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Nikonの大三元・小三元レンズ

投稿日:2019年3月2日 更新日:

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全国1億3千万のNikonレンズ沼にハマっている皆様、こんにちは。

このブログにお越しいただけるかたのなかには「大三元てなんぞ?」というかたもいらっしゃると思いますので、今日はNIKONの大三元・小三元のレンズ群を紹介してみようと思います。

大三元レンズ

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カメラユーザーなら一度は誰しもが憧れる大三元レンズ。例えば現行のNIKONのFマウントの大三元レンズは以下のとおり。

  • AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED 
  • AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
  • AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

ごらんのとおり、レンズが「f/2.8通し」の大口径ズームレンズのことを指します。Nikonにかぎらず、他のメーカーでもこのような2.8通しのレンズを大三元レンズと呼びます。

そもそも大三元とは麻雀における役のひとつで「白・発・中」と呼ばれる字牌を3つ揃えるものなんですが、難易度が高く、役満という高得点を貰えます。

大三元レンズとは、そんな役になぞらえるくらいすごいレンズ群ということなんですね。これらのレンズ3本を揃えることを「大三元をツモる」なんて言ったりします。

では一つ一つ見てきましょう。

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

フィルターすら付けられない大きくせり出した前玉。携帯性?は?なにそれ?と言わんばかりのデカくて太くて重いレンズ。

扱いにくいったらこの上ないのに、使用者からは賞賛の声しか聞こえないという銘玉中の銘玉。広角の最高峰。神レンズなんてよくいいますが、個人的にはこのレンズこそその何ふさわしいのではないかと思っています。

NikonとCanonを比べる、なんてことも少なくないかもしれなけれど、Nikonのアドバンテージの一つとしてこの「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDがある」ということ。Nikonでよかった、間違いなくそう思わせてくれるレンズ。

他社製の広角大三元はありますが、やはり14mmというのはデカい。世界が違う

僕は以前タムロンの15−30mmを使っていて、それはいいレンズだったんですが14mmと15mmのたった1mmの差でこんなに世界が変わるのかと思いました。

またすごいのが解像感。広角のズームレンズなんてたいがい広角端で四隅が流れてしまうもんなんですよ。なのに、このAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDはその周辺の流れが無く、隅々まで解像してくれます。

出目金ゆえ逆光に弱かったり、歪曲収差がひどかったりともちろん欠点もありますが、それを補って余りあるほどのすばらしい性能。まさしく神レンズです。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

他の大三元に先駆けてリニューアルを果たしたレンズ。24−70mmの標準域をになう。

みんなの願いを一心に受け、ついに手ぶれ補正を搭載させました。4.0段分というかなりの補正を実現、夜景や動き物など手持ちでの可能性をさらに広げた1本。

また、オートフォーカスも爆速に。旧機種のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDもかなりオートフォーカスが早いのですが、新型はもう早いという感じではないですよね。なんか、そこに向けた瞬間ピントが合っているというか。

最大撮影倍率も改善され、旧機種よりも寄れるレンズになっています。

また、f/2.8のあとに続く「E」の文字。これは電磁絞りを意味しています。いままでは機械的に動かしていた絞りなんですが、電磁絞りタイプのものになることでさらに安定したAE、連続撮影を可能にしています。フィルム機とかでは使えなくなってしまうのがデメリットではありますが…

様々なところが改善され、まさしく大三元と呼ぶのにふさわしいレンズになっています。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの旧型になるレンズ。現在僕が使用しているのはこのタイプ。買った途端にリニューアルしたのはいい思い出。

迷いのない高速なオートフォーカス。ハイライトからシャドウまで再現する階調性の高さ。f値2.8ならではの、嫌らしさのないキレイなボケ。

以前は、被写体や状況が変わる度にレンズ交換をしていたのですが、D750とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDの組み合わせなら、もうこれだけであらゆるシチュエーションに対応できる心強さがあります。

広角側が24mmから始まるというのも嬉しい。広角ならではのパースのついた写真も楽しめます。

間違いない標準ズーム。

新型が出てはいますが、現在は値段がこなれまくっているので、こちらを購入するというのも充分あり。手ぶれ補正が無い分、重量も軽いですし。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ

望遠レンズ特有の圧縮効果や背景の柔らかなボケ。写真という二次元の中に三次元を感じさせる立体感を感じさせてくれるレンズ。

レンズもf値2.8通しなので非常に明るい。望遠レンズを使っていてよく困るシチュエーションが、手ブレ。望遠端を使えば使うほど手ブレが発生しやすくなり、より早いシャッタースピードを求められますが、f2.8もあればよりたくさんの状況でシャッタースピードを稼ぐことができる。

さらにはNikonの手ブレ補正機能「VR(Vibration:振動 Reduction:減少)」がついていて4段分の手ブレを補正してくれます。例えば1/250秒のシャッタースピードが欲しいけれど、光量が足りない、と言った場合このVRⅡなら1/15までシャッタースピードを遅くすることができるのです。すげえ。

テレコンつければ最大400mmまで望遠側の拡張が可能。それでもf値は5.6もあるのですよ、奥さん。そらf値5.6までいったらちょっと暗くなるのですが、先ほどのVRⅡを使えばその暗い状況でもしっかりブレのない写真を狙うことができるんですよ。奥さん。

なによりもすばらしいのがそのコンパクトさ。望遠レンズっていうとどれもこれも大きくなりがちです。標準域なら単焦点でも2〜3本持っていくかという気になりますが、望遠レンズなんて100mmでもけっこうデカい。

