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全国1億2千万人のアップル信者のみなさんこんにちは。
このたび、信者の間でもちょっと高すぎるのではないかと囁かれていたstudio displayを見事購入したのでレビューしたいと思います。
- テンションがあがる美しいデザイン
- とにかく画面がキレイ
- スピーカーの音質が良い
- すべて内蔵しているのでデスクがシンプルでスッキリする
なぜstudio displayなのか?
今回、購入したのはstudio displayのNano-textureガラスでスタンドが高さと傾きを調整できるものです。
お値段はですね、まあけっこうするわけです。はい。
Apple製品を買う人の中には、Appleじゃなきゃダメだという信者の人のような方々がたくさんいらっしゃるんですが、そんな信者たちからもあまりの価格の高さから「買うべきか、買わざるべきか。それが問題だ」などとハムレットのような哲学的な呟きがもれてしまうような、そんな信者魂を試されるようなアイテム、それがstudio displayなわけです。
ちなみに信者と書いて儲けると書くみたいですね。
さて、ではなぜそんなstudio displayを購入したのか?というお話になりますが詳しくはこちらに紆余曲折を書いているのでご覧になってみてください。
写真を現像したりレタッチするためのディスプレイを結局Studio Displayにしたという話とりあえず簡単にまとめてみると
- MacBook Proで写真の現像やレタッチをするためにデカいディスプレイがほしい
- 解像度は4K以上ほしい
- キレイに表示できるディスプレイがいい
- ケーブルでデスクをごちゃごちゃさせたくないのでUSB-Cで繋げられるものがいい
- MacBookとの相性がいいものがいい
- ケーブルでデスクをごちゃごちゃさせたくないのでスピーカーも内蔵してると嬉しい
などのことを考えると、結局studio displayしか残らなかった、という感じでした。
カラーマネジメント対応のものと最後まで悩んだんですが「まあ、結局、みんなが見てるデバイスそれぞれ色が合ってるわけでもないからいいか」という感じで落ち着きました。
studio displayのレビュー
というわけで、じゃあそのstudio display、実際に使ってみてどうだったのか?ということをレビューしてみます。
テンションが上がる
とにかく、テンションが上がる、その一言に尽きます。
アルミの美しいボディ、スタイリッシュな雰囲気、サンダーボルトとUSB-Cポートのみのミニマルな端子類。すべてが洗練されており、そこにMacBook Proを繋ぐだけで気分が高揚し、作業のモチベーションが湧いてきます。
なんか典型的なAppleオタクみたいな文章で自分でも少し気持ち悪いなとは自覚しています。続けましょう。
使っていて気分がいい、というのはやはりApple製品に共通するもので、そしてこの感覚は唯一無二のものです。多少というには高すぎるものの、それでもその金額を出すに値する価値観というものがこのstudio displayにはあります。
やぼったいロゴや、やけにカクカクしたスタンド、必要以上に備え付けてある入力端子。
これじゃあテンションが上がらないわけです。
僕自身、レタッチをするのにちょっと気合を入れないといけないんです。デスクに座るのに覚悟がいるというか。MacBook Proを買った理由もデスクに行かなくてもリビングでダラダラできるから、というくらい覚悟が必要なんです。
そんな近くて遠いデスクにモチベーション高く座るためには、やはりテンションが上がる環境にしておきたい、という思いがあります。
なので、美しいデザインとごちゃごちゃしないミニマルな配線のstudio displayはやはり最適解だったなと感じるわけです。
やはりキレイな5Kとnano-textureガラス
そして肝心の画面なんですが、やっぱり5Kは綺麗だなと、小学生並みの感想をブログに書いてしまいます。
文字の滑らかさなんかが、やはり段違いです。画素密度も218ppiもあるので、ドット感みたいなものは感じられません。
あと、なんといってもNano-textureガラスが素晴らしい。
これは反射を抑え、光の写り込みを抑えた、いわゆるノングレアのコーティングが施されたガラス。
