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突然ですが佐渡島へ行ってきました。
訪れたのは6月5日から6日の1泊2日。この時期は、佐渡島でトビシマカンゾウというきれいな花が咲くらしいのでそれを撮影してきました。
カーフェリーに乗って佐渡島へ!
佐渡島へはフェリーに乗っていきます。佐渡島行きの港は直江津と新潟の2ヶ所があります。
上越市にある直江津のほうが島根から近いので、今回はそちらを利用することにしました。車を乗せることができるカーフェリーだったので、自分の車で佐渡島を移動できたのでとても楽ちんでした。
少々、値段は張りますが、レンタカーの予約とかしなくていいので助かりますね。
ちなみに、今回は休みだけ先にとっており、行きたいところの候補をいくつか頭の中に浮かべておりました。
天気次第で佐渡島以外のスポットに変更することも考えてなんですね。
なので佐渡島でガチガチに予定を組んでしまうとそれらの候補の場所に行けなくなるので、予約はフェリーだけ抑えておくという、行き当たりばったりの旅をしております。
7:10発のフェリーで佐渡島へ
佐渡島行きのフェリーは7:10発です。さきほど行き当たりばったりで予定を立てたと書きましたが、新潟までの距離の遠さなんてもちろん計算しておらず、夜中ほとんど寝ることもできず島根から延々と車で走ってまいりました。
計画を立てるとき、いつも睡眠時間と食事の時間を計算しないのは僕の悪い癖だと思っております。
フェリーの中に車を入れていきます。まだまだ余裕がありそうですね。初めてのカーフェリーなので興奮しております。
2等船室だったので雑魚寝ができます。初めてのカーフェリーで興奮しながらも、眠みが限界ですので中を探検することも諦め睡眠をとることにしました。
3時間弱の航海を経て、佐渡島が見えてきました。ちょっと寝たのでだいぶすっきりしました。
佐渡島初上陸!!
まずは矢島・軽島へ
この日は夕方にトビシマカンゾウを狙いたいなと思っておりますので、まだまだ時間があります。目的地に移動しながらいろんなものを撮っていこうという魂胆です。
まず訪れたのは矢島・軽島。こちらは矢島と軽島という2つの島が入江にうかんでおり、その2つの島をつなぐ赤い橋がフォトジェニックな場所です。
さらにはこちらではたらい舟の乗船体験ができるようで、入江にたらいがぷかぷかと浮かんでいました。
うわ、たらい。めっちゃ乗りたい。などと思ったのですが、妙齢の男性がひとりでたらい舟の乗船体験するというのはなかなかに勇気がいるものでして。泣く泣く諦めました。今度行くときは誰かについてきてほしいです。
おなかが空いたので回転寿司へ
朝早くから起きているのでおなかが空いてきました。佐渡島は海鮮が有名なので回転寿司の「すしや まるいし」さんを訪れました。
最近は回転寿司に行っても注文制でお寿司が回っていないところも多かったりするんですが、佐渡島の回転寿司屋さんはギャンギャンに回っていました。
僕はわりと注文するのが億劫なので、目の前で回っていてもらうと非常に助かるなあと思いながら、ノンアルコールビールとお寿司いただいている様子です。
佐渡島で水揚げされたお魚がたくさん回っていたのでそれらを中心にモグモグしていきます。我ながらけっこうお皿を積み上げたつもりでいたですが、お会計が3000円ちょっとと思ってたより安くてよかったです。
夫婦岩
お寿司を食べたら写真を撮りに行きましょう。
こちらは夫婦岩という、大きな2つの岩を夫婦に見立てたよくあるパターンの岩です。佐渡島は海岸がわりとなだらかなところが多くて、良い岩がたくさんあるなぁという印象でした。
隠岐の島とかだとけっこう切り立った海岸が多かったりするんで、あんまり良い岩に出会えないんですが佐渡島では半年くらい岩だけ撮ってても満足できそうなくらい良い岩がたくさんありました。
この写真は夫婦岩のちょっと離れたところにハマヒルガオっぽいお花が咲いていたので前景に入れたという天才的な構図の写真です。
北沢浮遊選鉱場跡
次に訪れましたのは北沢浮遊選鉱場。佐渡島はもともと鉱山で栄えた島らしいのですが、そんな鉱山の時代に使われていた施設らしいです。
今では使われておらず、ちょっと廃墟っぽくなっているのが非常に僕の琴線を震わせてくれるわけです。男の子ってこういうのが好きなんでしょ?
