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僕は冬に写真の撮影をすることが多いのですが、寒い屋外で動かずじっとしていなければいけない写真撮影では防寒具が非常に重要になってきます。
今回、THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)のバルトロライトジャケットを購入したので、ちょっと紹介してみようと思います。
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バルトロライトジャケット(Baltro Light Jacket)
THE NORTH FACEからはたくさんの種類のダウンが販売されていて、どれを選んだらいいのか迷うところです。
このバルトロはそのなかでもトップレベルで暖かいダウンジャケット。真冬の天体観測や極地での雪上ハイクを想定して作られており、触ってみると分かるんですがダウンでパッツンパッツンになっているジャケットです。もうパッツンパッツン。
これより上にはヒマラヤンパーカというそれこそヒマラヤ登山を想定して作られているようなすごいのもあったりもするんですが(笑)
WINDSTOPPERを表生地に仕様
表生地に30デニールのWINDSTOPPERを仕様。ゴアテックスのように防水性があるわけではありませんが、厳冬期には雨が降るようなことはありませんからね。
WINDSTOPPERは防風性に非常に優れています。風にやられると一気に体感温度が下がってしまうので、この防風性というのはアウターには非常に大事。また透湿性にもすぐれており、動いて汗をかいてしまってもしっかりと逃してくれます。生地もゴアテックスより軽いので着心地もいいです。
撥水加工もほどこしてあるので小雨程度であればしっかりしのげます。
フロントダブルフラップになっており、ファスナーの上からマジックテープでとめるようになっています。ここをしっかりとめることで風の侵入をふせぎます。
襟の部分にもダウンが封入されており、首元からの風や寒気の侵入をシャットアウト。
フロント部には止水ジッパーが使用されています。濡れから防ぎたいグローブとかいれるといいですね。
内側には2ヶ所のボトルポケットと1ヶ所のファスナー式の内ポケットがあります。寒いところだとスマホなどの電池が一気に無くなるのでここに入れておくとよさげです。
今回バルトロにした理由
さてさて。いろんな選択肢があるなか今回なぜバルトロにしたのかその理由もちょっとかいてみましょう。
あたたかいダウンならパウダーランドパーカを持っている
暖かいダウンは、じつはもう1着持っています。それがモンベルのパウダーランドパーカ。こちらもダウンがしっかり入っていてすごくあたたかいジャケットです。
表側の生地はゴアテックスでできているので、万が一みぞれのような雪になったり、室内や車に出入りしたときに雪がとけたときなどの水の浸水を防ぎます。ダウンはカサがあることで中に暖気を取り込むんですが、水に濡れるとそのカサがつぶれてしまうので、やはりゴアテックスというのは安心感があります。
上半身はわりと着込みやすいのでこの下にアンダーウェアやフリースなどをはさんでやれば、僕が住んでいる島根くらいではどんだけデカイ寒波がきてもけっこう平気です。
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パウダーランドパーカはかさばる
ただ、やはりゴアテックスをつかっているので生地じたいもかなり厚め。ダウンもしっかりはいっているので、けっこうデカイわけです。車移動であれば、荷室にいれておけばいいので問題ありません。ちょっとした寝袋の代わりにもなるので重宝しています。
ただ、冬の撮影の時に車でのりつけて、すぐそばで撮るのならいいんですが、そうでない場面ってけっこうあります。
例えば、歩いて40分くらい歩いた小高い山のうえに行きたいときとか、それこそ本格的な登山とか。パウダーランドパーカを来たまま行動してしまうと、すぐに体温があがりオーバーヒートしてしまいます。暑ければ脱いだらいいのですが、そんなときただでさえパンパンなカメラバッグの中にこのかさばるパウダーランドパーカを詰め込むのは現実的ではありません。