ノングレア液晶というのは、光の反射が抑えられ、画面がギラギラせず、目に優しいというメリットがある反面、映像がマットな感じになってしまいます。
ゆえに、発色も鮮やかさが無くなってしまうという大きなデメリットも抱えています。
実際、ちょっといいディスプレイモニターはノングレア液晶を採用していることが多く、それゆえ、店頭で現物を見てみたときにあまりにもテンションが上がらず購入を諦めたという経緯もあります。
しかし、このNano-textureガラスはノングレアと思えないくらい鮮やかな発色をしてくれます。
studio displayは通常モデルはグレア液晶なので、店頭で両方を見比べてみたのですが、一見するとどちらがグレアかノングレアか分からないくらいの発色をしています。
こちらがNano-textureガラスのStudio Display。光の反射が抑えられていますね。
こちらはグレア液晶のiMac。反射で鏡のように映りこんでいるのがわかります。
よくよく見ると、ノングレアのコーティングのせいか色のにじみっぽいものが見てとれますが、通常使用している分にはまったく気になりません。
それ以上にディスプレイからの余計な反射がないので、目が疲れないし、最近の流行りのダークモードのような黒い背景にも自分の顔が写りこまないので非常にいい感じです。
5万くらい高くなってはしまうものの、選んでよかったなと思える品質でした。
スピーカーがめちゃくちゃいい
簡単に掃除ができるようにしたいのでデスクの上にいろいろ物を置きたくないんですね。
けど、よく映るお高めのディスプレイモニターって実はスピーカーついてないものが多いんですよ。
そんなに品質は求めないのでスピーカー内蔵してたらいいなぁくらいのつもりで購入したんですが、studio displayのスピーカー、めちゃくちゃ高音質でビックリしました。
HomePod miniも持って居るんですが、そのスピーカーに勝るとも劣らない素晴らしい音質。
オーディオに詳しいわけではないので、そこまで含蓄のあることは言えませんが、そうとうこだわりのある人でなければわざわざ別売りのスピーカーつけなくてもいいんじゃないかなと思います。
特に空間オーディオに対応しており、Apple musicの空間オーディオの楽曲を聴くとはっきりと違いがわかります。
これはもう明らかに「わざわざ、外付けスピーカー買って線で繋いで、電源ケーブルもつけてみたいなごちゃごちゃしたことしなくていいでしょ?いい音するスピーカーつけといたから」というAppleからのメッセージだと思うわけです。
デスクに必要な最低限のもの、それはstudio displayだけでいいということなんです。
それなりに写るカメラ
studio displayにはセンターフレームに対応した12MPのカメラが内蔵されています。センターフレームとは被写体が動き回っても中心から外れないように調整してくれる機能。
カメラが動いてるわけではなく、超広角レンズで撮影しておいて、必要な部分だけクロップしているという仕様になってるのだと思います。
購入する前、事前に調べていると、このカメラの画質の評価が非常に悪く、どんなもんなんだろうとちょっとビビっていたんですが、iMacの2017年モデルよりもはるかにキレイに写ってくれたので個人的はなんの問題もありませんでした。
zoomなどのオンラインミーティングも、滅多にないので、これくらいのものがちゃんと内蔵されてたらわざわざ外付けのカメラも買わなくていいから助かります。
これもやはり「わざわざ外付けのダサいカメラ、パソコンの上にクリップで挟んでつけなくてもいいでしよ?付けといたから」というAppleからのメッセージなわけです。
ウェブカメラも別で付けなくていいので、余計なものでデスクの上をごちゃごちゃしないので助かります。
USB-C 1本で繋がる快適さ
さらにシンプルにいきましょう。
もちろん、ディスプレイとMacBookを繋ぐのは1本のサンダーボルトケーブルのみです。
これまでは映像を出力するケーブルと、MacBookの電源を確保するケーブルが2本必要でしたが、studio displayでは USB-Cで給電できてしまうため、電源ケーブルは不要なんです!シンプルイズベスト!
しかも96Wなので、MacBookの充電もしっかりできるんです。
studio displayには電源ボタンなんかもありません。ケーブルで繋げば自動的に立ち上がるスマートさ。電源ボタンを始め、明るさやモニターのモードを変更するための物理ボタンなんかはついてないわけです。スマート!
