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今回は 「Nikon Z 400mm f/2.8 TC VR Sのバッグ選び」 について話していきます。
このレンズ、めちゃくちゃ良いんですが、 サイズが大きい ので持ち運びがなかなか大変なんですよね。

実際に どんなバッグに収納すればいいのか 、いろいろ迷って比較した結果、僕が何を選んだのか紹介していきます。
今、僕が 実際に使っているのは「f-stop Tilopa」 です。
このバッグはICUと呼ばれるインナーケースを交換することができます。このサイズが XL。
なぜこのバッグにしたのか? 他のバッグも比較検討してみたので、その結果も合わせてお話ししていきます。
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なぜ「f-stop Tilopa」を選んだのか?
まず、Nikon Z 400mm f/2.8 TC VR S、いわゆるヨンニッパですね。こちらのサイズを確認しておきましょう。
Nikon Z 400mm f/2.8 TC VR Sのサイズ
- 長さ:380mm(テレコン使用時 約415mm)
- 直径:156mm
- 重量:約2950g(レンズのみ)、今、Z9を使っているですが、そのボディ込みで約5kg
レンズ単体でも 38cmの長さがある ので、収納できるバッグはかなり限られます。長さはまだしも、直径が156mmもあるのでそれもけっこう選択肢を狭めてしまう要因になりますね。
じゃあなんで、僕が 「f-stop Tilopa」+「XL ICU」 にした理由を3つ挙げます。
① ICU(インナーケース)が交換できるのが便利

f-stopのバッグは ICU(カメラインナーケース)を交換できる のが大きな特徴です。
実際、もともとtilopa自体はつかっていたんですが、ICUはラージを使っていました。
ラージでもレンズだけならヨンニッパを入れることはできるんですがカメラとは別で収納することになります。
ヨンニッパって大きいので取り回しが悪いんですよね。現地でいちいちレンズをつけ変えるってけっこう大変です。
車で付け替えするのならまだしも、バッグをかついでフィールドに出かけて、そこでレンズをつけるということになるといちいち地面に置いてみたいになってきます。レンズやカメラに入るホコリや雨風も気になりますしね。
なので、ヨンニッパをZ9につけたまま収納できるバッグを探していたんですが、XLだとサイズ的にちょうどでした。
このXLの内寸が16.5(奥行)× 26.7(幅)× 45.7(高さ)となっていてます
Z9にヨンニッパをつけたときの全長が約46cmなのでまあ、ホントパツパツではあります。内寸45.7cmとなってはいるんですが、布で出てきてるので多少の遊びがあるのでぎり入るようになっています。

実際にちょっと入れてみましょうか。
ICUはけっこう細かく仕切りがあるんですが、これだとヨンニッパが入らないので左の部分を全部とっぱらってます。
三脚をつけるのと反対側にカメラが入るような位置にしています。
レンズは逆さにつけてにはなりますし、パツパツではありますがこのように収納できます。TILOPAだとXLと組み合わせるとこの上の部分が若干、干渉はするんですけども、こう、レンズの先から入れるようにするとスッとはいります。

さらに右側にはまだスペースがありますので、大三元2本、テレコン、フィルター類なんかを収納できます。
テレコンをつけたまま収納できると嬉しいんですが、さすがにそれだとサイズがオーバーしてしまうので、テレコンつけたまま入れたい人はもうちょっと大きいバッグを選ぶ必要があります。
さらに、同じ超望遠レンズとして600mm f4があるんですが、ロクヨンは収納することはできないようです。

また、f-stopのバッグはこのこのICUで仕切ることで上の部分もスペースができ2気室の収納を作ることができます。
ここに、例えば防寒具とかカメラアクセサリとか入れることができ、上の部分からアクセスできるんで便利なんですが、XLのICUを使うとけっこうぎりぎりまでICUが出てきます。とはいっても、例えばモバイルバッテリーやコード類を入れたポートなども入れることができます。
② 飛行機の機内持ち込みが可能
400mm f/2.8クラスのレンズになると、バッグ選びで 「飛行機の機内持ち込みができるかどうか」 も重要になってきます。
f-stop Tilopaのサイズは以下の通りです。
- 外寸:高さ62.3×奥行28.4×幅34.8
- 容量:約50L
- 重量:約1.9kg(ICUなし)
一般的な航空会社の 機内持ち込みサイズは55 × 40 × 25cm程度 なので、ちょっとでかいように思いますが、これ実際に持ち込むサイズでして、TILOPAはザックなのでぎゅっとつぶせるんですね。
なので、ギリギリ機内持ち込みが可能なサイズ感になっています。
僕もいろんな国にいったことがありますが、LCCや小さいプロペラ機なんか乗っても持ち込みを断られたことはいまのとこありません。
もちろん、航空会社や乗る機体によってサイズ制限が違うので、持ち込む際はかならずサイズを確認してください。
③ 背負いやすく、長時間の移動も快適

