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写真ってとっても楽しい趣味ですよね。今まで気づかなかったような素晴らしい光景に出会えたり、友だちや家族の今まで知らなかったような表情を捉えることができたり。
僕自身、写真を始めたことで人生が変わったといっても過言ではないくらい、たくさんの経験をさせてもらうことができました。
一方で、何年もやっているとやっぱり飽きがきちゃうもので、気づいたら写真を始めた時にあったような情熱が色あせてきてしまうこともあります。
今日は、なんだか最近写真がつまらなくなった、楽しくなくなったってちょっと思っちゃっているあなたのためにもう一度楽しくやれるようになるためのヒントみたいなのがお伝えできればいいなと思ってこの記事を書いてみます。
やっぱりいつかは飽きちゃう
さて、そんな僕ですが、なんだかんだで写真を始めてそろそろ10年がこようとしています。今、自分で振り返ってみてびっくりしています。なんだかこないだ始めたペーペーのつもりでいたのですが、時間が過ぎるのはあっという間ですね…。
んでもって、僕自身、このおよそ10年の間で写真がつまらなくなった、楽しくなくなったことがなかったか?というと、実はあんまりないんですよね。
自分を自己分析してみるに、僕は超絶飽きっぽいのですね。いやいや、10年もやっとるやんけ、全然飽きっぽくないやんけ、などと思うかもしれません。けどね、もうめちゃくちゃ飽きてるわけです。
四季を3回くらい繰り返してもう飽きた
特に風景がメインなんですが、写真を始めた頃っていうのはもう全てが真新しくて最高だったわけです。
それこそ、それまで特になんの趣味もなくひたすら家で寝ているだけたったので、春に桜を撮れば感動し、夏にホタルを初めて見ればこんな光景があるのかと感動し、秋になれば紅葉に色づく風景に感動し、冬になれば雪の美しさに感動し、といった具合でした。
2年目になれば前年に撮りそこねた光景に再度チャレンジして、念願の写真が撮れて大興奮。
けどね、やっぱり飽きてくるわけです。春に桜、夏にホタル、秋に紅葉、冬に雪景色。もう3回くらいやったらやっぱりマンネリしてくるわけですね。
基本的に同じところに2回行けばもうだいたい飽きるくらい飽きっぽいので、まあけっこう飽きてるわけです。
写真のうまさも頭打ちになってくる
初心者の頃はボケた写真が撮れただけでうまくなった気分になれてました。やればやるだけ上達していくのですごく楽しいんですが、ある程度うまくなっていくとそこからの上達はゆるやかになっていきます。
これは写真に限らずどんなことでもそうだと思うんですが、上達具合に変化が感じられないとそこが壁のように感じてしまうんですよね。
他人からの評価も頭打ちだったり、下手したら落ちてくる
例えばSNSに写真をアップしてのいいねの数だとか、フォトコンに出しての結果だったりとか。これも最初はゼロからのスタートになるのでやればやるだけ上がっていく期間は楽しいのですが、頭打ちしてくるタイミングがいつか必ずやってきます。
さらにやっかいなのが、これらの他者からの評価というのは頭打ちならいいんですが、落ちてくることも。いいねとかって数字で見れちゃうので、前に比べるとなんだかその数が減っちゃったみたいな日が絶対にくるのです。
これ、あなたになんも落ち度はないんですが、やはり一度上がったものが下がるというのはモチベーションに非常に影響してきます。
前みたいに楽しくなくなった、という人はちょっと環境を変えてみる必要がある
同じことをずっと続けるっていうのはそれだけでけっこう大変なのです。すごく才能と勢いがある人が綺羅星のように出てきても、いつの間にか見なくなってしまったなんてことたくさんありました。
実は写真ってセンスとか才能とかよりもいかに長く飽きずに続けられるかが大事なんだろうなって個人的には思っておるわけです。
さて、それでは今現在写真がつまらなくなってきた、楽しくなくなってきたっていうここをご覧のあなた。今あなたに必要なのはその環境をちょっと変えてやることかもしれません。
そんなあなたのために長く続けられるようなヒントを今日はご紹介してみます。ということでここまでが前置きです。長え前置きだな!
