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先日、防湿庫を検討しているという記事を書きました。
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どれ買うかまだ決めてないのですが、いろいろと候補は出てきたのでちょっと検討しているのです。調べているとだいたいの人が「今もっている機材にちょうどいいのではなく、ちょっと大きいのをかったほうがいい」と仰っていますね。
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「ところで東洋リビングの『EW-240CDB』を見てくれ、こいつをどう思う?」
「すごく…大きいです…」
値段がけっこう張るのでこれはちょっと予算オーバーなんですが、今後買い揃えたいレンズをきちんと計画したほうが、どれくらいのサイズが必要かよくわかりますよね。
というわけで前回の記事でいろいろ妄想してたら楽しくなってきたので、ちょっとあらためて今回どんなレンズが欲しいのか書いてみようかと思いまして。
もう俺の頭の中の防湿庫はパンパンだぜ。
自分が欲しいレンズをただ妄想するような記事をよく書くんですが、特に誰かのためになる、といったことはまったくなく、自己満足のために書いておりますので予めご了承ください。
目次 非表示
今後揃えていきたいレンズラインナップ
自分の必要な焦点距離のレンズを揃えていくことをレンズシステムを組む、なんていいますね。
今僕が使っているフルサイズカメラがD750。持っているフルサイズ用レンズ(FXレンズ)は2本
- AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
D5100時代のDXレンズも何本かあるのですが、やはりフルサイズ用のレンズを揃えていきたいですね。今持っている2本はどちらも標準域なのですが、さてさて何から揃えていきましょうか。
標準域はとりあえずOK
カメラのレンズの種類はざっくり分けると
- 望遠
- 標準
- 広角
- マクロ
- 魚眼
この5種類になりますね。ティルトシフトレンズなんてのもありますが、ちょっとマニアックです。
さらに望遠・標準・広角レンズはそれぞれ単焦点レンズとズームレンズに分けることができます。
単焦点スキーな僕としてはもっと単焦点レンズを揃えていきたいところなのですが、望遠・広角がまったくないのでもう少しガマンします。
標準ズームレンズの最高峰「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」が様々なシーンで活躍してくれますし、ここぞという時はやっぱり単焦点の「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」の出番です。ちなみに、個人的には大三元レンズの24−70mmより50mmf1.4のほう値段は4分の1なんですが好きだったりしますw
じゃあ、次何を買おうかということになるんですが
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱ
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大三元のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDの広角端は24mmでして、24mmというとAPS-C機で換算16mmくらいですね。
なので思ったよりもパースもつきますし、なんちゃって広角レンズくらいの画角はあります。というわけで、広角はしばらく24−70mmにおまかせしておこうかな。
となると欲しくなるのは望遠レンズです。サンニッパ、サンヨン、ゴーヨンなどと呼ばれるようなバズーカ望遠単焦点レンズ群もいつかは手にしてみたい憧れがありますが、いかんせん単焦点レンズで望遠となると、狙いたい被写体が限定されてきます。
僕は風景がメインなので、応用がきくズームレンズのほうが使い勝手が良さそうです。
望遠ズームレンズにも小三元の70−200mmf/4や70−300mmf/4.5-5.6などあるのですが、せっかくなので回り道せずに望遠の大三元「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱ」をねらって行きたいです。
解像力に定評があり、抜群に評価が高いレンズ。その最高級レンズで叩きだされた作例を見れば、もうため息しかでません。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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望遠レンズを揃えたいのですが、予算的にもけっこう厳しそうなんで、もしかしたらガマンしきれずにかっちゃいそうなのがこちら。
実は僕、マクロレンズ持ってないんですよねー。
いくらなんでもそろそろ1本はたしなみとしてマクロレンズが欲しいお年ごろ。
僕がマクロレンズを買わなかった理由と、ようやく買ってもいいかなと思ってきたということ