登山用の設計がベース になっているので、 背負い心地が良く、重さを分散しやすい というのも大きなポイントです。
400mm f/2.8は レンズ単体で3kg超え、ボディ込みで5kg以上 になるので、背負いやすさはかなり重要。
Tilopaは背面パネルのクッション性が高ったり、しっかりとウェストベルトがあるので長時間背負っても疲れにくい のはずっと使っていてかなり気に入っている点なので、この点も決め手になりました。
他のバッグも比較検討してみた
とはいえ、最初からTilopa一択だったわけではなく、他のバッグも色々と検討しました。
① f-stop Sukha(70L) → サイズが大きすぎた
まず、Tilopaと同じf-stopシリーズの Sukha(スカ) も候補に入れてました。
これ、Tilopaの上位モデルで 容量が70L と大きめ。
「超望遠レンズ+他の機材もまとめて収納するなら、こっちのほうが余裕があるかも?」 と思って、サイズを確認してみたんですが…
- 外寸:66 × 37 × 31cm
- 機内持ち込み不可(国内線・国際線ともにオーバーする可能性が高い)
- バッグ自体の重量が増える(約2.5kg以上)
って感じで、機内持ち込みができないのが大きなネック でした。
普段は車移動なのでいいんですが、今回は飛行機移動も考慮したかった ので却下。
あとは、バッグ自体が大きくなると、撮影現場での機動力が落ちる ので、持ち運びのしやすさを考えて見送りました。
② Lowepro Pro Trekker BP 550 AW II → ICUがないのが不便
Loweproの Pro Trekker BP 550 AW II も気になってました。
これは 大三元レンズ+超望遠レンズを収納できる大型カメラバッグ で、Loweproらしいクッション性の高さや保護性能 が魅力的なんですよね。
ただ、公式サイトやレビューを見ていて、「ちょっと違うな」と思った点 がありました。
- ICU(インナーケース)の交換ができない → f-stopみたいに 機材の入れ替え・整理の自由度が低い
- バッグの開閉方法が背面フルオープンのみ → Tilopaみたいにトップアクセスがないので、ちょっとした機材の出し入れが面倒そう
特に ICUの交換ができない ので、望遠レンズを入れたあと、今度普通のレンズやカメラを入れるときに、また仕切りをやりなおさなくてはいけないという
③ Think Tank Photo Airport Accelerator → 機内持ち込みOKだけど、背負いにくそう
Think Tank Photoの Airport Accelerator も、機内持ち込みができるサイズのバッグとして候補にしてました。
これは「飛行機移動を考えたときに、最適解かもしれない」 と思ったんですが…
- 外寸:35.6 × 52 × 22.9cm → 機内持ち込みOK!
- 内部のクッションがしっかりしている → 超望遠レンズの保護性能は高そう
この辺は 魅力的だったんですが…
ウェストベルトやハーネスなんかを見るとちょっと背負いにくそうかなという印象。
僕の場合、撮影地まで徒歩移動することも多い ので、背負いやすさは重要なポイントでした。
④ Think Tank Photo Airport Security V3 → ローラー付きは便利だけど…
Think Tank Photoの Airport Security V3 も検討していました。
これは ローラー付きのキャリータイプ なので、超望遠レンズを運ぶにはかなり便利そうだったんですよね。
- 外寸:35.6 × 55.9 × 22.9cm(機内持ち込みOKのサイズ)
- ローラー付きで移動が楽
- 収納力が高く、大砲レンズも余裕で入る
これだけ見ると、飛行機移動や都市部での撮影では最適なんじゃないか? と思ったんですが、最終的に 「機動性が低い」 という理由で見送りました。
ローラー付きのバッグって、、問題は「未舗装路」や「山道」なんですよね。僕の撮影スタイルだと 砂利道や山道を歩くことも多い ので、キャリータイプはむしろ不便になりそうでした。
また、背負うことを前提にしていない ので、長時間移動する場合は 腕や肩に負担がかかる のも気になったポイントです。
都市部や 「舗装された場所のみで移動する場合」 には良さそうですが、僕のように フィールド撮影が多い人には向かない かなという結論に至りました。
しかし、飛行場でリュックをずっと担いでいるのってかなり負担なので、移動したあとはレンタカーでの移動が多いなんて場合はこのバッグはよさそうだなあ、ほしいなあなどと思っております。
最終的にTilopaを選んだ理由
いろんなバッグを比較してみましたが、最終的に 「持ち運びやすさ」「収納の自由度」「機内持ち込み」 のバランスを考えたときに、f-stop Tilopa + XL ICUが最適 という結論に至りました。
- ICUの交換ができるので、超望遠レンズに合わせてカスタマイズ可能
- Z9 + 400mm f/2.8を装着したまま収納できる
- 登山用設計で背負いやすい
- ギリギリ機内持ち込みOK
- ICUをラージにすればトップアクセスもあるのでさらに使いやすい
- あと、側のTILOPAを持っているのでICUだけ購入すればすむ
結果として、持ち運びのしやすさと機材の収納力のバランスが一番良かった んですよね。
もし 「400mm f/2.8クラスのレンズをどうやって運ぶか?」 で悩んでいる方がいたら、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
というわけで、今回は 「400mm f/2.8 Zのバッグ選び」 についてお話ししました。
こういうバッグをどうするかっていっろいろ調べてみたんですがぜんぜん情報がないんですよね。
なので、もしコレを見ているかたでヨンニッパやロクヨンなどの大砲レンズをお持ちのかたはぜひコメント欄でいろいろと教えてください。
超望遠レンズのバッグ選びの参考になれば嬉しいです。