写真がつまらなくなった、楽しくなくなったときに試してみたいこと
1.別の趣味と組み合わせてみる
写真というのはそれだけでも楽しいのですが、別にすべてにおいて中心に据える必要もないのかなと思っています。今あなたがつまらないなと思っている理由のひとつにちょっと飽きちゃってるのがあるなら、他の新しい趣味を始めてみてもいいんじゃないでしょうか。
他の趣味をするときに、ついでにカメラを持っていく、みたいな感じで。写真を作品作り、というよりは記録するように使ったらいいと思うのです。
僕自身も、最初は写真を撮るために外出していたのですが、やっぱりそれだけでは飽きちゃってしまったので、登山を始めたり、キャンプを始めたり、最近ではついにダイビングにも手を出してしまいました。
新しい趣味を始めるのはやはり楽しいし、写真を始めたときのようなワクワク感があります。それをするついでにカメラを持っていくとそれこそ今まで見れなかった光景も撮れるので一石二鳥というわけです。
2.撮影する場所を広げてみる
フォトグラファーのなかには同じ場所に通い詰めて素晴らしい写真を撮影されるかたがたくさんいらっしゃいます。
僕が同じところに何回も行くと飽きちゃうタイプなのでこういった撮影されるかたは本当に尊敬するんですが、彼らはやはり同じところで同じものを撮っているわけではなく、そこにある微細な変化を敏感に感じられるのだろうなと思います。
いい写真を撮るために同じところに通い詰めるというのはやはり大事なことなのですが、大事だからってそれをあなた自身が苦痛に感じてしまったら本末転倒なわけです。
そんなときは撮影するエリアだったりポイントを変えてみましょう。
日本は狭いようでとっても広い。同じ日本でも生き物や植生、文化、建造物などまったく違っています。こういう変化というのは新しい刺激になるので、マンネリを打破してくれると思います。
3.違うジャンルの写真を撮ってみる
写真とひとことでいいますが、実は膨大なジャンルがあります。
風景・星景・動物・ポートレート・マクロ・スナップ・花・ドローン・アーキテクチャ・スポーツ・テーブルフォト…
それぞれで必要な知識や経験、技術というのはまったく違ってきます。風景はめちゃくちゃ上手く撮れているつもりでも動物の写真撮ってみたら全然だめだったみたいなことも。
違うジャンルを撮影することで、またイチから勉強しなおすことになるし、それが新しい経験となるのでとても楽しく撮影することができます。
4.素敵な写真をたくさん見る
自分で撮るのがつまらなくなってきたら、ちょっとカメラを置いて人の写真を見てみるのもいいかもしれません。
TwitterやInstagramなんかを開けばたくさんの素晴らしい写真が日々アップされています。書店を巡ってみてあなたの琴線を弾くような素敵な写真集を1冊買ってみるのもいいでしょう。機会に恵まれるのであれば写真展に赴くのもいいですね。
他人からの刺激をうけるとけっこうモチベーションって湧いてくるのでおすすめです。
5.違う表現方法を試してみる
同じ風景写真でも、その表現方法というのは多岐にわたります。セッティングの方法、撮影の方法、撮影時間のチョイス、撮影する時期、現像やレタッチの方法。
人間というのはどうしても同じやり方を繰り返しがちなんですが、ちょっとだけいつもと違う方法で撮影したり現像したりしてみると新しい作品を生み出すことができてとても楽しいものです。
食わず嫌いもあると思うのでいろんな方法を試してみましょう。
6.機材を買う
新しい表現方法を試すのに手っ取り早いのがレンズを新しく追加することです。広角、望遠、マクロ。違う種類のレンズを追加することで撮影の表現方法はとても広がっていきます。
カメラを買うのもいいでしょう。フラッグシップ機の高速連写やしっかりとしたオートフォーカスというのは、やはり他のエントリー機ではできない一瞬を捉えることができます。GoProのようなアクションカメラを買えば例えば水中の撮影だってできるわけです。
