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みなさんこんにちは。突然ですがマウントアダプターです。
僕はオールドレンズで遊びたさにα7Ⅱをゲットたのですが、レンズ以上に悩ましかったのが実はマウントアダプターでした。
今回、K&F CONCEPTさんからマウントアダプターをご提供いただいたので使い勝手を書いてみようと思います。
α7Ⅱでライカレンズを使う
今回、SONYのα7Ⅱに装着するのがこちらのレンズ「Leica Summarit(ライカ ズマリット) 50mm/f1.5」
いわゆるひとつのライカのおレンズです。なんだか、ライカと聞くだけでモテそうな気がするのは僕だけでしょうかね。ああ、なるほど僕だけなんですね。
カメラにはレンズをつける穴がついているんですが、これみんな一緒にしておけばいいのに、どこのメーカーも好き勝手な大きさにしているわけです。というわけで、例えばSONYのα7Ⅱというカメラにライカのおレンズをつけてやるために、我々はその穴の違いを埋めてやらなければいけないわけです。
ということで、必要になるのがマウントアダプター。マウント(穴)をアダプト(適応)させる、繋ぎになるものをかましてやらないといけません。
このへんはこちらにも書いてるので読んで見てください。
[blogcard url=”https://logcamera.com/a72/″]
マウントの種類について
マウントアダプターといっても、そりゃあたくさんのマウントがあるわけです。ウィキペディアなんかでググってもらうとよくわかると思うんですが、まあ、たくさんあるわけです。
ただ、やっぱり有名どころとなるとある程度かぎられてきますし、自分がビビッときたレンズのマウントのことからちょっとずつ調べていったらいいと思います。いきなり、いっぺんに全部覚えようと思うとめげてしまうわけです。我々にわかは、エッセンスのおいしいところだけいただくぐらいが、とっかかりとしてはいいと思うわけです。
とういうわけで、今回使うのはライカのレンズ。こちらのズマリットちゃんはライカの中でもMマウントとうものになります。ライカでもいろんなマウントがあるようですが、とりあえず今回はMマウントです。さあ、いきましょう。
ライカMレンズ−SONY Eマウント アダプター
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今回使わせていただいたのがこちら。
SONYのα7Ⅱが「Eマウント」、今回使うズマリットが「Mマウント」なので、ボディ側がE、レンズ側がMのマウントアダプターを選びましょう。
さてさて。実は今回、こちらのマウントアダプターをご提供いただく前からズマリットを使っていたので、マウントアダプターはもう1個あります。今まで使っていたのがこちら。
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フォクトレンダーのマウントアダプター「VM−E Close Focus Adapter」です。
2つの商品を比べてみてもらうとわかるんですが、実はけっこう値段が違います。K&Fのほうが3000円以下で変えるのに対し、フォクトレンダーのものは3万円。役10倍くらいしますね。
では、せっかくなのでこの2つを比べてみながら、K&Fのマウントアダプターがどんなものか見ていきましょう。
外観
左がK&F、右がフォクトレンダーです。
マウントアダプターは、マウントの形状を合わせるのはもちろんなんですが、フランジバックの長さをうまいこと合せてやらないといけません。
高さを比べてみましたが、2つのマウントアダプターピッタリ同じ高さ、という感じでもありません。
立てて比較してみます。フォクトレンダーのほうには幕のようなものがあるのが見えますね。
この部分、マウントアダプターを使用した時、内面での反射を抑えるものです。普通に撮っている時にはそこまで影響ないのですが、フレアが入るような環境下でこれがあるかないかでは影響が出てくるようです。
後述しますが、今回も逆光下での撮影をしてみました。まだ使った時間が短いということもありますが、そこまで気になるほどの差異は見られませでした。今後、いろんな場面で使用してみて、また使い勝手を検証してみたいと思います。
撮り比べてみる
ではさっそく撮り比べてみましょう。今回使っているレンズはSummarit 50mm/f1.5。それぞれのマウントアダプターで開放とf5.6で撮っています。
開放
K&F
そもそも、ズマリット自体がけっこうゆるーい描写をするレンズなので、解像感とかそういうものをあんまり求めてはいけません。
中央のあたりを等倍で切り出してみます。
フォクトレンダー
こちらはフォクトレンダー。
実際やってみて、どこかしら違いがでるかな?とおもったんですが、普通に撮っただけではそんなに差異は見られません。
f5.6
ちょっと絞った画も見てみましょう。
K&F
ズマリットも5.6まで絞ると、わりとぱきっとしてきます。
こちらも等倍にしてみましょう。粗悪なマウントアダプターでは無限遠あたりがあやしいとか、噂を聞いたりしますが、気になる無限遠もしっかりでています。
フォクトレンダー
こちらはフォクトレンダー。
こちらも等倍、しっかり無限遠がでてます。
もう少し、いろんな検証をしてみたいところですが、第一印象としてはきちんと使えるな、という感じ。
最短撮影距離も撮ってみる
一番近くにピントを合わせて撮り比べてみます。
K&F
フォクトレンダー
これらも大きな違いはあまり見受けられませんでした。
ただ、ここで注意点もひとつ。
ライカのレンズに限ったことではあるのですが、もともとレンジファインダーのカメラに使うレンズ。最短撮影距離がけっこう長いんですね。どんくらいながいかというと
これくらい離れています。ライカ自体、けっこうスナッピーに撮影するスタイルのほうが多いのですが、けどやっぱりお花とかダンボーとかオールドレンズで撮影したいわけです。
んでもってフォクトレンダーには「ヘリコイド」がついていて、マウントアダプター自体が伸縮するようになっています。
左が目一杯伸ばした状態。お分かりいただけますでしょうか?
