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あなたにピッタリなf-stopのカメラザックの選び方!

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TILOPA f-stop ICU

全国1億3千万人のf-stopファンのみなさま、こんにちは。

僕も先日購入したf-stop(エフストップ)。超イカしたカメラリュックなのですが、なかなか取り扱っているところがないので選ぶのがちょっと難しいですよね。

国内でもTAKEさんが取り扱ってはいるものの、全ての商品がなかったりします。僕はアメリカのf-stopのサイトから購入しましたが、やっぱり悩みまくりでした(笑)

今回はそんなf-stop製品、どれを選んだらいいかちょっと書いてみようと思います。



f-stopとは?

f-stop || Modular Camera Backpacks and Accessories

f-stopとはアメリカにあるカメラバッグやアクセサリを作っているメーカーです。

いろんな種類のバッグがあるのですが、中でも特徴的なのがICU(インターナルカメラユニット)と呼ばれる取り外し可能なカメラケース。幅広い種類のICUとそれにピッタリとフィットするカメラリュックを用意することで撮影者のあらゆるニーズを満たす組み合わせを選択することができます

MOUNTAINシリーズ

f-stop

via:Tilopa || f-stop

ICUをピッタリと収納できるのがこちらのMOUNTAINシリーズ。その名のとおり、まるで登山のザックのようなフォルムです。

ウエストベルトやハーネスもしっかりしており、かなり荷物を収納しても重さが分散され非常に背負心地のいいカメラリュックになっています。

このMOUNTAINシリーズの他にも、もっとコンパクトなURBANシリーズなんてのもあります。



f-stopはまず必要なICUを選ぶ

icu

via:ICU Series || f-stop

魅力的なMOUNTAINシリーズ。どれを選んだらいいか迷っちゃいますよね。しかし、まず選ぶべきはガワのリュックではないのです。これを最初に選んじゃうのでf-stop選びでドツボにはまることになるのです。僕もそうでした。

まず最初に検討するべきなのはICUです。これをどれにするかまずは決めちゃいましょう。ということで、ICUの説明をしたいと思います。

ICUは厚みで3種類に分けられる

ICUは厚みによって

  • PRO(プロ)
  • SHALLOW(シャロウ)
  • SLOPE(スロープ)

の3種類に分けられます。プロはマウンテンシリーズと厚みがピッタリと合います。シャロウは少し薄めのタイプ。スロープは少し斜めの形状になっています。

ICU プロ スロープ

実際に並べてみます。左がプロ、右がスロープ。スロープは斜めになっているのがわかります。シャロウは持ってないのですが、これよりさらに薄い形状になります。

んで、どれを選ぶかなんですが、基本的にはプロを選んでおくのが無難だと思います。プロの厚みとマウンテンシリーズの厚みはフィットするようにつくられています。

これがスロープとかだとちょっとスペースができるのです。

ICU スロープ

こんな感じ。この部分にいろんな荷物も入れたい、という意図があればスロープを選ぶといいんですが、マウンテンシリーズで使うときは背面アクセスが基本になるのでここに隙間があるとレンズがこぼれてしまう可能性があります。

もちろん蓋をした状態ならそれでもいいんですが、それならマウンテンシリーズを使う必要もありません。

ただ、ICUというのはf-stop以外のリュックにいれたっていいわけです。なのでスロープやシャロウも他のカメラリュックで蓋をした状態ならかなり使えると思います。

プロ ICU グレゴリー

例えば、グレゴリーのバルトロにプロICUのSを入れてみたところです。

プロはかなり厚みがあるので、けっこうかさばってしまうんですね。ちょっと長めのレンズでも立てて入れられるくらいの厚みがあるので収納力は高いんですが、もっとコンパクトにしたい時もあります。

そういう場合にシャロウやスロープを使うといいと思います。ちなみにバッテリーグリップ付きのカメラやフラッグシップ機などを使っているかたはシャロウではカメラが収納できないのでスロープを選びましょう。スロープの広い部分にはそういったカメラが収納できますが、薄い部分だと頭が飛び出るようになります。

ICUのサイズを選ぶ

TILOPA f-stop ICU

ICUのサイズには

  • XLARGE(エックスラージ)
  • LARGE(ラージ)
  • MEDIUM(ミディアム)
  • SMALL(スモール)
  • CINE MASTER(シネ・マスター)
  • TELE MASTER(テレ・マスター)

