トヨタはいいよな、円安で儲かってるみたいで。利益2兆円だって。

2014/08/16

トヨタ2兆4000億の利益

得意先と世間話をしていると、最近こんな言葉をよく聞く。

2014年3月期の連結営業利益が6年ぶりに最高益を更新し、2兆4000億になるそうだ。

参考:トヨタ、6年ぶり最高益更新へ 14年3月期 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

なるほど、たしかに景気のいい話だなあと思う。

そうしていつも最後には、お客さんがこない、仕入れ値があがった、景気が悪いなどなど、いかに自分らの商売が苦戦しているかを切々と聞かされる。僕は適当にそうですね、大変ですねと相槌をうつのだけど、ホントにそうか?と思うわけだ。

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TOYOTAが儲かっているのは為替がいいからなのか?

ちょっと気になったもんだから、少し調べてみた。ここ最近の円安傾向はニュースで騒がれているとおり、誰しもがご存知だと思う。今日2014年2月6日現在1ドル約101円で取引されている。しかし、この円安の状況はここ1〜2年くらいの話しである。2011年の頃にはとんでもない円高で、1ドル70円台っていうのがザラだった。

じゃあ、その頃のTOYOTAは景気が悪かったのか?過去6年間のトヨタの営業利益は以下のとおりだ。

  • 2008年   2兆2270億円
  • 2009年   ▲4610億円
  • 2010年    1470億円
  • 2011年    4680億円
  • 2012年    3560億円
  • 2013年   1兆3210億円

確かに2013年ころ、円安に傾いて行く頃から業績を回復しはじめ今回の2兆4000億円と比べると儲かっていないように思える。

しかし、こと為替だけで判断した場合、2011年トヨタは4680億円もの黒字をだしているのだ。海外での販売が多いトヨタにとって1ドル70円台というのは相当に苦しかったであろうというのは想像に難くない。

だがそれでもしっかりと利益を出している、ということはトヨタは為替がどうブレようが収益性を出せる構造を作っているということだ。

逆境に負けない企業づくり

逆境に負けない

photo credit: Andy Houghton via photopin cc

言い訳は言い出したらきりがない。環境のせいにすれば赤字を出したことに納得してくれるだろうか?状況が悪いから仕方がない?

ここ数年の為替の推移と、トヨタの業績を見ていると彼らはそんな逆境に負けない企業づくりをしてきたのだと感じられる。どんなに苦境に立たされようが知恵をふりしぼり、力のかぎり営業活動を続けてきたのだろう。言い訳のひとつ言わないでやってきたはずだ。

今回、2兆円以上もの営業利益を出せたのはそういった前提があり、なおかつ少し彼らにとっていい風がふいた結果なのだろう。なのにどいつもこいつもトヨタが円安で棚ボタ的に利益が出てるみたいなことを言うわけだ。自分らの商売に対しての真摯さを棚の上に上げて。

環境の悪さを言い訳にしないこと

いろんな要因があって商売がうまくいかないことは理解できる。僕の業界も御多分にもれずいろんな環境の変化で景気がいいとはとても言えない。タイトルのような言葉を漏らす気持ちもよくわかる。

しかし、その環境の悪さを言い訳にして、なにも手をうたない人が多すぎる。現状の直面している問題をひとつひとつ解決していくのが仕事だろう。お客さんが来ないなら、チラシでも配ってあるけばいいし、仕入れが上がったのなら価格以外に訴求できる販売方法を考えればいい、景気が悪いのはどこも一緒ですよ。

まとめ

というわけでなんだか最後愚痴っぽくなってきたのでここらでまとめようと思いますが、トヨタの今回の結果はほんとスゴイですよね。

どんなに環境の悪い中でもきっちり業績を上げる企業努力はほんとうに見習いたいものです。

真面目な話しすぎてつかれた 

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