こうすることで、ピント位置が変わって、近接撮影も可能になります。逆に無限遠にはピントが合わなくなります。
だいぶダンボーに近づけるようになりました。ズマリットは50mmですが、通常の一眼レフの50mmのレンズもだいたいこれくらまで近づけますね。
だいたいこれくらいまでいけます。
ただ、このヘリコイドとかのギミックがあるとやっぱり高くなってしまうので、これを3000円しないくらいのK&Fのマウントアダプターに求めるのはちょっと酷ではありますね。
このへんは、自分が近接撮影をするかどうかでも変わってくると思います。
作例
では実際に、ズマリットをK&Fのマウントアダプターを介してα7Ⅱにつけ写真を撮ってきてみました。
作例なんで、いろんな絞りで撮ればよかった気もしますが、気づけば全て開放でした。まあ、レンズのおもしろいとこなんて開放付近にしかないですから(暴論)
逆光でぐいぐい撮っていきましょう。どこかで聞いたことありますでしょう、逆光は正義なのです。非常にやわらかい描写ですね。ゆるゆるです。
ズマリットは逆光時、このような虹色の独特なフレアが出ます。マウントアダプターでこのフレアどう出るかなと思ったんですが、いい感じで出てくれました。
最近のレンズではフレアやゴーストは極限まで抑えられていますが、オールドレンズはそのゴーストやフレアが出まくるのがおもしろいですね。出さないようにと企業は努力しているのに、フレアやゴーストが欲しくなるというのは、なんだかおもしろい気もしますが。
周辺もがっつり減光してますね。ただ、まあこれは味になってくる部分だったりします。オールドレンズの写りを評価する場合、何をもって良し悪しを述べていいのか困っちゃいます。もうこのへんはピンとくるかこないかでしょうね。
露出オーバーしようが、多少ピントが甘かろうがなんだか全て許されるような気がしますね。撮ってて気持ちがいいかどうか。そこが大事なのです。
さてさて。いくつか撮影してみての感想なんですが、特別「気になるような」違和感、みたいなのはないまま撮ることができました。ズマリットは今までずっとフォクトレンダーのマウントアダプターをつけて撮影していましたが、同じ感覚で撮影することができた。
マウントアダプターにいくらかけるべきか
さてさて、いろいろ撮り比べてきたり、作例あげてきました。どうだったでしょうか。このあたりでちょっとお金の話でもしましょう。うへへ。
実際、マウントアダプターにどれくらいお金をかけるべきなのでしょうか?
これも、人それぞれになるので、いくつかの考え方をちょっと書いときたいなと思うんです。例えば、α7Ⅱのようなミラーレス機にマウントアダプターをつけてオールドレンズで遊ぶ。
そのレンズが、めっちゃお気に入りの1本、例えばこのズマリットしか使わない!というのならフォクトレンダーのヘリコイド付きのマウントアダプターを選択するというのは非常にいいと思います。あと、マウントアダプターをいちいち取り替えるのを手間と思わない人とか。
やっぱり作りの良さとか、近接撮影ができたりとかがあります。
ただ、オールドレンズもハマってくるといろんなレンズを揃え始めることになるでしょう。全部がMマウントであればまだ楽なんですが、これがM42やらコニカやらNikonやらCanonやらとマウントをまたぎ始めるとその都度いちいちマウントアダプターを変えたりするのは非常にめんどくさい。
そういうとき、多種多様なマウントのオールドレンズに全てマウントアダプターを付けておく、というのは非常にいい考えだと思うんですよね。そうなるとすべて同じマウントのレンズとして利用できることになるので。
そうなってくるとやっぱりマウントアダプターの価格も気になりますよね。オールドレンズ10本そろえても3万しない投資で、すべてのレンズにマウントアダプターを付けられる。一方、3万はらってマウントアダプターひとつしかつけることができない。
さらに、オールドレンズって実はけっこう安いものも多いんです。それこそ2〜3千円から手を出せるようなものもたくさん。なのにレンズの何倍ものアダプター買うというのもどうななのよ、という気持ちになったりもするわけです。
ですので、これはどちらがどう、という話ではなく、あなたがどんなふうにオールドレンズと付き合いたいか、でまた選択肢が変わるのではないかなと思います。
まとめ
というわけでK&Fさんのマウントアダプター。
これからオールドレンズをはじめたいというかたたくさんあるオールドレンズにマウントアダプターをつけっぱなしにしておきたい、という人にも非常にいい選択肢なのではないかと感じました。
今後もズマリットを使うときに使用してみて、さらに検証してみたいと思います。
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