こういう風景を見ると「なんだかラピュタみたいだなぁ」と思うのですが、ラピュタなんてしばらくテレビで見てないので何がどうなってこれをラピュタと感じるのかはよくわからないですね。誰かにこういうイメージを刷り込まれたのだと思います。
鉱山の跡地がとても良かった
佐渡島は北沢浮遊選鉱場以外にも、鉱山の事業が盛んだったころに使われていただろう場所の跡地が徐々に古びていきながらも残っているのが情緒があってすごくよかっです。
ここにもハマヒルガオが。かわいいですね。
波蝕甌穴群
今回、このブログを書くうえで、紹介するか悩んだのがこちらの波蝕甌穴群という場所。
ここはですね、僕が見てきたなかでトップレベルにいい岩がたくさんありまして、ここで夕日を撮ったら延々と楽しめるんじゃないかという素晴らしいスポットです。
こんないいところは黙っておこうと思ったのですが、今日ここを見ている人は素晴らしい場所を知れてよかったですね。
小石が岩の中に入り、それが波によって回転することでこんな円形の穴を削りとったものらしいです。
それが潮溜まりとなっており、とてつもなくかっこいい岩になっております。さらにはこちら西を向いた海岸ですので夕景を撮影するにはこの上ない場所となっております。
一応、今回の旅の目的がトビシマカンゾウだったので夕方はそちらで撮影するつもりでいたのですが、こちらの岩が良すぎてギリギリまでどっちにしようか迷ったくらい最高な場所でした。
さて、そんな良い岩があるポイントをなんでおまえらにおしげもなく教えてあげているかというと
下りたら最後、元いた場所に戻っていくのも大変なくらい切り立った場所にあるからです。なんなら、グーグルマップに教えられてたどり着いたものの、どこがその波蝕甌穴群なのかわからなかったくらいです。
崖をおそるおそる下りていった場所にあるけっこう危ない場所にありますので、これ見ていった人は自己責任で行ってください。便利な言葉ですね、自己責任。
トビシマカンゾウを撮るぞ!
ということで本日のメインイベントであるトビシマカンゾウの群生地へとやってまいりました。この黄色い鮮やかなのがトビシマカンゾウという花です。国内でも2ヶ所しか見られないレアのお花なんだそうですよ。
背後に見えるかっこいい形の丘みたいなのは大野亀といいまして、なんとひとつの大きな岩だそうです。やはり佐渡島は岩がすばらしいですね。
さて、ご覧のとおりですね、ドン曇りなわけです。完全に曇っているわけではなく、ちょいちょい空の隙間から光が漏れており、ワンチャン焼けるかしらと期待したものの、最終的には曇ったままでした。
今回、いくつか候補地があるなかで佐渡島を選んだのは天気予報的に一番よかったからです。これは晴れるに違いない。今回も大勝利間違いなしと思ってやってきたもののドン曇ってしまったわけでして。
おいおい、どういうことやねん。こちとら島根の田舎からきとるんやぞという気持ちでいっぱいでございました。
とはいえ、撮り終えてみるとこれはこれで、なんかアイスランドみたいな雰囲気で撮れていて悪くないなと思った次第であります。
逆に、なんか曇ってしまったことにグダグダとテンションを下げてしまい、ちょっと光が漏れているのをどうにかできないかと考えていたのでよくなかったなと反省しております。これ、もうさっさと気持ちを切り替えて曇りを活かした写真にしたなら構図ももうちょっと考えられたかなと。やはり、写真は天気に自分を合わせていかないといけませんね。
1日目終了
というわけで1日目の撮影は全部終わったのであとはごはんを食べて寝ることにしましょう。
この日は新月の日だったので、日中天の川のロケハンなんかもしてイメージを作っていたのですが、どうにも曇りっぽいのでさっさと寝ます。
ただ、夜中は起きて撮影するつもりだったのでもちろん宿なんぞとっておりません。こういうとき、いつも僕らを暖かく出迎えてくれるのはネットカフェなわけです。ネカフェ最高。
今回は島内で唯一のネカフェである自遊空間 佐渡島店にお世話になろうと思ってやってきました。んで、そのまえにごはんどうしようかなと思ったら、同じ敷地内に「廻転寿司 佐渡弁慶」が!これなら飯食ったあとそのままネカフェに直行できる!
