この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
三脚を選んでいると最終的に行きつく、最高峰のもののひとつがGitzo(ジッツオ)
たくさんのシリーズがありますが、その中でも最も安定性のあるのが今回ご紹介する「システマティック5型6段ジャイアント(GT5562GTS)」です。
目次 非表示
最強のGitzo
この5型6段なんですが、なんと耐荷重は40kg!!
耐荷重だけで三脚の性能は図れませんが、40kgの機材なんてどうやって載せるんだというレベルです。僕が他にも持っているGitzoの1型トラベラーが耐荷重10kgなので4倍の性能。10kgっていうのも充分すごいんですけどね。
海外旅行にも最適!Gitzoのトラベル三脚「GT1545T」 – ログカメラ
外観
トラベラー三脚であるGT1545Tと並べて置いてみましょう。遠近感が狂うw
GT1545GTがコンパクトに収納できるのに対して、GT5562GTSは収納?なにそれ??って感じですねwww
ちょっと立ててみましょう。かなりがっしりしているのがわかりますか?
足の直径は41.2cmとかなりの太さ。
さらに足を2段伸ばしてみます。
三脚っていうのは足をいつもは収納しています。なので、段数の多い三脚は伸ばしきってしまうと、結局一番先のほうは細くなってしまうんですよね。
このGT5562GTSは2段伸ばした時点ですでにアイレベルを越えてきます。つまり、通常の使用では足の太い部分だけを使用することができるのです。もちろん、もっと縮めればさらに安定性は増します。
全伸高
Gitzoの三脚のなかには、通常よりも高さが出るようなものにロングやエクストラロングという名称がついています。このジャイアントはさらにそれよりも高くすることができるモデル。
足は6段で構成されているのでぐんぐん伸びます。ちょっとどれくらい伸びるのか気になりますよね。とりあえず、家の中では伸ばしきれなかったので外に出ましょう。
比較してみるために、Gitzoの2型と1型を並べてみました。左が2型、右が1型。けっこう大きいですよね。
それでは、5型6段を並べてみましょう。
草生えるwwwwww
僕もね、ここまで大きいと思わなくて、初めて全部足伸ばした時はくそウケましたwww
全伸高は277cm。あまりにもデカすぎるので、蛍光灯を変える時に使うような脚立に乗らないとカメラの操作もできませんw
ちょっと俯瞰で撮りたい時はもちろん、人混みが多いような場所で、それらを超えて撮影することが可能。有名撮影スポットで三脚がズラッと並んでいても大丈夫。カメラマンの頭の上から撮ったらいいんですwww
バツグンの安定性
今回、5型6段を購入した最大の目的は、先日入手した赤道儀のためでした。
赤道儀(SWAT-350)で天の川を撮ってきた – ログカメラ
このSWAT-350はアルミ製で、2.4kgもあります。さらに極軸微動雲台や雲台カメラを載せ得ると5kgくらいの重量に。耐荷重だけ見れば今持っている三脚でもいける計算なんですが、ご覧のとおり赤道儀というのはかなりバランスの悪いセッティングを余儀なくされます。
2型に乗せていたんですが、やはりトップヘビーな感は否めず、転倒の不安もあります。また、赤道儀は地球の自転に合わせて動くので、足のぶれないしっかりしたものが欲しかった。
本来は赤道儀用の三脚がいいのでしょうが、普通の撮影にも使いたく、5型を選びました。
また、Gitzoの三脚は型番ごとにおおよその焦点距離が設定されています。2型なら200mm、3型なら300mm、のように。のちのち超望遠での撮影をするようなことがあっても、5型ならしっかり対応が可能です。実際、鳥の撮影なんかは5型を使われているかたが多いですね。
シチュエーションで変更可能な石突き
石突きの部分はゴム製ですが、このゴムの部分をはずすとこんなふうにスパイクが出てきます。岩やアスファルトなどの場所ではゴム製だと滑ってしまうことがありますが、スパイクならしっかりと支えてくれます。
また、雪用の石突きも同梱されており、重みで沈まないようにもできます。
拡張性バツグンのシステマティック
Gitzoにはトラベラーやマウンテニアなど、いろんなタイプがあるんですがこのGT5562GTSはシステマティックという種類。
このシステマティックというのは三脚の中央に大きな穴が開いており、ここにいろんなアクセサリを装備することでいろんな機能を拡張することができます。
この真ん中の部分。
通常は雲台が付けられるアッパープレートが装着されています。ちなみに、システマティックには足自体に水準器が付いているので非常に便利。赤道儀やパノラマ撮影など足で水平とらないといけない撮影はけっこうあります。
ここについている部分でネジを緩めることができます。普段はネジで万力のようにアッパープレートを固定しています。
裏側には誤作動防止のセーフティロックが付いているので、ここを押してやるとアッパープレートがキレイに外せます。
アッパープレートを外した状態。
ここにセンターポールやレベリングベース、システマティック雲台などさまざまなものを装着できるようになります。ザハトラーなんかもこれが開いてないと取り付けられませんよね。
デメリットは重いこと
この5型6段ジャイアント、安定性バツグン、高く伸ばせる、拡張性バツグンといいとこだらけなんですが、唯一のデメリットは重いこと。
カーボン製にも関わらず、重量はなんと3.6kg!カメラと雲台つけたら5kg越え(;´Д`)。なので、ついつい足を使っての構図作りを疎かにしてしまいます。このへんは車から撮影地までの距離、初めてで構図をどういう構図を作るか探す時など、適宜マウンテニアと使い分けていこうと思っています。
とはいえ、この重いというデメリットは裏を返せばしっかりしているというメリットにもなります。三脚はどうしても動いてしまうものなので、自重で支えられるのはほんと頼りがいがあります。
まとめ
1型トラベラー、2型マウンテニア、5型システマティックジャイアント、というのは自分の中で理想的な三脚のシステムだと考えていたのですが、ようやく実現できました。
もうこれで必要な三脚は揃ったので、三脚マニヤな僕としては、あとは戦国武将が茶器を集める感覚で三脚を集めたいなと思っています(笑)Really Right Stuffやハスキーが気になっています。
これ1本あれば、今後どんなシチュエーションの撮影地であろうと対応できるのですごく心強いです。
ということで、Gitzoのシステマティック5型6段ジャイアント(GT5562GTS)のご紹介でした^^
[amazonjs asin=”B007BYHTW0″ locale=”JP” title=”GITZO 三脚 システマティック 5型 カーボン 6段 脚のみ ジャイアント GT5562GTS”]