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工場萌えという言葉を聞いたことあるでしょうか?
なんの変哲もない工場。しかしよくよく見れば、その煙突や配管の構造は無骨かつ重厚。その様に魅せられることを工場萌えといいます。
かくいう僕もそんな工場萌えな趣味を持つひとりでありまして、このような言葉がひとり歩きする以前から、新幹線の窓から見える夜、暗闇に輝く周南コンビナートにうっとりするような工場マニヤでした。
ですが、まだまだ工場萌えは認知度が低く「昨夜、周南コンビナートで一晩中工場の写真撮っててほんとに大興奮したでゴザル」などとのたまえば、知人からはこいつ大丈夫か、といった目で見られるのが現状です。
というわけで、工場萌え向上委員会の一員として、工場の萌え方とどうやって撮影すればいいかまとめてみます。
目次 非表示
有名なコンビナートを押さえておこう!
日本でコンビナートという場合、一般的には石油コンビナート(石油化学コンビナート)である。
石油コンビナートとは、厳密には石油化学工業・石油精製工業に関する上述の工業施設の集合体をさすが、石油精製工場(石油化学工場が近接していないもの)や石油貯蔵施設、化学工場など、石油関連施設(蒸留塔や反応器がありそれを鉄骨やパイプが囲み煙突がある、など)が単独で存在している場合も「コンビナート」または「石油コンビナート」と俗称されることが多い。
近所にある工場もモチロン工場萌えの対象ですが、ことさらに美しいのが全国各地にあるコンビナートです。工場施設の集合体であるコンビナートは重厚で大迫力です。夜にはまるで映画の世界に迷い込んだような光り輝く風景を見せてくれます。
四日市コンビナート
「工場撮って何が楽しいの?」なんてもう言わせない!四日市コンビナートで萌えまくってきた!! – ログカメラ
三重県四日市市にあるコンビナート。日本で初めて作られたコンビナートでもあります。
四日市港ポートビル「ウミテラス14」からは四日市コンビナートを見下ろす絶景がみれますし、昭和四日市石油南側、四日市ドーム東側など撮影スポットも満載です。
水島コンビナート
水島コンビナートで工場萌え!夕焼けの中キラめく工場群がすげえかっこいい!! | ログカメラ
岡山県倉敷市に広がる水島臨海工業地帯の大部分を占めるコンビナートの総称。
鷲羽山スカイラインの展望台からはその様子を一望できるほか、田園風景から水島コンビナートを望む風景も見ることができます。
周南コンビナート
新幹線に乗っていると突然広がる工業地帯に息を飲みます。
街とコンビナートが非常に近く、その美しいさまを間近で眺めることができます。太華山や周南大橋から一望するのもオススメ。
工場の萌え方
昼に萌えるか夜に萌えるか
工場萌えというとどうしても夜に輝くコンビナートをイメージする人が多いかもしれません。が、しかし、無骨さを演出するなら断然昼間がオススメです。
夜では見えなかった、サビや鉄骨のゴツゴツ感、働く男の背中姿を見ているような気持ちになってきます。(たぶん)
昼に萌える際注意したいのは、コンビナート内で作業されているかたの邪魔にならいことです。日中は車の出入りなども多いのです。
けど、やっぱり夜の工場夜景は別格
ただね、やっぱり工場萌えの魅力といったら夜景に勝るものはありません!
一晩中消えることなくギラギラと煌めく光、モクモクと暗い夜空にたなびく煙、どうして工場はこんなにも僕たちをワクワクさせてくれるのでしょう。
HDRもオススメ
HDR(ハイダイナミックレンジ)合成とは明暗差の違う2枚の写真を合成することで黒つぶれや白とびを無くす写真技法の一つです
工場とHDR合成は非常に相性がいいので、昼でも夜でも普通に撮るのとは違った萌え方ができると思います。
工場を撮影してみよう!
工場の写真ってとてもキレイで撮影するの難しそうだと思っていませんか?
実はコツさえ掴めば案外簡単に撮ることができるのです。
ここではこの写真のような夜の工場をどうやって撮るか説明したいと思います。
必要なもの
シャッタスピードを変えられるカメラ
夜間の撮影になりますのでシャッタスピードを変えられるカメラがいりますね。
工場自体は明かりがついているのでそんなに長い間露光する必要はありません。
2秒から10秒くらいで写り方を確認しながら撮ることになります。
三脚
長秒露光するので三脚は必須ですね。
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レリーズ
カメラに触ることなくシャッターをきれるのでレリーズもあると便利です。
[blogcard url=”https://logcamera.com/rowa/″]
あったらいいもの
夜の撮影になるので寒さ対策に防寒着や、案外周りは暗いのでペンライトやヘッドライトなどもあったら便利だと思います。
撮り方
1.かっこいい工場をさがす
やっぱり一番は被写体です。個人的にはゴツゴツしていて、パイプが張り巡らされている工場が好きです。ロケーション選びはけっこう大変なので昼間にすませておくのをオススメします。
2.三脚を立てて構図を決める
風や振動でグラグラしないようにしっかり三脚を立てます。工場の敷地内など立ち入ってはいけないようなところでは撮影しないようにしましょう。構図もしっかり考えてみます。現場では場所の関係で前に出たり後ろにさがったりできないこともあるのでズームレンズが何本かあると便利です。
3.シャッタスピードを決める
まずはシャッタスピード2秒〜8秒くらいで撮ってみましょう。工場はけっこう明るいので白とびしやすいです。かといってあまりにシャッタスピードが短いと真っ暗になってしまうのでいろいろ試してみましょう。20秒や30秒で撮ってみるのもおもしろいかもしれません。
4.絞りを変えて光芒を出す
絞っていくことで光芒を出すことができます。これも工場萌えの醍醐味の一つですね。だいたいf8くらいから光芒がハッキリと出始めf16くらいまで絞るとしっかりとした光芒を確認することができます。
この写真がf16。ハッキリと光芒がわかりますね。
この写真がf8。上の写真に比べると光芒がおとなしいです。
絞り羽の形状によっても光芒の出方がかわるので楽しいです。
ただ、絞れば絞るほど露光時間が長くなったり感度を上げたりしなければならなくなります。ギラギラしすぎることもあるのでご注意を
5.感度はなるべく低めに設定する
ノイズが出ないよう感度はなるべく低めに設定しましょう。何度も書くのですが案外工場は明るいので高感度は必要ありません。できるかぎりノイズが出ないようにしましょう。
6.色温度を変えてみる
色温度をいろいろ変えてやると、同じ工場でもガラッと雰囲気が変わるのでとても楽しいです。
色温度の高い、ホワイトバランス「曇り」で撮るとこんなふうに真っ赤に燃えるような工場が
色温度の低い、ホワイトバランス「電球」で撮ると氷の城のような雰囲気になりました。
周りの光の色、工場の色などでいろんな表情になります。
まとめ
寒い時期は空気も澄んでいて夜景がキレイですし、モクモクの煙もたくさん出てるので実は撮影に適しています。
ただ、やっぱり夜間の撮影は寒いのでしっかり防寒対策をしていきましょう。
真っ暗闇に輝く工場の姿は本当に美しいのでぜひともチャレンジしてみてくださいね。
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