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雪山の写真を撮りたいので、雪山装備をそろえてみました

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雪山装備

僕は登山が趣味なんですが、雪山なんてやろうと思ったことないんですよ。だって、あれ、あれでしょ?最悪死ぬでしょ?

わざわざ死ぬような危険をおかしてまで山登らなくていいでしょ。そう思ってたんですよ。

けど、なんというか、人生というのは不思議なものですね。なぜか我が家に雪山装備がやってきました。



雪山の写真が撮りたい

石鎚山 雲海

最近ちょっと思うんです。絶景写真てなんだろうと。

今やみんなスマホを持っていて、そのほとんどにカメラがついてます。カメラも手に入れやすくなり、たくさんの人が一眼レフカメラを持ってます。今までは小さなコミュニティで発表していたものが大SNS時代に突入して、いまや全世界に発信できるようになりました。

もちろん、それはら大歓迎するべきこと。もっと写真という文化の裾野が広がればいいと思っています。少しでもその役にたてればという思いでブログも書いています。

そうやってみんなが写真撮るようになると、ちょっと名のしれた撮影スポットなんかではみんなが殺到しますし、その日の夜にはたくさんの写真がSNSにアップされてるわけです。そういういうのも楽しいんですが、天邪鬼な僕なんかは、じゃあ、僕が撮んなくてもいいかなあとか、思うんです。

じゃあ、どこだ?と。

どこに行ったらいいのかな。

僕が僕らしく、僕だからこそ撮れる写真って。

そう思ってるなかで、最近一つの答えになっているのが、山の写真です。

北アルプス 涸沢 天の川 2016

車で行って、カメラマンがずらりと揃っているなか、押し合いへし合いしながらで撮らなくてもいい。そんな場所が山です。

そりゃあ、山にわざわざ余計な荷物であるカメラを持っていくのは合理的ではありませんが、そんなめんどくさいことをやることではじめて撮れる写真ってあります。もちろん山もたくさんのカメラマンがいるのですが(笑)

昨年撮影して、自分の印象に残っている写真の多くは山での写真でした。

 

そんな山の写真。

んで、山やってる人は口を揃えて言うんですわ。「雪山はすごいぞ」、と。

命の危険があるのも重々承知しているんですが、そういう中に合理的ではないカメラを持ち込み撮影する、というのは僕のMっ気をむらむらと沸き立たせるわけです。ということで、saizou、雪山にチャレンジしてみようと思うのです。



雪山やるのになにがいる?

レイヤリング

さて、ほいじゃいっちょやるかーと思ってみたんですが、そんなに簡単な話ではありません。雪山をやろうと思ったら、きちんとふさわしい装備を整える必要があります。だって最悪死にますからね。

んで、いろいろ調べてみるわけです。僕はなにか始める前にはとことん納得いくまで調べるので、なかなか実行に移せません。

ほいで、まあいろいろ調べてみた結果、すごいわけです。雪山装備にかかるお金が

あるていどは今持っているものを流用できるとはいえ、それでも雪山というのは、夏山とはまったく別のもの。なので、とにかくいろんなものを新たにそろえないといけません。また諭吉がどこかへ飛んでいく。

冬山に必要な装備をざざーっとリストにしてみます。

  • 雪山用の登山靴
  • アイゼン
  • ハードシェル
  • ミドルレイヤー
  • ベースレイヤー
  • 帽子
  • グローブ
  • アイウェア
  • 靴下
  • ピッケル
  • ヘルメット
  • ストック

こんなとこでしょうかね。

ただ、このリストに合わせて自分が欲しい雪山装備を買っていたらお金がいくらあっても足りません。今の装備で流用できるとこを考えてみます。

登りたい山

大山豪円山のろし台から見る星景

と、そのまえにどんな山に登りたいか考えてみます。冬山といってもピンからキリまであります。

とりあえず登りたい山は大山です。わりと近場ながら非常にいい山ですし、雪山登山した人の大山の写真を見てもめっちゃかっこいいです。ゆくゆくは立山や涸沢など北アルプスのほうとか行ってみたいので、あるていど先を見越した装備を買っておきたいところ。

とはいえ、技術も乏しいので槍だの劔だのっていう、夏山ですら登ったことのないような山は今のところ考えていません。写真が撮りたいのが1番なのでクライミングとかもやらないつもり。

いつかは雪山でテン泊なんてのも憧れますが、まずは日帰りで登れるようにしたいです。悪天候に備えた装備なんかも欲しいですが、それだとウェアの値段も跳ね上がります。山の天気なんてのはいつ変わるかわかりませんが、それでもまちがいなく快晴だろうという日を選んで登りたと思っています。

いるもの

という感じで考えてみて、いるものをチョイスしてみましょう。

フットウェア

大山の山頂は森林限界を越えるので登山道も凍りつきます。ということでアイゼンは必須。アイゼンは歯の数が4本、6本、8本、12本などいろいろありますが、今後雪山をどんどん登りたいと思っているので、変に寄り道せずに12本をいっときます

また、12本のアイゼンをガッチリ装着するためには靴にコバというくぼみがいります。なので、雪山用の専用の登山靴も必要。雪山用は中綿も入っており、保温性も高いですしね。

この足元にはしっかりとお金をかけようと思います。

ピッケル

ピッケルも雪山での基本装備。クライミングは考えてないので、普通のやつ。リーシュもいっしょに購入します。

グローブ

雪山用のしっかりしたグローブを持っていないので、これも購入することにします。雪から守るアウターグローブと、細かい作業ができるようなインナーグローブが欲しいです。グローブを紛失すると、撤退を余儀なくされるので、予備もほしいところですが、スノボ用のが一個あるので最悪それを予備にしようと思います。