それらの70mmか200mmまでのかさばりやすいレンズが1本にまとめられる。さらには写りも平均点以上のすばらしさ。なんなら単焦点レンズなんていらないんじゃないかと思わせてくれる。そんなレンズです。

小三元レンズ

大三元レンズはf値2.8通しのレンズのことをいいましたが、小三元レンズはf値4通しのズームレンズ3本のことを指します。これらにもナノクリスタルコートが施されているのも特徴。

  • AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
  • AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
  • AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

これらの3本が「小三元レンズ」です。こちらも麻雀の役のひとつ「小三元」からきていますね。小三元とは大三元に比べ点数の低い役なんですが、じゃあ、これらの小三元レンズが大三元レンズに劣っているかというと、そうでもない。

大三元レンズにはない魅力があり、どれも個性的で楽しいレンズたちです。

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

小三元レンズの標準ズーム。大三元が24-70mmとズーム域が3倍なのに比べ、こちらのレンずは5倍のズーム域を持ちます。

広角が24mmスタートと、広角レンズの楽しみかたもできるし、望遠が120mmまであるのでかなり被写体をたぐり寄せることができる。

また、VRが付いているので手ブレもバッチリです。便利ズームだと画質が…とはいえ70mmや80mmだとテレ端が物足りない…そういう人にはピッタリなレンズではないでしょうか。1本あればあらゆる場所で活躍してくれます。

最近ではD750にキットとしても販売されており、かなりお買い得になっていますね。

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

大三元の14-24mmがいくら銘玉で、誰しもが手放しで賞賛するレンズとはいえ、やはりその大きさやせり出した前玉にいささか躊躇してしまいます。

小三元であるこちらのレンズは比べるとやはりそうした面での使い勝手は非常にいいのではないでしょうか。1kgもある14-24mmに比べ680gと重量も手頃ですし、なんといってもこちらはフィルターが付けられます

僕なんかはけっこうおっちょこちょいなんで、わりとよくレンズをぶつけたりするので(落としたこともあるし(;´Д`))やはりフィルターが付けられるのは安心感があります。

また、フィルターを付けることでしか撮れない写真もありますよね。日中の長時間露光など。

あと24-120同様、こちらもVRがついています。広角レンズは比較的手ブレしにくいのですが、やはりスローシャッターを切るシチュエーションって結構あるので、補正があるのは安心です。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

こちらも大三元レンズに比べてかなり軽量・小型に作ってあります。大三元レンズが1570g、小三元レンズが850gとおよそ半分くらいの重さ。

大三元レンズはかなりデカく、カメラにつけるとすごく目立ちます。街中で気軽にスナップ、なんてことしていると、時間帯によっては職質受けそうなゴツさです。

比べてコチラの小三元はわりとシュッとしているので、場所を選ばずに望遠レンズでのスナップも楽しめそうです。

やはり軽いというのは正義。いくら写りがいいとはいえ、重たいレンズ&ボディを振り回すのはなかなか大変です。f2.8の明るさを必要としないなら、小三元レンズという選択肢はベターだと思います。

お金に余裕さえあれば、大三元、小三元の2本持ち、というのもアリなんじゃないでしょうか。同じ焦点距離ですが、性格の違う2本です。

Zマウントの大三元・小三元レンズ

2018年にNIKONは初のフルサイズミラーレスカメラを発売。Zマウントと呼ばれるその新しい規格でも大三元・小三元レンズが続々と発表されています。

大三元レンズ

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S 

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

via:NIKKOR Z 14-30mm f/4 S - 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

現行のFマウントの大三元から大幅に軽量化をはたしたZマウントのレンズ。手ブレ補正が無くなっているのですが、Zマウントではカメラ側に手ブレ補正がついています。

MTFを見るかぎり、解像感もそうですがボケの美しさにも力が入っていそうです。

アルネオコートと呼ばれる新しい反射防止コーティングが施されており、逆光にもかなり強そうです。

小三元レンズ

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

NIKKOR Z 14-30m f/4S

via:NIKKOR Z 14-30mm f/4 S - 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

14mmという超広角を実現したNIKONの新しい小三元レンズ。さらには30mmまでと使いやすい画角、出目金じゃないのでフィルターもつけられるというぶっとんだスペック。おそろしいですね。

まさか14mmにフィルターがつけられる日が来るとは思いませんでした。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

Z7、Z6のキットレンズとしてもおなじみの標準小三元レンズ。

既存のものや他メーカーでは小三元というと、ちょっと焦点距離が長いものが多かったのですが、この新しい小三元レンズはコンパクトさと写りを重視したようで評判かなりよさげ。

大三元レンズも発表されましたが、これがあるから大三元に手を出さない、なんて人も少なくなさそう。それくらいいい写りしてるみたいです。

まとめ

いやあ、どのレンズも魅力的ですね。全部欲しい。

大三元は高画質、f値2.8の明るさ。小三元は大三元に無い身軽さがあります。コレに加え、様々な単焦点レンズやサードパーティのレンズがあるので、ほんと悩ましいですね。

どのレンズが正解、というわけでもないですし、得意な被写体やシチュエーションによっていろいろ組み合わせを考えてると夜も寝られないくらい楽しいです。

次はなんのレンズにしようかしら。

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saizou

Z7とへっぽこのセンスで撮影しています。 写真や登山、キャンプが好きなのでいろんなことを発信していきたいです。

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