本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

オーロラを撮りにイエローナイフまで行ったんだけどWiFiとSIMカードで迷ったあげく「AIS SIM2Fly」にしたという話。イエローナイフのネット事情も!

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スマートフォン

全国1億3千万人のネット依存症のみなさんこんにちは。

先日、カナダのイエローナイフというところでオーロラを見にいったんですね。んで、その旅でいちばん悩んだのが「ネットにどう繋ぐか?」ということ。

僕くらいになると片時もスマホを離せないネット依存症でして、まっさきに「オーロラなう」とかやりたいわけです。

今日はカナダのイエローナイフにオーロラ鑑賞に行くときに、現地のネット事情やどう繋げたらいいか書いてみたいと思います。



イエローナイフのネット事情

オーロラ ティーピー テント

オーロラが見えるような場所なので、イエローナイフというととんでもないような僻地のように思っている人も少なくないのではないでしょうか。

よく見るオーロラの写真では上の写真のテントのようなものをよく見るので、下手したらイエローナイフの人はここに住んでいると勘違いしているような人もいるかもしれません。

実際は、こじんまりとしていながらも必要十分な施設は揃っている普通の街です。僻地感はありますが、カナダなので立派な先進国のひとつです

ということで、WiFiの電波もけっこういろんなところで飛んでいるのでわりとネットにはつながりやすいかと思います。

イエローナイフの街並みを撮った動画もあるのでこちらも参考になれば。

ホテル

シャトーノヴァホテル

オーロラ鑑賞は深夜から未明にかけて行われるので、昼夜逆転生活になりがちです。

もちろんお昼に観光やアクティビティツアーに参加してもいいんですが、オーロラを見ていないときは必然的にホテルにいることが多くなると思います。

イエローナイフにあるほとんどのホテルではWiFiが飛んでおり問題なくネットに繋がると思います。

僕が利用したシャトーノバホテルもWiFiに繋がり、速度も普通に使う分にはまったく問題ないくらいでした。

空港

飛行機の中

日本からイエローナイフを目指す場合、カナダの入り口の空港であるバンクーバーを利用します。また、カルガリーやエドモントンなどを経由する便もあるでしょう。

そういった空港もきちんとWiFiが飛んでおり、こちらもまったく問題なくネットに繋げることができます

オーロラビレッジ

イエローナイフ ティーピー

イエローナイフでオーロラ鑑賞をするかたの多くがオーロラビレッジというツアー会社を利用するかと思います。

このオーロラビレッジで利用するオーロラの鑑賞地はイエローナイフの郊外にあります。そのため、ここではWiFiを利用することができません

ただ、ここでネットに繋がらないと「オーロラなう」ができないわけです。



モバイルWiFiかプリペイドSIMか

悩んでいる女性

最初はモバイルWiFiを使うつもりでいました。

現地でプリペイドのSIMカードを購入するにも手続きはめんどくさそうですし、せっかく海外に行くのにわずらわしい手続きするのもおっくうです。

国内で現地SIMの手続きもできるようですが、わりといいお値段がする。

一方モバイルWiFiは日本で手続きを終わらせておき、空港でレンタル、帰国後再び空港で返却ということができそうだったからです。

そりゃあいいや、そうしましょう。と思っていたんですが、友だちから「AISのプリペイドSIMがいいよ」と教えてもらい結局それを使うことにしました。

結局、SIMにしたんですが「日本で手続きが終わり、レンタルとかする必要もなく使い捨てでOK」という超絶お手軽にネットに繋ぐことができたのでサイコーでした。



AISのプリペイドSIM「SIM2Fly」

パッケージがなんか、いまいちうさん臭いので買うか悩んだんですがまったく問題なく使うことができました。

AISという携帯会社の発行しているプリペイドSIMです。

15日間利用でき4GBまで使えるのにたった3400円!

携帯を使う人

15日間のあいだ、4GBまで使用できるプリペイドSIMカード。これがなんと1枚3400円で購入できるのです!

僕がイエローナイフに滞在したのが4日間なので十分すぎる期間使うことができます。

通信量も4GB。みなさんが携帯の通信プランどれくらいにされているか分かりませんが、15日間で4GBだとけっこう潤沢に使えるのではないでしょうか。

前述したとおり、イエローナイフはWiFiが繋がる場所もけっこうあるので併用するとかなりガンガンに使っても大丈夫かと思います。

そしてなによりその料金。海外で使えて4GBで3400円てめちゃくちゃ安くないですか!?

70カ国で利用可能!国を越えても使える!

