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「構図」
なんだか四角張ったこの言葉、写真を撮り始めたころ非常に苦手でした。なんだ構図って。そんなこといちいち考えていないと写真は撮れないのか!僕はもっと自由に写真撮りたいんだ!盗んだバイクで走り出すんだ!もっと自由に!もっと自由を!
そう思っていた時期が僕にもありました。
けどね、構図って難しそうだけど覚えておくとめっちゃ便利。いろんな所で応用できるし、せっかくいい写真が撮れるチャンスがあっても知らないと見過ごしちゃうかもしれない。
いやね。たぶん、字面が悪いんですよね。無駄に画数多いし。なんか構図、構図って読んでるだけで肩がこりそうな。
だからですね構図っていうより、なんていうか「KOZU」みたいな感覚で付き合えばけっこうフランクでいいところあるぜあいつ?みたいな?
というわけで、僕みたいになんだか構図ってめんどくさそうと思っているカメラ初心者人のために、四の五のいわずにこれだけ覚えておけばいいよーっていう構図…もとい「KOZU」をご紹介したいと思います。
これだけ覚えておけばてっとり早くそれっぽい写真が撮れる構図!
三分割構図
構図っていうとやっぱり字画の多い難しい言葉ばっかりになりますよね。これもそうなんだけど。なに三分割構図って、何画書かせるの。
おおざっぱに言うと画面を3つにわけた線を引いてその上に被写体をおくとそれっぽくてイイよ!っていう構図です。
さらに、線が交わっているところに一番見せたいもの置くとマーベラスだよ!っていう構図。
実際撮ってみた写真がコレ。
ちょっと淋しげな椅子がポツンと置いてあったのを撮った写真(ツキノヒカリ 赤いイス)ど真ん中においてやるのもいいんですけど、ちょっとズラして赤い交差点に置いてやると、なんかそれっぽいじゃないですか?
この向日葵の写真は空を3分の2,ひまわり畑を3分の1のところに入れ、花の形がキレイだったひまわりをメインにしたかったので交差点のところに置いています。
この構図が一番「それっぽい度」が高いと思う
いい写真なんて人それぞれだし、難しいことはあとから勉強したらいいのです。
カメラを買ったばかりだとか、ちょっとスマホで撮るのが楽しくなってきたとかいう時は、いかに「それっぽい写真」が撮れるかが大事だと僕は思っています。「それっぽい写真」が撮れると楽しいから。やっぱり写真は楽しくなくちゃ。
この三分割構図もとい、「画面を3つにわけたらなんかそれっぽい写真が撮れるKOZU」……長いのでやっぱり三分割構図でいいです。
この三分割構図は一番いろんなシーンで利用でき、なおかついい感じに撮れます。
ついつい被写体を真ん中に置いてやりがちなのですが、シャッターを切る前にちょこっとズラしてやるだけでだいぶ写真が変わってきますよ!
S字構図
これも構図と言っていいいのかあれなんですが、世の中にあるSの形をしたものはなんかかっこいいからうまいこと写真の中に収めよう!という構図です。
そうそう都合よくS字のものなんかあるか!と思いますよね?ところがどっこい、案外世の中にはS字のかっこいい形をしたものってありふれています。
例えば川の流れ。これはいたるところでS字になっています。奥行きを感じることもできるのでなんかいい感じですよね。
これはちょうどSをひっくり返してますね。ひまわり畑が品種ごとにをわけて植えられていたので、それをS字に切り取ってみました。
道なんかもS字を見つけやすいです。この写真は絞りを開放にして、前景と背景のボケとS字構図で遠近感がはっきりわかりますね、
これは僕の好きな桜の木。ここにもS字構図が隠れていますね。道理でなんとも妖艶な雰囲気を醸し出しています。木に限らず女性の体のラインなんかもそうなんですが、S字になっているものは色っぽさを表現できますね。
見つけたら絶対チャレンジしたいS字構図
案外あるって言っておいて、自分の撮った写真の中にS字構図がなかったらどうしようとドキドキしたのですが、案外あってよかったです(笑)
この構図も非常に「それっぽい写真」を取りやすいので身の回りでSの形をしたものを見つけたらぜひチャレンジしてみたい構図です。写真は発見することが大事ですよね!
対角構図
画面を斜めにズバン!っと切るなにかを入れた構図です。切ったところに対照的なものを入れてやるのもおもしろいです。なにも考えずに斜めのものを背景に入れてやればいつの間にかそれっぽくなります。
青空と山の斜面の傾斜を利用して真ん中ぐらいでズバッと半分に対角に切っています。さらにダンボーの目線を反対方向の対角に向けることでなんとなくドラマチックな感じになっていますね。
これは明暗の対照的なものを対角構図で切ってみた写真。他にも海と空とかもおもしろいですね。
斜めっているのがおもしろい
四角い写真の中に斜めの要素がはいってくるのでおもしろくて「それっぽい写真」になりやすいです。
ただし、以前にも記事にしましたが(SNSに写真をアップする前にちょっと気をつけておきたい3つのこと)意図的に斜めにしすぎて水平、垂直がとれてないとあっという間に気持ち悪い写真になるのでご注意を 。
額縁構図
メインの被写体を額縁のように囲ってやると、一気にそれっぽさがまします。アイデア次第でいろんなものが額縁になります。あなたの身の回りにはどんなものがあるでしょうか?
京都水族館に行った時に水槽を額縁構図で切り取ってみました。手前にシルエットを配置することでグッと「それっぽさ」が増しますね。
水族館を広角レンズで額縁構図&シルエットってわりとベタな手法だと思うので一度やってみてください。
なにも、暗いもので囲ってやるのが額縁構図ではないです。このようにモミジの葉っぱで囲ってやってもおもしろい写真が撮れます。
センスしだいでグングン「それっぽさ」が増す!
いかにかっこいい額縁を探せるかが鍵ですね。日本庭園などは庭を1枚の絵として表現しているような場所が多いので、そのような所はそのまま額縁構図にうってつけの撮影ポイントになります。他にも窓枠だったりトンネルの中から撮ったりと、センス次第でいろんなかっこいい写真が撮れます。
まとめ
構図って案外簡単だなーって思っていただけたら嬉しいのですがいかがでしょうか?
あんまり難しいこと考えずに、身の回りのものをこれらの4つにうまいことはめてやると一気にそれっぽい写真が撮れます。そして、これらの構図を知らないとせっかく出会えた素晴らしい風景もとりそこなっちゃうかもしれませんよ。
あと、写真に正解なんかありませんから、この4つの構図のどれかひとつで撮れたからって安心しないで、いろんな角度、いろんな構図で試してみるのも大切ですね。とにかく撮って撮って撮りまくるんだ!
そうして、撮りまくっていると構図の引き出しが少ないなあと気づく日がくるので、そしたらちょっと本格的に構図の勉強したらいいと思います。
僕が構図を勉強する時に読んだ本
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とにかく素晴らしい写真がたくさん。そして、その素晴らしい写真をどの構図でどういった意図で撮影したのかこと細かに書かれています。
構図や撮影テクニックが100個も紹介されているので間違いなくあなたの引き出しを増やすことができます。
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構図ばかりでなく、とにかくカッコイイ写真が撮りたい人に。写真の勉強は理屈から入るとめんどくさくなってしまいます、この本にのっているカッコイイ写真がをどう撮るか具体的に書かれているので実践的です。
構図がわかるともっと写真が楽しくなりますよ!