があります。他にもMICRO TINY(マイクロタイニー)MICRO NANO(マイクロナノ)がありますが、こちらはマウンテンシリーズにピッタリフィットするというよりは他のICUを入れた時に隙間があるときに変則的にICUを入れたい時などに使うとかいいと思います。

CINE MASTER(シネ・マスター)は動画などの撮影に使う大型カメラの収納を念頭に設計されており、SHINN(シン)専用になっています。

同じくTELE MASTER(テレ・マスター)も超望遠レンズを入れられるよう設計されており、こちらもSHINN(シン)に合ったサイジングになってます。

普通のカメラやレンズを入れるICUはXLARGEからSMALLで選ぶといいでしょう。では実際にどのサイズでどんな機材が入るか見てみましょう。

XLARGE(エックスラージ)

f-stop ICU XLARGE

とにかくたくさんレンズを入れたい人はXラージを選ぶといいでしょう。我が家の単焦点レンズくらいなら全部入る大きさです。11本のレンズ、バッテリーグリップ付きのD750が入りました。

ICUの仕切りの付け方しだいでは600mmなどの超望遠レンズも収納できる大きさです。

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LARGE(ラージ)

f-stop PRO ICU LARGE

大三元をメインを+αを持ち歩きたい人はラージを選ぶといいでしょう。

バッテリーグリップ付きのD750、Nikonの大三元、ストロボ、NiSiのフィルターホルダーとフィルターケースが入ります。24−70mmはフードがかさばるのでバラバラに収納しました。

ストロボやフィルター類の代わりに単焦点を入れたりしてもいいですね。

ラージにはプロとスロープがあります。

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MEDIUM(ミディアム)

f-stop ICU ミディアム

大三元と小さめの単焦点レンズ1〜2本、D750を収納できるのがミディアム。僕のもっているのはミディアムのスロープなので薄いほうに大三元を立てていれるとちょっとはみ出そうになります。薄いほうには高さの低いものやレンズを寝かして収納するなど工夫したいです。

ミディアムくらいの大きさならICUはコンパクトなザックを選ぶのもいいですし、ちょっと大きめのザックを選んでICU以外のスペースをたくさん確保するという使い方もできるでしょう。

ミディアムにはプロはないので注意しましょう。スロープとシャロウから選びます。

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SMALL(スモール)

ICU S

D750を大三元のうち広角、標準のレンズとNiSiのフィルター類がピッタリ収納できるのがスモール。D750はバッテリーグリップを外しております。登山の時にはこの組み合わせで登ろうかと思っています。

ミラーレスカメラをお使いの方ならもっとたくさんレンズが入りそうですね。

スモールはプロとシャロウがあります。シンなどはスモールと他のICUと組み合わせても入れられます。

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MICRO TINY(マイクロタイニー)

f-stop ICU MICROTINY

スモールよりも小さいマイクロタイニー

こちらはf-stopのマウンテンシリーズにピッタリとフィットする、という作りではないのでサブ的に考えておいたほうがいいでしょう。SONYのα7Ⅲに24−105mmをつけたまま収納できたり、小さいレンズやアクセサリを入れることができます。

ARC’TERYX f-stop ICU

ARC’TERYXとビームスのコラボのデイパック、Arro16。けっこう小さいバックパックなんですがマイクロタイニーがうまいこと収納できます。

ガチの撮影、ではなくてふらっと遊びに行くようなときはこのバックパックに入れていこうと思っています。

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自分の機材やもっていくものを考える

f-stop 収納力

各ICUのおおよその収納力を確認していただいたところで、あなたがいつもどんな機材を持っていくのか、持っていきたいのか考えてみましょう。

f-stopのマウンテンシリーズのいいところは、ICUのサイズを選ぶことでICU以外のスペースも活用できることです。普段はパンパンに機材を入れていればいいですが、撮影の目的や場所によっては着替えが入れたかったり、防寒具がいれたかったり、お泊りセット、会社の資料、キャンプ道具などなど…いろんなシチュエーションが考えられるわけです。

そんないろんなワガママなシチュエーションでもしっかり対応できるのがf-stopのマウンテンシリーズとICUのラインナップなわけです。さいこうですね。

悩んだら複数選ぶ

あなたが持っている機材を精査してみて、カメラリュックを持ちだすときそこにいれるものは何か考えてみましょう。

もちろんいろんなシチュエーションが考えられるのですが、そこは安心しましょう。f-stopの良さはICUを入れ替えできるところ。悩んだらシチュエーションに合わせて2つでも3つでも買ったらいいのです