世界地図

世界70カ国で利用ができます。利用可能な国は以下のとおり

【ヨーロッパ】

ロシア / アイルランド / アイスランド / イギリス / イタリア / エストニア / オーランド諸島 / オーストリア / オランダ / ギリシャ / クロアチア / スイス / スウェーデン / スペイン / スロベニア / セルビア / チェコ / デンマーク / ドイツ / ノルウェー / ハンガリー / フィンランド / フランス / ブルガリア / ベルギー / ポルトガル / マケドニア共和国 / リヒテンシュタイン

【アジア】

韓国 / 日本 / インド / インドネシア / カンボジア / シンガポール / スリランカ / 台湾 / ネパール / フィリピン / 香港 / マカオ / マレーシア / ミャンマー / ラオス

【オセアニア】

オーストラリア / ニュージーランド

【欧米】

アメリカ(サイパン、グアムは除く) / アルゼンチン / カナダ / コロンビア / メキシコ / プエルトリコ / バージン諸島

【中東】

トルコ / イスラエル / オマーン / カタール / クウェート / パキスタン

【アフリカ】

エジプト / 南アフリカ共和国

もちろんイエローナイフのあるカナダでも利用できます。

また、このSIMをさしておけば上記の国ではどこでも使うことができます

ということは、日本の空港でSIMを差し替えておいて日本で利用、さらにそこからカナダに飛んでも使えちゃうというわけです。

さらにさらに言えば、国を越えて旅をする場合だって、このSIM1枚で大丈夫。

現地の電波をつかまえて、ネットに接続することができるのです。



なんでどこでも使えるの?

クエスチョン

さて、ここらへんでちょっと思いませんか?なんか話がうますぎる。

若干パッケージのうさんくささもあって、購入するのに勇気がいったのですが、調べてみるとなるほどと納得がいきました。

国際ローミングサービスを利用している

電波

このSIMカードは国際ローミングサービスを利用することで現地の携帯会社の電波をつかまえ利用することができます。

「え?国際ローミングサービス?それ大丈夫?」と思ったあなた。ですよね。僕も最初そう思いました。

国際ローミングサービスを知らない方にも簡単に説明してみます。

データローミング

スマホの中の機能に「データローミング」というのがあると思います。iPhoneならこんな感じ。

roamというのは「歩き回る、放浪する」という意味。このローミングをオンにしておくと、海外に行っても現地の携帯会社の電波を掴んでネットを利用することができるのです。

非常に便利なサービスではあるのですが、実際現地では携帯会社とは契約していません。

ということで、その使用料の請求は海外の携帯会社から日本の携帯会社を通じて使ったあなたに行くわけです。

んで、やはりなかなかうまい話もないわけで、このデータローミングを利用した場合の請求というのがけっこう高いわけなんですね。

基本的に海外ではこのデータローミングはオフにしておかないと、気づかないうち海外の電波を掴んでしまって思わぬ高額の通信料を請求された、というトラブルになりかねないわけです。

タイの安いデータローミングサービス料金で利用する

データローミングはあんまりするもんではないと思っていたのですが、これは国内の携帯会社を利用していた場合のこと。

海外、とくにアジア圏では国際ローミングの料金は割安になっています。

んでもって、このAIS SIM2FlyはタイのAISという携帯会社が出しているプリペイドSIMカードなんです。

つまり、タイの携帯会社のプリペイドSIMカードを購入し、そこの割安な国際ローミングサービスを利用することで世界70カ国で利用できる、ということなんですね。

なるほど、なるほど。

タイのAISという携帯会社の4GBまでデータローミングができるプリペイドカードがこのSIM2Flyというわけです。



使い方もとっても簡単

使い方もとっても簡単です。

SIMでフリー機を用意する

iPhone6s

海外携帯会社のSIMを差すことになるのでSIMフリー機かSIMロック解除されたスマホを用意します

僕はMVNOのiijmioを使っているのでもとからSIMフリー機のiPhoneを使っているので問題ありませんでした。docomo、au、SoftBankなどはSIMロックがかかっていると思いますが181日以上使っているとロックが解除できるようです。

今使っているSIMカードと取り替える

SIMカードを取り替える

好きなタイミングでSIMカードを取り替えます。僕は飛行機の中で取り替えましたが、日本でも使えるのでそこで替えちゃってもいいですね。

電波を掴むまでちょっと時間がかかるため、日本の空港での待ち時間とかで替えておくとなにかあってもいろいろ調べられるので安心かもしれません。

もちろん、替えた瞬間から4GBの通信量が消費されますが、空港であればWiFiが使えるので。

データローミングをオンにする

データローミング

iPhoneであれば「設定>モバイル通信>通信のオプション」から上の画面になります。ここのデータローミングをオンにすると通信が電波を探しはじめます。

詳しくはわかりやすい説明書もついてくるので安心です。わかりやすい説明書といっても、やること自体ほんと簡単なので紙きれ1枚ですが。

日本でギガが切れたときにつかってもいいかもしれない

僕は今MVNOのiijmioを使っています。

ひと月の使用料は音声通話付で6GBが税抜2200円とけっこう安いのですが、ギガが切れたときに追加でチャージすると100MB216円とけっこうお高いのです。

月のはじめに誤って外でアプリのダウンロードとかしてしまい、ギガ切れ起こしたようなときに使うのもいいかもしれません。iijmioなら4GB買うと8640円くらいになるわけですから。

まとめ

イエローナイフでの滞在期間、ずっとこれを挿しておきましたがまったく問題なく快適にすごすことができました。

オーロラビレッジでは若干電波が弱くときに3Gでの利用にはなりましたが、それでもTwitterに写真をあげたりInstagramのストーリーを更新したりはできたので念願のオーロラなうも叶えることができました。

もしも今後、イエローナイフにオーロラ鑑賞に行かれるかたにはほんとおすすめです。

いろんな利用者の声を聞いてみても、イエローナイフ以外でもけっこう快適につかえているようなので、海外に行かれる際にはぜひ選択肢にいれておくのもいいのではないでしょうか。