本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

満開の与一野のしだれ桜

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

市街地の桜はだいぶ散り始め、葉っぱが顔を出し始めていますね。
ソメイヨシノと会えるのはまた来年でしょうか。今年もたくさん楽しませてもらいました。

しかし、しだれ桜やエドヒガンなどは今から見頃をむかえるものが多いです。今回撮ってきた与一野のしだれ桜も見事に満開の姿を見せてくれました。



与一野のしだれ桜

与一野のしだれ桜

広島県安芸郡太田町、寺領の小高い丘の上に咲く一本桜「与一野のしだれ桜」。

ここ寺領地区は源平合戦で知られる那須与一ゆかりの場所で、あたりいったいを与一野というようになったそうです。
この地名にちなんでこの桜は与一野のしだれ桜と名付けられたようです。

大河ドラマ『平清盛』でもおなじみ、屋島の源平合戦で有名な「那須与一」が鎌倉幕府から西国に送られ、晩年にこの地で田畑の開拓をすすめたことから、この あたりを“与一野”というようになったようです。
「那須与一」の墓と現地の人々の間では言い伝えられている宝篋印塔も近くにあります。
与一野のしだれ桜 観光スポット 安芸太田ナビ 安芸太田町観光協会

桜の詳細

見頃

毎年見頃は4月中旬。
2012年が4月18日頃
ツキノヒカリ 与一野のシダレザクラ [広島県安芸太田町寺領]
2013年が4月7日頃
ツキノヒカリ 満開!でも雨! 与一野のシダレザクラ [広島県安芸太田町]

今年訪れたのは4月9日。まだまだ見頃は続きそうでした。

樹齢・形状

樹齢は70年。昭和15年に皇紀2600年奉祝の記念に植えられました。(皇紀とは神武天皇が即位した年を元年とする紀年法)

シダレザクラの中では比較的若い桜なので樹勢は極めて旺盛。形も美しい一本桜です。

高さ12m、幹周2.4mとそこまで大きな樹ではありませんが見晴らしのいい丘にあり周りは田んぼになっているので存在感は抜群です。

アクセス

戸河内ICから20分。
広島県安芸太田町寺領与一野地区
けっこう細い道を通る、閑静な山間地にあります。

地元の皆さんが集会所を開放してくださっていました。ありがたや、ありがたや。

夕日に輝く与一野のしだれ桜

夕日に輝く与一野のしだれ桜

晴天の青空の下、田んぼに映り込んだ姿を撮る、というのが自分の中の与一野のしだれ桜のイメージだったのですが、今年は始めて夕方訪れ輝く姿にチャレンジしてみました。

平日にもかかわらず夕景狙いのカメラマンの方々がたくさんいらっしゃいました。
黒い傘を持ってる人がいて、なんに使うんだろう?と思っていましたが逆光対策みたいですね、家に帰ってから写真を現像してみると逆光でフレアがでまくっていました。まだまだ勉強不足です。

それでも、今までとはまた違った与一野のしだれ桜の姿を写せてとても満足です。

北天と与一野のしだれ桜

与一野のしだれ桜と北天

夕方狙いのカメラマンの方々が帰って行かれたあとも、北天の写真を狙うため居残りすることにしました。昨年は見事に失敗した与一野の夜景ですが今年はなんとか形になりました。

途中、飛行機かなにかわかりませんが、横切る光があったのですが、まあ気にしないことにしました。

キレイに北極星をいれるにはもう少し広角のレンズがほしいところですが手持ちで一番明るくて広角なのが35mmのf1.8しかないのが悔やまれるところです。もう少しグルグル回したかったのですが、この時期安芸太田町はまだまだ寒くクシャミが止まらなくなりそうだったので30分ほどで早々に退散しました。

まとめ

与一野のしだれ桜はとても好きな桜の1本です。見頃を外すのに定評のある僕ですが、ここ3年の桜めぐりでもいつも満開の姿を見せてくれる素敵なやつです。

今週末までまだまだ見頃だと思われます。

関連記事

中国地方を代表する桜 醍醐桜を撮ってきた!
一の坂川と瑠璃光寺で満開の桜
錦帯橋の桜
神原のシダレザクラ
朝日に照らされる湯の山のしだれ桜(竹下桜)
三隅大平桜は今年はとても花つきがよかった
井川の一本桜
地久院のしだれ桜・長沢のしだれ桜

[amazonjs asin=”B00BEZ39MG” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”フォトコン別冊 見たい撮りたい日本の桜200選 2013年 04月号 雑誌”]