1つのリュック、1つのICU。最初はそうやって考えるかもしれませんが、本当にf-stopの真価を発揮させようと思えば複数のリュック、複数のICUを組み合わせることだと個人的には思っています。

カメラバッグに正解はない、とよくいいます。なーに、簡単。正解にあわせてたくさん買ったらいいのです。



ICUが決まったそれを入れるマウンテンシリーズを選ぶ

さてさて。あなたの機材を入れるICUが決まったら、それにふさわしいマウンテンシリーズを選んでいきましょう。

LOTUS(ロータス)

f-stop LOTUS ロータス

via:Lotus || f-stop

ミディアムやスモールなどのICUを選んだあなた。そんなあなたはフットワークの軽い、軽快な撮影がしたいのではないでしょうか?

内容量は32Lと必要十分な装備をしっかりと詰め込め、軽快に撮影できるのがロータスです。背面からのアクセスは悪くなりますがラージも入れられるくらいの大きさです。

ミディアムやスモールを選んだ場合は上部にアクセサリや防寒具などの小物も入れることが可能。デザインもシュッとしていてかっこいいですね。

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AJNA(アジュナ)

f-stop アジュナ AJNA

via:Ajna || f-stop

ラージやミディアムなど、しっかり機材を持ち出したい人はアジュナ。ラージまであれば大三元や単焦点レンズ、フィルター類などをICUでしっかり保護しながら持ち出せます。

そこまで大きすぎるリュックでもないので、フットワークを重視したい、けれどしっかり機材を持ち出したいという人におすすめです。内容量は40L。

ラージまで入れると機材以外のものを入れるスペースが狭くはなりますが、それでもそれなりには収納力もあります。いろいろなものを入れたいならミディアムも検討してみるといいかもしれません。

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TILOPA(ティロパ)

TILOPA

ラージ、ミディアム、その気になればXラージまで入るのがティロパ。ラージのICUを入れてなお、上部に充分な余裕があります。

50Lのザックなので、機材をガンガン持ち出したいあなたにおすすめ。ただ、そのぶんけっこう大きなザックにはなるのでアジュナとどちらを選ぶかは悩ましいかもしれません。

ちなみに僕はガンガン機材を持って出たいのでティロパを購入しました。

[blogcard url=”https://logcamera.com/tilopa/″]

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SUKHA(スカ)

f-stop スカ SUKHA

via:Sukha || f-stop

70Lという大容量。もうとにかく機材を持ち出したい!重いのは気合でなんとかする!というあなたにピッタリです。

Xラージを入れてもなお上部に余裕がありますし、テレ・マスターなども収納可能。望遠レンズを振り回す人にもいいですね。ただ、かなりデカいのでもしかしたら、体型にあわない人もいるかもしれません。

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SHINN(シン)

f-stop SHINN シン

via:Shinn || f-stop

シンは80Lもある超大容量のザック。こちらは動画撮影用に作られたICU、シネ・マスターを入れて真価を発揮するタイプ。

テレ・マスターやXラージなども収納できますが、ある程度しっかりとした使い方が決まっている人のほうがいいでしょう。

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ICUと同じ用にザックが複数あっても便利そう

中のICUをいろいろと選べるのがf-stopの魅力ですが、逆にザック側が複数あっても便利かなと思います。それこそ、持ち出す機材に正解がないのでいろんなのがあっていいわけです。どんなザックを選んでもICUとフィットしているので安心です。

僕も今はティロパを使っていますが、今後スカやロータスを欲しいなと思っています。すごい沼ですね。



どこで買うか?

国内でも探したらあちこちで買えるっぽいのですが、値段を見てもらってわかるとおりけっこう高いです。

個人的におすすめなのはf-stopの公式から買うのがいいのかなと思います。

全部英語だし、関税や送料など、ちょこっと難しい部分はありますが、それでもだいぶ節約できると思います。

まとめ

クチコミはよく聞きますが、あまり情報がなかったのでまとめてみました。なにかの参考になれば幸いです。

僕もザックを変えたことでかなり軽やかに機材を運べるようになりました。今後もいろいろと試してみたいと思います。