本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

絵の書き方から構図やレタッチを学ぶ!「ファンタジー背景描き方教室」

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ファンタジー背景描き方教室

写真でもっとも大事な要素のひとつが構図

いろんな本を読んだり実践したりしてきましたが、最近、絵の構図の完成度の高さがすごいことに気づきそこからなにか学べないかと考えています。

ということで「ファンタジー背景」描き方教室〜Photoshopで描く!心を揺さぶる風景の秘訣という本を手にとってみました。



構図の完成形は絵画

絵を見る技術 名画の構造を読み解く

写真における構図というのはかなり重要なファクターを占めると考えています。とはいえ、目の前のものを切り取る写真では制限が出てしまうのも事実。

構図の完成形を突き詰めて考えていけば、キャンバスの中に自由に配置できる絵画は理屈でいったらもっとも構図に優れているわけです。

そう考えて先日読んでみたのがこちらの「絵を見る技術」という本。

僕の考えたとおり、まあ名画というのは構図がビッチバチ決まっていてることを学ぶことができました。名画はんぱない。

こちらの本のことも書いているのでご覧になってみてください。

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とはいえ、名画はぶっちゃけ古臭く感じてしまう

Bijutsu kansyo2

名画はすばらしいことに気づきましたし、今後美術館でも巡ってみたい気持ちになってきました。

とはいえ、ですよ。

やっぱり現代を生きている我々。めちゃくちゃ絵画が好きな人以外はちょっと古臭く感じてしまうのも事実ではないでしょうか?

ゴッホが書くひまわりも、ピカソが書くゲルニカも確かにすばらしい。

けれど、ぶっちゃけドラゴンボールやワンピースがかっこいいわけです。これはどちらが優れているとかではなく、歴史を重ね先人たちの教えを踏襲しながらも現代に合わせたものを描いていと思うのです。

構図や構造的なものは過去の名画に習いながらも、現代の人たちでもわかりやすいようなものってなにかと考えたとき。

そして、僕がどういう写真を撮りたいのか?と考えた結果、ファンタジーだったわけです。

ファンタジーが撮りたい

番のフクロウ

人によって撮りたいものはそれぞれですよね。んで、僕はどんな写真を撮りたいか?というと、ファンタジーが撮りたいのです

ここではないどこか。見たこともない風景、見たこともない瞬間。幻想的な写真。

名画からいろんなことを学びつつ、現代のファンタジーを描いている絵描きの方の本を探したところうってつけなのが見つかった。それがこの「ファンタジー背景描き方教室」なわけです。

しかもこの本の絵、すべてPhotoshopで描かれています。僕も写真のレタッチはPhotoshopで行っているのですが、絵のPhotoshopの使い方から学べるものもあるかもしれないという期待もありました。



ファンタジー背景描き方教室

ファンタジー背景描き方教室目次

さてさて。そんな本書なのですが、その名の通り基本はファンタジーの背景の描き方が記されています。

背景と聞くと写真と関係なさそうな気もしますが、絵におけるメインはキャラクターなわけで背景ということはいわゆる僕らが撮っている風景なわけです。

ファンタジーの背景、どのようなことに気を使って描かれているでしょうか?

やっぱり絵の構図の作り方は学ぶものが多かった

ファンタジー背景描き方教室

この絵の著者であるよー清水さんですが、第一線で活躍されているイラストレーターのかた。

ということで、今の絵の見られ方なんかもすごく研究されていることが読み取れます。

例えば縮小しても魅力的な絵にする、というトピックがありますがこれなんてのはスマホなど小さい端末で見られることを意識したものだといえるでしょう。

絵も写真も、トレンドみたいなのがあるのですがそれを意識しながらも魅力的な構図の作り方などが描かれています。

基本は絵の描き方がメインなので、全部が全部写真に置き換えられるかというとそうでもないのですが、それでもなるほどなるほどと得られるものがたくさんありました。

絵のPhotoshopの使い方から学ぶレタッチの方法

ファンタジー背景描き方教室

写真は絵に比べると、描いたりできないなんて思いません?

いやいや、Photoshopなんかをうまく使うとかなりいろんなものを描き込んでいくことができます。

レタッチに抵抗もある人いるかもしれませんが、例えば周辺減光させるなんてのは陰を描き込んでいるということになりますよね。

覆い焼きや焼き込みをほどこすことで露出差を描き込むことだってできます。

とはいえ、いざ実際に自分の写真を目の前にしてどこを明るく、どこを暗くしたらいいかなんてのは結構難しいんですよね。

んでもって、写真の教本っていうのはわりとレタッチについてはあんまりおおっぴらには触れてなかったりするもんです。

本書を読めばどこをどう目立たせるべきか?どのような色の組み合わせがいいのか?構図やフォーカルポイントをどうすべきかなんてのがわかりやすく書いてあります。

レタッチも慣れの部分が大きいですが、こういう絵を描くことの技術から得られるものってけっこうあるんじゃないでしょうか。

まとめ

写真だとどうしても眼の前のものを切り取ってしまうので、固定観念のようなものがあったりします。

そういった、凝り固まった考え方から離れて、ああなるほどこんな構図や描き方、光の入れ方をすれば魅力的になるのかということがわかりとても勉強になりました。

しかも、どの絵もめちゃくちゃかっこいいのでこんな写真が撮れるよう活かしていきたいです。

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