余計な物は削ぎ落とした、ほんとシンプルな構成となっています。
サンダーボルト×1、USB-C×3のシンプル構成
接続部分もシンプルが極まっています。
MacBookと繋げるサンダーボルトが1つとUSB-Cが3つのみという潔すぎる構成。
正直、USB-Aくらいはあってもいいんじゃ…などとおろかな子羊である僕なんかは思ってしまうのですが、主であるAppleさまがなくていいと言われるのならそうなんでしょう、そうでしょう。
最悪、MacBook Pro側にはUSB-AやSDカードスロットなどはついているので、用があれば本体側に差せばよさそうです。
けど、MacBook AirなんかはUSB-Cしかついてないのでたいへんですね。
ディスプレイをドッキングステーション的に使いたい人にとってはデメリットになるかもしれませんが、僕としては普段、MacBookに繋ぎっぱなしのものもそんなにないので、今のところ支障なく使えております。
スタンドは非常に滑らか
今回購入したのは高さも変えられるスタンド。
スタンドを上まであげるとこのようにMacBook Proを開いた状態で、きちんとモニターも見えるという、ちょうどいい設計となっております。
クラムシェルで閉じても使えますし、MacBookとstudio displayでデュアルモニターみたいにするのもありですね。
動きは非常に滑らかでして、とても気持ちよくスムーズに上下させたり、傾きを変えることができます。
使ってみてイマイチだった点
使ってみてイマイチだった点も書いてみます。
HDR非対応
最近の流行りのひとつであるHDR。
これは写真の撮影でよく使うHDRとは別物で、これまでのモニターよりも輝度のレンジが広くなっており、明暗をより強調して表現できるというものです。
これに対応してると、強い光、例えば炎のゆらめきのようなものも実際に燃えてるように映すことができます。
先日発売された、M2 MacBook Proもこちらに対応していますし、iPhoneも12から撮影、再生ができるようになりました。
そんなHDRに対応していないんですよね。けっこうなお高めな値段なのでHDRくらい見れるようにしておいてほしかった…。
HDMIがあったらゲームもできたのになあ…
接続がサンダーボルトとUSB-Cのみというシンプルさを極めていただいたおかげでHDMIももちろんありません。
ということになると、PS5やSwitchなどのゲーム機のモニターとしては使えないのですね。
うちにはテレビがないので、HDMIがあればゲームできてたのになぁとはちょっと思います。
studio displayは高いけれども代わりも効かないディスプレイ
いろんなレビューを見ると必ずその金額の高さに言及されていますね。
今や、中華系の安いディスプレイモニターもたくさんある中で、果たしてこんなに高いものを買う必要があるのかという気持ちも非常によく分かります。
ただ、しかし。Appleならではのデザイン性のよさ、5Kの繊細な描写、グレア液晶のようなリッチな色の出方、カメラやスピーカーを内蔵でデスクをスッキリとしながらも外付けレベルの品質などなど。
じゃあ、こんだけの機能を盛り付けておいて、studio displayと競合する候補になるディスプレイモニターがあるか?と問われると僕は見つけきれなかったんですよね。
安いモニターでいいよ、って言う人はiPhoneである必要もないし、MacBookじゃなくて安いパソコンでいいわけです。
わざわざ他より高いApple製品を使っているのは、他にはない利便性があるからですし、そして、それはstudio displayも同じだと思うのです。
機器の相性とかそういう難しいことを考えなくてもいい
studio displayはサンダーボルトとUSB-Cのみというシンプルな構成です。端子の形はサンダーボルトとUSB-Cは同じなので、言ったら同じ端子が4つ並んでるだけ。
確かに、HDMIをはじめいろんな入力端子が無いのはデメリットに見えますが、逆を言えば難しいことを考えなくてもいいというと。
機械同士っ相性の良し悪しがあったり、不具合が出たりするものです。
詳しい人はしっかり調べて解決できるのでしょうが、僕みたいな素人はそういう難しいことを考えずに使えるのがもう最高なわけです。
まとめ
いろいと候補はありながらも、そしてみんなが言うようにちょっと高すぎるなと思いながらも、それでもstudio displayを選んだのは、これにしなかったとき後で後悔しそうな気がしたからなんですよね。
期待通り素晴らしいディスプレイで、とても快適に使いこなしています。
必要な人には間違いなく必要なディスプレイだと思います。ちょっと高いですがぜひ検討してみてください。