そしたらもうビール頼むしかありませんよね。これはしょうがない。おれは悪くない。
ただ、よく考えたら昼も回転すし食った気がするので、お造りとからあげを注文。なんだかおじさんみたいな回転すしの楽しみ方ですね。締めで最後にお寿司を少し食べるという。
佐渡島はラストオーダーがけっこう早く20:30には最後の注文を聞かれました。僕が入店したのが20時くらい。星を撮るわけでもないのでゆっくり飲みたかったのですが、そそくさとたいらげておあいそしました。
敷地内にある自遊空間に場所を移しました。ここのお店はフラットの部屋がなぜか畳という、和のテイストがあるお店でした。畳なので、自分の靴をブース内までもっていくという斬新なスタイル。
シャワーも使うことができたので、ひとっぷろ浴びてさっぱりします。
お寿司屋さんでちょっと飲み足りなかったので追いビールで締めました。
佐渡島2日目だゾ!
清水寺
2日目は清水寺に行きました。
本当は朝焼けを狙いたかったのですが お酒を飲んでしまい早起きするのがかったるかった 佐渡島は東側から撮れそうなところが事前に調べられなかったのと、帰りの船が10:35なのであまり港から離れすぎないこちらへやってました。
山門へと続く道が杉の木に囲まれて、とてもいい雰囲気の場所でした。
佐渡島のいろんな風景を撮ってみる
当初、計画していたところは一通り回ったので、あとは目についた場所をのんびりと撮っていきましょう。
佐渡島について一番に思ったのが「なんだか夏休みみたいな光景がたくさんあるなー」ということ。自分の記憶だったり日本人が思い描いている「古き良き夏休み」みたいな光景が佐渡島にはたくさんありました。
夏休み、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんちに行ったときみたいな、あんな風景みたいなとこ。
6月のはじめ、まだ暑くなりすぎず、とはいえ天気はめちゃくちゃよかった(トビシマカンゾウの撮影時以外…)ので、海風に吹かれながらすごく気持ちよく写真を撮れました。
宿根木の町並み
宿根木という、北前船の寄港地として発展した集落が当時の雰囲気を残したまま残されています。こちらは帰りのフェリーの小木港のすぐ近くだったので、旅の最後によってみました。
ここもやっぱり夏休み感があるいい場所で楽しく写真が撮れました。
三角家
狭い路地に三角形に建てられた家。吉永小百合さんがJR東日本のCMで来たみたいでポスターも飾ってました。
再びカーフェリーで本州へ
1泊2日でしたが、盛りだくさんの佐渡島旅でした。今度は夕日と岩を撮りにきたいなと思います。
またしても、なにも考えずに来たせいでカーフェリーが13:15についてから島根まで8時間かかるため日付が変わるギリギリにつきました…。次回はもうちょっと計画的に訪れたいです。
まとめ
今回撮りたかったけど回りきれなかった場所や、実際に訪れてみて時間帯を変えて撮りたいスポットもたくさん見つかりました。小さな島ですがいろんなポイントがぎゅっとつまったすごくいい島でした。
海鮮もまだ全然楽しみきれてないので今度は宿をとってゆっくり回ってもいいですね。