお茶じたいの味が出てきます。少しづつ変わっていく味を楽しみましょう。

お値段は席料が100元、お茶が400元〜、お茶うけが100元です。お茶っ葉は多めに出てくるので、あまった茶葉は持って帰ることができます。また、お湯は減ったら次々足してくれるので、飲もうと思ったら延々とお茶を飲んでいられます。僕はお茶すきなので延々と飲んでいました。

また、店内専用のWi-Fiもあります。僕はTaipei Freeしか登録してなかったんですが、九份では繋がらないんですよね。ですのでここのWi-Fiは非常にありがたかったです。店員さんにお願いしたらパスワードいれてくれました。

そして、九份に夜が訪れる

九份の夜

台湾茶をさんざんおかわりしていると、九份の日が暮れてきました。さあ、こっからが本番ですよおまいら。

昼の九份もすごく素敵なのですが、この夜の九份はさらに雰囲気があり非常に幻想的です。

九份 提灯

九份 提灯

九份提灯

昼間と同じ道を歩いてると思えないくらい雰囲気が変わります。

台湾 クロネコヤマト

台湾のクロネコヤマトはけっこう無茶をする。

九份おもちゃ屋

九份階段

台湾軽トラ

台湾の軽トラもけっこう無茶をする。一通なのかな?

九份 犬

九份提灯

阿妹茶樓の夜景!

九份 阿妹茶樓

九份には阿妹茶樓というお茶屋さんがあるのですが、ここの夜景が素晴らしいです。連なった提灯、活気のある店内、幻想的な雰囲気。間違いなく夜の九份を代表する建物だと思います。

九份 阿妹茶樓

この阿妹茶樓の前では観光客がたくさん写真を撮っているのですが、そのちょっと上にある海悦楼茶坊というお店からは阿妹茶樓を見下ろすことができます。

混雑した場所で人のどくのを待つよりはこちらでお茶でもいただきながら景色を楽しむのもおすすめだと思います。

九份 阿妹茶樓

この阿妹茶樓をHDRで撮るのが今回の旅の目的でした。わりと雰囲気が出たのですごく嬉しいです。

ちなみに台湾だけでもお金かかっているのに、このためにHDR合成ソフトを購入したのでsaizouのHPは0です。

HDR合成は3枚の露出の違う写真を同じ構図で撮る必要がるので、基本三脚は必須になるのですが、これらの写真は全て手持ちで撮りました。

D750が高感度に強いお陰で手持ちでも充分シャッタースピードを稼ぐことができますし、連写もけっこう早いので見事にHDRの素材を撮ることができました。

また、その導入したHDR合成ソフト「Photomatix」は手持ちで撮影した写真のブレた部分を検知してブレを補正してくれるというすごい性能があるので思った以上にキレイに合成することができました。

九份じたいかなり人が多いのですが、特にこの近辺は人がごったがえしているので三脚などは立てないほうがいいと思います。

九份の帰りは大混雑

九份帰り

思う存分九份の夜の写真を撮っていたらあっという間に19時30分。

来た道を振り返ると、今までいた人はどこにいったんだというくらい誰もいなくなります。そう、九份の夜はけっこう早いのです。実際、お店によっては日が沈む前に店じまいをはじめるところもあります。なんか、不夜城みたいなイメージだったので意外でした。

九份の犬

九份の犬に案内されながら、人のいない道を戻りバス停を目指します。帰りのバスに乗るバス停は最初に降りた場所より少し坂の上に上がった場所にありました。

バス停にはすでに長蛇の列が。たくさん帰りのバスを待っている人はいるのですが、なかなかバスは来ません。どうやらこの時間帯になると30分に1本くらいのペースみたいです。

バスを待っているとタクシーの運ちゃんがしきりに相乗りを誘ってきます。4人相乗りで台北駅まで一人250元だよーって大きな声で言ってきます。

実際ここから台北駅までは高速バスで100元で帰れるので、タクシーはだいぶ割高な気もします。しかし、高速バスなので座席数の乗客しか乗ることができません。実際、僕が待っている時は最初に来た時は定員オーバーで、さらにもう1本(つまり1時間くらい)待つことになりました。

さっさとタクシーひろって、台北までは高いにしろ、瑞芳駅くらいまで乗せてもらって電車で帰るのも手かなあと思いました。瑞芳駅から台北行きの電車ならけっこう遅い時間まで運行していますし。



台湾式の居酒屋 熱沙(ローチャオ)のお店「鮮定味生猛海鮮」で夕食!

鮮定味

台湾は島国なんで、実は案外新鮮な海鮮が豊富だったりします。

そんな海鮮メニューが豊富な台湾式の居酒屋を「熱沙(ローチャオ)」と呼びます。僕の宿泊しているそばにあった「鮮定味生猛海鮮 中山店」ここもめっちゃくちゃ人がたくさんいて賑わっていたので、おいしいに違いない!と突撃してみます。

熱沙での注文のしかたは、食材を選び、それを好きなように調理してもらうといった感じなんです。店頭には水揚げされたばかりの海鮮が並んでいるのでそれを選ぶことも。

とはいえ、まったく言葉がわからないのでマゴマゴしていると、ここでも日本語ができる定員さんが話しかけてくれました。優しいぜ台湾!

肉と魚と焼きそばをオススメでお願いしました。

熱沙 鮮定味 肉料理

まず出てきたのは菜っ葉と牛肉の炒めもの。ビールにとってもあいますな。

鮮定味 焼きそば

焼きそばがでてきました。塩味なんですね。これもおいしい。

鮮定味 魚

最後に出てきたのが魚料理!デカい!

僕は魚料理って日本がいちばんおいしいと思ってました。台湾で海鮮料理ねえ…なんて思っていたんですが、いやいやいや。

やっぱり旅していろんな経験してみるもんですね。この魚料理めっちゃおいしかった。日本とはまた違った味付けですがこれはこれでホントいける!

鮮定味 魚料理

器の下に着火剤があるので煮詰めながらいただきます。タレを絡めると非常にウマい。

鮮定味 ビール

そらビールも進んでしまいますわな。

大満足の夕食となりました。

まとめ

この日は念願の九份に行けて大満足でした。

雨の多い台湾ですが、その中でもさらに九份は雨が多いそうです。しかし、その雨模様も街の雰囲気にマッチしていてすごくよかったです。

台湾茶もおいしかったし、ご飯もどこで食べても大満足。ビール飲みっぱでした。

さて明日はいよいよ最終日!最後の最後まで台湾を楽しみたいところですが、天気予報を見ると待ちに待った晴れマーク!こりゃあ楽しみやでえ!

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