書評

カメラオタクのあなたに読んでほしい「カメラとレンズのしくみがわかる光学入門」

カメラとレンズのしくみがわかる光学入門

突然告白しますが、僕はカメラオタクです。

ベイヤー配列、像面位相差、サイデルの5収差などのワードを見ると胸がキュンキュンとしてしまいます。新しいカメラに搭載された機能がどんなものか、過去のカメラにどんな歴史があるのか。

もうカメラとレンズのあらゆることをいろいろと調べるのが大好きなわけで、それが高じてこんなブログをやっているわけです。

そんな僕のような愛すべきカメラオタクたちにおすすめしたいのが本書「カメラとレンズのしくみがわかる光学入門」です。

カメラとレンズのしくみがわかる光学入門

入門というタイトル、ゆるいマンガの絵、ひらがなでしくみがわかるなんて書いてあるので初心者用のような気がしますが、まったくもってカメラ初心者におすすめしません。あなたが初心者ならブラウザをそっと閉じましょう。

ここから先はブヒブヒいいながらカメラのスペックやレンズの歴史を語れるオタクどもだけがついてきてください。

カメラは突き詰めるとわからなくなる

クエスチョン

僕はこのブログはいろんな方に向けてかいておりまして、カメラ初心者のかたにも参考にしていただけるような記事がいくつかあります。

自分がまったくわからないまま始めた写真の世界、僕がつまずいたところをこれから始める人たちになるべく苦労せず写真を楽しんでほしいという気持ちがあります。

カメラ初心者のための基礎知識、とカテゴリしていろいろ書いているのでお時間あればこちらもご覧になってみてください。

カメラ初心者のための基礎知識 - ログカメラ

んで、僕がカメラを始めたときに一番よくつまづいていたことが「カメラのことを詳しく調べれば調べるほど分からなくなる」という罠。

例えばみんな大好きなボケってあるじゃないですか?あれもカメラの絞りを開けたらボケるというのは体感的にわかるのですが細かく調べていくと理科の授業のような世界に突入するわけです。

わからないところはすっとばす

Hurdle hikui man

なので、僕がよく初心者のかたに向けて書く場合よく使う言葉が「わからなければすっとばす」なんです。

結局、カメラや写真なんてものはシャッターを押せば写るわけです。いろんな難しいことがありますが、とりあえず押して写ったものがよければ原因はよくわからなくてもまずはOKなわけです。

押す、撮る、楽しい、の流れができてからようやく「ちょっと難しいこと」に挑戦してみたらいいわけです。

ということでまずは書を捨てて町へ出よう

なので、始めたばかりの人は座学はそこそこにしてまずは撮りにでかけましょう。まちがっても本書を開いたりなんて思わないことです。

まずは押す、撮る、楽しい。これ大事ですからね。覚えて帰ってくださいね。

もっとよく知りたくなったら

さて、ここまで読み進めてきたというあなた。うふふ、あなたも好きですね。

ではそんなあなたにこの「カメラとレンズのしくみがわかる光学入門」がどんな本かご紹介しましょう。

わかりにくかったあの言葉が!あの現象が!わかりやすく書いてある!!

カメラとレンズのしくみがわかる光学入門

カメラやレンズのことを調べれば、最終的には理系の話になっていきます。ネットや本で調べていても、こういう理系の話って理系の人が書いているのでけっこうわかりにくかったりするんですよね。

もちろん、そんなマニアックなことを書いてくれる人って少ないのでそういう方々は本当に尊敬すべきですしカメラ業界全体で盛り上げていくべきだとは思うのですが、まあそれでもやっぱり僕の学が足りないのでちょっとわかりにくいわけです。

なので、あまりにも固い専門用語と長い文章に心が折れ、文末までたどりつけなかったなんてことは一度や二度ではありません。

そんな数々のややこしいカメラとレンズにまつわる理系なことがら。あのたどりつけなかった真実がこの本をめくれば非常にわかりやすく書いてあるのです。

たくさんの図やイラスト・読みやすい構成

カメラとレンズのしくみがわかる光学入門 イラスト

とはいえ、やっぱりまだまだ難しく、難解な数式とかも出てくるので僕自身全部が全部理解しているわけではありません。

んが、それでも図やイラストがふんだんに使われており切れそうな集中力も切らさずに読み進められます。構成も非常に素晴らしく文字が大きい(これ重要)ので、今まで固くて長い専門的な言葉たちに阻まれて理解できなかったいろんな事柄が楽しく理解できるようになります。

カメラオタクの知識的欲求を満たしてくれる本

Otaku otagei

これを読んで写真がうまくなる。というわけではありませんが、僕のようなカメラオタクの知識的欲求を非常に満たしてくれました。

写真というのは撮って楽しい、というところもあるのですが、その知識を積み重ねていくというのもおもしろさのひとつです。カメラが出る度に新しい技術が発表されますが、過去の歴史や進化、発展の流れを分かっておくと新製品が出るとまた違った受け取りかたができるはずです。

そして、そういった知識というのはやっぱり無駄にはならないし、知っているとまた違った写真へのアプローチもできると思うわけです。

まとめ

というわけで、初心者にはおすすめはしないけど、カメラオタクのみなさまにおかれましては、まずは一読していただきたい。そんな1冊に仕上がっている「カメラとレンズのしくみがわかる光学入門」のご紹介でした(๑´ڡ`๑)

この「カメラとレンズのしくみがわかる光学入門」のKindle版はキンドルアンリミテッドで読み放題に対応しています。月額980円、この本が税抜1600円なのですぐにもとがとれますね。

キンドルアンリミテッドはデジタルカメラマガジンも読み放題!僕もいくつか記事を書かせてもらってます!

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  • この記事を書いた人

saizou

Z7とへっぽこのセンスで撮影しています。 写真や登山、キャンプが好きなのでいろんなことを発信していきたいです。

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