マクロレンズといえばNikonのレンズの中でもかなり評価が高いのがAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDです。値段もお手頃、ナノクリ使用、使いやすい画角、爆速のAF。
普通ならばこれを選びそうなんですが、我が家の50mmとかなり画角が被るんですよねー。せっかくレンズを増やすなら焦点距離の被らないようなものをチョイスしたいところ。
というわけで、チョイスしたのがこのAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED。
マクロレンズを比較する際に大事になってくるのが「ワーキングディスタンス」。これは被写体にどれくらい近づけるかという距離のことですね。
60mmをフルサイズのD750につけると、かなり近づいての撮影になります。これはこれで魅力的なんですが、105mmくらいあると、程よい中望遠の画角で被写体ともいい感じで距離を置いて撮影することができます。
花などを撮影するときも効果的に前ボケを入れることができますし、60mmが有名すぎてあまりフィーチャーされませんが、実は105mmもかなりいい写りのレンズです。
またマクロの被写体に限らず、105mmくらいの中望遠ならポートレートなんかもいけそうです。
中望遠ならではのふわっとしたボケも期待できそう。
AF-S TELECONVERTER TC-20E Ⅲ
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せっかく買った(まだ買ってない)大三元の望遠レンズですが、200mmだともうちょい伸ばしたい場面がでてくると思います。
今使っているDXレンズAF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR。テレ端の300mmだと、フルサイズ機に換算すると450mmの高倍率レンズなんですよね。
しかし、望遠系のレンズとなると、結構なお値段もしますし、毎度毎度使うというわけでもありません。
ということで便利なのがテレコンバーター。これをカメラとレンズの間に挟んで装着してやることであら不思議、倍率がアップするんですね。お得!
このAF-S TELECONVERTER TC-20E Ⅲで倍率が2.0倍になります。その代わりf値も2倍に。
とはいえ、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱならf値が2倍になったとことでf/5.6通しで使うことができます。VRⅡもあるので充分実用的な数値です。
AFは効かなくなりますが105mmマクロにも装着可能です。
ただ、倍率の高いテレコンは少なからず画質に影響が出てきますので、比較してみて1.4倍や1.7倍のものを選ぶかもしれません。
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
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ここまでで、24mmからテレコンこみで400mmの画角までカバーできるようになりました。これでかなりの被写体に対応できるようになったといえるでしょう。
そしたら欲しくなるのがやっぱり単焦点レンズ。
Nikonの誇る銘玉「ノクトニッコール」の再来と呼ばれるこのレンズ。
3次元を写真という2次元の世界にもう一度構築する、といったコンセプトだそうですよ。すごい!
美しい前ボケ、浅い被写界深度の淵にキリッと映しだされるピント面、さらに続くのはなだらかな後ボケ。写真の中なのにまるで立体であるかのように錯覚してしまいそうな、そんな絵を作り出してくれます。
開放スキー、ボケスキーな僕にはピッタリなレンズじゃないでしょうか。開放f1.4でもしっかり写るこのレンズ、夜のスナップなんかもしっとりと写しだしてくれそうです。
ただ、やっぱり気になるのがAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gと画角が被っちゃうというところ。ちょっと悩みますね。
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
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一般的にはポートレートなどで使用されるのが多い気がするこのレンズ。
被写体との自然な距離感を撮れるのがこの画角ですね。f値も1.4なので中望遠ならではのきれいなボケ方が期待できそうです。
んで、個人的なあれなんですが、僕この画角がとても好きだったりするんです。85mmといったらAPS-C機でいうとだいたい56mm。そう、D5100と50mm f/1.4の組み合わせがだいたいこの画角なんです。
この85mmという画角、個人的には「見つめている時」の画角だと思っています。
なんもかんも写っちゃう50mmや35mm(APS-Cで35mmや24mm)は使い勝手がいいのですが、じゃあ何が撮りたかったの?っていう写真を撮りがちです。
写真は引き算、なんて言ったりしますが、85mmの画角で撮った写真は自分が撮りたかった被写体を浮き上がらせることができます。ボケも美しいので背景もキレイに処理できます。