実際、今までの撮影でも厚いのに脱げない、という状況が何度かありました。
バルトロはかなりコンパクトになる
バルトロはスタッフバッグが付属しており、コンパクトに収納することができます。ダウンの大きなメリットのひとつが圧縮することでかなり小さくできるということ。WINDSTOPPERのしっかりした生地を使って、ダウンもパッツンパッツンに入っていながらもここまでコンパクトになるのはちょっと感動的です。
今使っているTHULEのリュックにいれてみます。けっこうガチガチではありますが入りますね。大三元+ダウンの組み合わせでは持ち出せそうです。
実際には寒冷地に持ち出すときはグレゴリーのバルトロ65Lのザックにいれていくつもりなので充分なコンパクトさです。
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他のダウンとも比べてみた
お店に行った時、バルトロ以外にもTHE NORTH FACEのダウンがおいてあったので比べてみました。
ヒマラヤンパーカ
ヒマラヤンパーカが置いてあるのもすごいなと思いながらも、ヒマラヤンパーカです。
登山家の三浦雄一郎さんがエベレスト登頂の際に使用されたことでも有名なヒマラヤンパーカ。まあ、もう笑っちゃうくらいにこれでもかと寒さ対策をほどこされた、まさしく最強装備。これさえあればもうダウンで迷うことがなくていいな、ほしいなとめっちゃ思いました。
このヒマラヤンパーカもスタッフバッグがついていて、小さくはなるものの、それでもかなりのダウン量なのでスタッフバッグにしまった時点でちょっとしたサンドバッグのようでした(笑)
今回、ザックに入れられるようなコンパクトなものが欲しかったので泣く泣く断念。車につんでおけばいいダウンはパウダーランドパーカがあるのですが、無かったら買っていたことでしょう。
マクマードパーカ
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こちらも南極のオーロラ観測隊用に作られた暖かいダウンジャケット。バルトロが雪上ハイクなども考えてつくられており、着丈は腰のあたりまでの長さです。ただ、この腰の部分から寒気が入りやすかったりもします。こちらのマクマードパーカはお尻のあたりまでの着丈があるので、かなりあたたかそう。
表生地はハイベントを使用してあり、バルトロよりもしっかりとした生地感です。フードにはファーもついています。
そして、まあなによりカッコウがよろしい。タウンユースで使用しても、めちゃくちゃかっこいいです。街でも撮影地でも使いたいというなら、間違いなくマクマードパーカでいいと思います。
ただ、ハイベントがかなりしっかりした生地なのでコンパクトにしてザックに突っ込む、ということはちょっと難しそう。重さもけっこうドシッとした重さなので、今回欲しいものとちょっと違ったので泣く泣く諦めました。
着用感
というわけで、コンパクトにもなるけれどめちゃくちゃ暖かい、という非常に使い勝手の良さそうなバルトロライトジャケット。どんなサイズ感なのかちょっと着てみましょう。
僕は170cm、55kgのけっこう細身なのですが、今回はMサイズを選びました。ダウンがパッツンパッツンに入っているので、かなり体にフィットします。
写真ではそんなに分かりませんが、ほんとパッツンパッツンにダウンが入っています。
首元までしっかりダウンが入っているので寒気を防ぎ、暖気の放出を防いでいます。まあ、めちゃくちゃ暖かいわけです。
フードを被るとこんな感じ。フード自体にもダウンが入っており暖かいのですが、頭の前まではこないので、吹雪いてきたらけっこう顔に雪があたりそうですね。このへんのフードのできはファーがあるぶんマクマードパーカのほうがよさげです。
前部分のジッパーをあけてるとこんな感じ。腰のベルトの位置よりちょっと長いかな、というぐらいの着丈です。どうしてもここから寒気が入ってくるので、股上が深めのダウンパンツを合わせようかなと考えています。
まとめ
トップクラスの暖かさと、携行性をすばらしいバランスで両立させているバルトロライトジャケット。普段の撮影でも、ちょっとした雪上ハイクでも、寒冷地への旅行でも、いろんなところで活躍してくれそうです。
本格的な冬が楽しみになってきますね。