本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

冬の白川郷の夜景はとんでもなく幻想的だった

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白川郷に行ってきました

かねてから念願だった白川郷へ写真を撮りに行ってきました。

最近はかなり有名になってきたのでご存知のかたもたくさんいらっしゃるでしょうが、岐阜県にある庄川流域の集落のことをいいます。

この地域は豪雪地帯で知られています。こうした豪雪によって屋根に雪が積もることを防ぐために急角度な三角形の屋根の家を作ってきました。1995年には「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産にも認定されました。

正月にいくもんじゃない……

合掌造りと柿の木

正月休みを利用して白川郷を訪れたのですがとんでもないことになっていました…。白川郷って田舎のひっそりしたところにあって人もまばらでっていうイメージをもっているかたけっこういらっしゃるのではないでしょうか。

大間違いです

写真ではうまいこと人の姿を入れないように撮っていますがこの裏側にはもうそれはそれはワンサカとした人がいます。さすが世界遺産に認定されているだけあって白川郷はいまや一大観光地となっています。村が運営している駐車場も正月休みというのもあって満杯状態。白川郷へは「白川郷IC」約10分なのでアクセスは容易なのですがインターチェンジを降りてからその駐車場まで長蛇の列…1時間以上かかりました。

雪の白川郷はやはり美しい

雪の積もった白川郷の神社

そんなうんざりするような渋滞があろうと、ちょっと観光地チックな雰囲気になってしまっていても、駐車場にたどり着く前に個人経営の有料駐車場に誘導されそうになっても、雪で白く染められた白川郷は素晴らしく美しかったです。

駐車場への地図はこちらを参考してください。

白川郷の駐車場のご案内 | 白川郷観光情報



ライトアップの時じゃないと夜の白川郷は撮れないのか?

雪に埋もれたダンボー

白川郷では年に数回時期を決めてライトアップを開催しています。平成26年では7回のライトアップ開催が予定されています。

スケジュール – 白川郷ライトアップ

今回訪れて撮りたかったのが「雪の積もった白川郷の家に明かりが灯った夜の写真」でした。そして、ライトアップが年に数回しかされないという事実に気づいたのが渋滞を抜けようやくたどり着いた駐車場でのこと。

ちょっと待って、ここまで来て写真がとれないとか(;´Д`)

ちょっとヒヤヒヤしたのですが、結論からいうとライトアップが無くても大丈夫!です。村全体が明るくなった写真を狙いたいとかライトアップされた家が撮りたいというのではなく、1枚目のような俯瞰の構図であれば逆に変にギラギラしてなくて僕的には好みな写真が撮れました。

俯瞰を狙うのなら城山展望台へ。ただし、望遠レンズは必須かも…

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↑ミニチュア加工してみました。

パンフレットなどでよく見る俯瞰の白川郷は城山展望台から狙うことができます。

白川郷城山展望台

白川郷の村にはたくさんの人がいたのでここも混んでるかな?と思ったのですが案外人もまばら。結構村から距離もあります。歩いて行くにはちょっとしんどいくらいの距離です。

なので、普通のレンズやコンデジで撮るにはちょっと離れすぎになってしまいます。

35mmで撮った白川郷

↑35mmのレンズで撮ったのがこの写真。普通のコンデジだと、もう少し小さくなると思います。展望台からなので余計なものまで写りこんできます。なのでもし展望台から撮るなら望遠レンズを持参されるのをおすすめします。

冬の白川郷 夜景

もちろん夜景の撮影ですので、三脚、レリーズは必須です。白川郷はかなり寒くなりますので防寒具もしっかり準備されたほうがいいです。



冬に車で白川郷まで行くのが不安…

雪山

これも現地に到着するまではかなり不安だったのですが、今年の正月は割りと暖かかったおかげもあり路面の凍結や積雪に出くわすことはありませんでした。高速道路を利用したのですが除雪も行き届いていて非常に快適に車を走らせることができました。

ただし、雪道をなめてかかるとほんと痛い目にあいますのでスタッドレスタイヤやチェーンの準備をしっかりし安全運転をお願いしたいと思います。

バスの利用もできますので、雪道が不安なかたはこちらでのアクセスをおすすめします。

白川郷への交通・アクセス | 白川郷観光情報



しっかりとした準備をすれば写真を撮るのは簡単

冬の白川郷 雪の積もった景色

だいたい5時30分くらいから日が落ち始め、ポツリポツリと合掌造りの家の窓から明かりがもれはじめます。準備をしっかりしていけば夜景は案外簡単にとれますので、この冬ぜひともチャレンジしてみてください。