センスを要求されそうですが、その分自分の写したい被写体と向き合えるのではないでしょうか。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
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AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱに2倍のテレコンで、望遠域はある程度撮れる気がするんですが、それでもフルサイズの200mm×2=400mmって今持っているAF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRと比べると望遠が足りません(300mmは35mm換算で450mm)
また、せっかくD750に新調しAF性能や連写性能が向上したので、鳥や電車、モータースポーツ、動物、飛行機など今までチャレンジしてこなかった被写体にも挑戦してみたいところです。
ただしかし、純正で500mmや600mmとなると単焦点レンズしかありませんし、それこそ中古の車なら買えそうなお値段ざます。
Nikon信者なので、買うレンズは基本純正が多いです。サードパーティ製で安いレンズという選択肢もあるんですが「もうちょい追い銭すれば純正買えるし、純正のほうが不安がないし……」ということで、いつも購入するのは純正です。
ですが、さすがにそんなに出番の多くなさそうなレンズにはコスパに秀でるサードパーティをチョイスしたいですね。
というわけで、最近SIGMAから出た150−600mmが欲しいのです。
これ1本あれば、望遠で遊ぶ被写体にはほとんど対応出来そうですね。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
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さてさて、ここまで標準域はAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDに単焦点レンズを増やしてまいりましたが、やっぱりそろそろ欲しくなるんじゃないですか?広角が。
いよいよツモっちゃいましょうか、大三元。
大きくせり出した前玉はなかなか扱いに気を使いそうではありますが、それでも唯一無二という言葉がぴったりなその写り。
いつ出会えるかはわからないですが、それでもNikonユーザーという選択肢を選んだ方々のみがいつか手にすることができる至極の逸品。
今僕が持っている広角レンズはAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDなんですが、この広角端が10mmですね。35mm換算にすると、この10mmよりもさらに広角の絵が得られるのですよこのレンズ。
たかだか1mmと思うじゃないですか?いやいや、広角レンズの1mmを侮る無かれ。その1mmで世界が変わりますからね。
そして、このレンズの恐ろしいところはそんな超広角にも関わらず、広角にありがちな周辺の歪みが非常に少ないんですよね。やばい、まじキングオブ広角。
Otus 1.4/55
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ここまでくると望遠から広角までなんでもござれ、といった感じになってきていますね。
まだこのレンズシステムに何か追加するようなレンズがあるのか?
あるんです。
僕の超憧れレンズ。それがCarl Zeiss製の「Otus 1.4/55」
これまで書いてきたレンズもあちこちで作例を見ればため息しかでないのですが、それでもあえて言いましょう。このレンズは別格だと。
日常にあるなにげないシーンまでドラマにしてしまうような、そんな表現力があります。開放からシャープ、解像度がスゴイなどなどいろいろ褒め言葉は思いつきますが、そういった一つ一つの仕事が微に入り細を穿つものなのでしょう。
被写体をただ映し出すのではなく、そのレンズとの間にある空気まで写真に収まったような、そんな写真を切り取ることができるレンズです。
これ1本でD750とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDがセットで買えそうなお値段なのですが、これから先の人生で1度は手にしてみたい1本なのです。
まとめ
さてさて、いかがだったでしょうか。もう僕の頭のなかの防湿庫はパンパンです。
これらのレンズを買い揃えるのにどれくらいかかるのか、いや、果たして買い揃えられるのか、甚だ疑問ではありますが、もし全てを手にすることができるとしたらやっぱり防湿庫は110〜120Lくらい要りそうな気がしますねえ。
ただ、これらのレンズ全部買っても150万くらいでしょうか?けれど手に入れられるものはプロも愛用する最高級の至宝ばかりです。そう考えたら案外安い買い物ですよね(と、フォトヨドバシの中の人も仰ってました)
こうやって記事にするだけでこんなにワクワクが止まらないので、いざ手にしたらいろんなところからsaizou汁がブシャーってなるんでしょうね。楽しみです。
ほんとはまだまだ欲しいレンズやカメラがたくさんあるんですが、キリがないのでここらで一度筆を置きますが、機会があればまたやりたいです。需要とかそんなの関係ないから!僕がたのしいだけだから!