そして、単純に新しい機材を買うとテンションが上がるので撮影をするモチベーションになってくれるはずです。
7.うまく撮ろうと考えない
いや、まあ誰だってうまくなりたい、うまく撮りたいと思うだろうし、そういう向上心というのは非常に大事だと思うのですが。
今現在、写真がつまらない、楽しくないというあなたがそういう強迫観念にとらわれて撮影しているのであればちょっと一度リセットしてみるのも大事だと思うのです。
うまく撮りたいのに撮れなくてつまらないからもう撮りたくないとなると、もうそこで終わりなわけです。考え方を逆にして、日々楽しく撮って長く続けていたらいつの間にかうまくなっていたという考え方にシフトしてみましょう。
特に最近ではみんなめちゃくちゃ上手くて、それはネットの普及で撮影技術などの情報が手に入れやすいというのも影響してるんでしょうけど、ガーッとうまくなって飛ぶ鳥を落とす勢いの人が突然いなくなるっていうのもやっぱりあるわけです。環境の変化など、事情はいろいろあると思いますが写真やめちゃったらそこで終わりなわけですからね。
8.結果を求めすぎない
撮った写真が他者に評価されるというのは非常に嬉しいものです。フォトコンやSNSのいいねなど。いまではいろんな場所で作品を発表することができるようになったので、チャンスも今まで以上に増えました。
写真が上達して他者に評価されたあと、そのまま右肩上がりで上がっていけばいいのですが、いつかどこかで停滞したり落ちていく日がきます。そうなるとやっぱりしんどくなるときがあったりするもの。
ついつい同じように考えちゃうんですけど、「写真を撮る」ことと「写真を撮った結果を評価される」ことの楽しさって実は別なんですよね。
「写真を撮った結果を評価される」のって、そもそも写真を撮らないと評価されない。
けれど、「結果を評価される」のって陶酔感があるので、いつまでもそこに酔いしれていたいものなんです。写真を撮ることすら置いといてその結果に陶酔したい感覚になることも少なくありません。けど、そこで酔いしれているだけだと写真っていつまでも撮りにいけないんですよね。
結果に酔いしれるのもいいんですけど、それよりも「写真を撮ることそのもの」に対して楽しさや喜びを見いだせるような心持ちでいましょう。
9.つまらないのならしばらく撮るのをやめてみる
仕事であるのならあれですが、多くの人にとって写真なんて趣味のひとつでしかありません。
楽しみたいのになかなか楽しめない、なんて悩んでいること自体しんどいですよね。そんなときは一度なんもかんも忘れてしばらく撮るのをやめてみるのもいいかもしれません。
人生のなかではいろんな環境の変化があります。就職、転勤、結婚、出産、子育て。いろんなライフステージがあり、写真に集中できない期間もあるでしょう。
忙しすぎるとなかなか楽しめないものです。あなたにとってはちょっとの時間休憩するのが必要なことだってあるでしょう。
しばらく休んで、気が向いたらまたカメラを持ってみてください。そしたら、今とはまた違った気持ちで写真に向き合えるかもしれません。
ちょっと撮り方忘れたな、なんて思ったらこのブログのことでも思い出して検索してみてください。あなたが帰ってくるまでがんばって更新し続けていようと思うので。
まとめ
僕自身も「なんかつまんなくなったな」とふと思う時もありましたが、概ね楽しく撮れてきました。
今日、挙げたことは自分の実体験なので、ちょっとでも参考になれば嬉しいです。
最後に。なんだかんだで長くやる続けるっていうのが一番だと思いますし、長くやる続けるには無理せずいつも楽しくいるのが大事。言うのは簡単ですが、実践するのはけっこう大変ですが、まああんまり肩肘はらずに一緒に写真を楽しみましょうね。