欲しいものはもっとあるんですが、とりあえず上記のものが必須かなと考えました。このへんは、自分で下調べしたり、登山用品店のかたと相談しながら決めていきました。

買わなかったもの

んでは、いろいろ考えた結果、今回買わなかったものとその理由を

ハードシェル

購入を1番迷ったのがハードシェル。雪山用のハードシェルは、その身を守るために非常に高機能に作ってあるんですが、その分非常に高いです

吹雪の中を歩くようであれば、絶対に必要なんですが、今のところ快晴の日に日帰りだけという、そもそもハードシェルが必要ないような山行を目指したいと思っています。

ということで、新たに雪山で着るようなハードシェルは見送り。とはいえ、雪や風から身を守るアウターは絶対必要。ということで、今夏山でつかっているレインウェアのストームクルーザーでしばらくは代用しようと思っています。

ミドルレイヤー・ベースレイヤー

ベースレイヤーは防寒具としてmontbellのスーパーメリノウールM.W(中厚手)のものを持っているのでそれを使用します。厚手のものも考えたんですが、こちらも晴天時に運動すればそれなりに暖かいかなと思うので。このへんは実際に登ってみて寒いようであれば追加するつもり。

ミドルレイヤーは、パタゴニアのフリース、R2を持っているのでこれで登ってみます。ついでにパタゴニアのキャプリーン3もあるので、これも内側に着込むつもり。ソフトシェルもMAMMUTのアルティメイトフーディを使用。

行動時はこのへんの組み合わせでいけるかなと。

ちょっと不安なのが停滞時なんですが、このへんは手持ちのダウンジャケットや化繊パンツでしのごうと思っています。寒くてやれないようなら、追加したいです。

アイウェア

晴れた日の雪山は太陽がガンガンに反射するのでアイウェアは必須。本当ならゴーグルがあるとベストなんで買おうか悩んだんですが、店員さんに「ほんとに快晴の日だけ登るならゴーグル結構ジャマですよ、曇ったりするし」と言われたのでまずは手持ちのサングラスを使おうと思っています。

ヘルメット・帽子

ヘルメットは持っているのでそれを使う。帽子も手持ちのニット帽で。

と、まあこんな感じで、いるもの今はとりあえず保留するものを選びました。ほんとはミドルレイヤーもう少し追加したかったんですが、ちょっと予算が足りませんでした。

ということで、今回買った冬山装備をちょっと紹介してみます。



揃えた雪山装備

kayland(ケイランド)HASSIA WINTER(ハッシア ウィンター)

kayland hassia winter

前後にコバがあり、ワンタッチアイゼンも取り付けられるタイプ。今まではスリーシーズン用の、けっこう柔らかい登山靴を履いていたんですが、この雪山用の登山靴はかなりガッチガチな作り。

こういうガチガチなほうが、最近は歩きやすいなあと思っていたのでかなりいい感じです。中綿もしっかりはいっているので雪山もあたたかそうです。

登山靴はやっぱり専門のお店でフィッティングしてもらうのがいいですね。

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Black Diamond(ブラックダイヤモンド)セラックプロ ワンタッチタイプ

Black Diamond セラックプロ

縦走登山にも対応した12本爪のアイゼン。これも店員さんに相談して、おすすめのものを選んでもらいました。

最初はペツルでフィッティングしてたんですが、ケイランドの靴と相性があまりよくなかったみたいでこっちにしました。

アイゼンと靴ってそれぞれ作っているメーカーが違うので、このフィッティングもけっこう大事なようです。たしかに靴も人の足に合わせてカタチが違いますもんね。実際に装着した様子を見せてもらいながら、納得いくタイプを選んでもらいました。

アイゼンもワンタッチ、セミワンタッチ、ストラップタイプとありますが、しっかりと固定できるワンタッチタイプをチョイス。

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Black Diamond クランポンバッグ

Black Diamond クランポンバッグ

アイゼンはクランポンとも呼びます。尖った歯のついたアイゼンが向きだしだと引っ掻いたりして危ないのでクランポバッグも一緒に購入

雪で濡れても大丈夫なようにナイロン製。メッシュがついているので感想もしやすいタイプ。

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Black Diamond レイブン

ブラックダイヤモンド レイブン

Black Diamondのピッケル。レイブンというシリーズ、これにも3種類あるようで、その中でも1番スタンダードなものを選びました。

ピッケルを持って先端がくるぶしあたりのものがいいみたいなので65cmを選びました。

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Black Diamond リーシュ

ピッケルを落として滑ってしまうと危ないので、滑り止めのリーシュも一緒に購入。

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extremities(エクストリミティズ) ストームグローブGTX

エクストリミティズ ストームグローブ

ゴアテックスを使用したアウターグローブ。インナーグローブの上からはめるので気持ち大きめのものを。5本指タイプ。

extremities メリノタッチライナーグローブ

エクストリミティズ メリノタッチライナーグローブ

細かい作業をしたいとき、アウターグローブを外しても寒くないようにインナーグローブもゲット。メリノウール製の非常に肌触りのいいもの。

スマホも使えるようになっている。

まとめ

とりあえず、道具だけ揃えるだけ揃えたものの、まだまだ経験どころか知識すらおぼつかないので、今から必死で勉強しようと思っています。

まずはとにかく写真撮るとかでなく、無事に山から帰ってこれるのを目標にがんばりたいでっす!

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