本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

光を操れ!マイケル・フリーマンの「CAPTURING LIGHT」で光の基本を知る

CAPTURENG LIGHT

全国1億2千万人の光の使徒のみなさんこんにちは。操ってますか、光?

以前、マイケル・フリーマンの書いた「PHOTOGRAPHER’S EYE」という本を読んだんですが、僕が今まで読んだ写真の書籍で最もためになったなと思っています。難しかったけど。何度となく脱落しそうだったけど。

ということで、マイケル・フリーマンの書いた他の本が読みたいなと思い今回は「CAPUTURING LIGHT」というのを買って見ました。

『PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方-』がとにかく難しいけどためになったという話

CAPTURINGU LIGHT

マジックアワー

本書は徹底的に光について書かれた本です。全部のページが光です。けっこうボリュームのある本なんですが、このボリュームを光だけで書ききるってすごいなと、まじやばいなフリーマンと思いました。

ただ、読んでみるとなるほどと気づくわけです。この世界にはありとあらゆる光が存在しているのだと。

朝登って夜沈む光ですが、いやしかし、1年365日、1日24時間、まったく同じ光はないのだと気付かされるわけです。フリーマンすごい。

写真とは撮像素子に光を当てること

古くは小さな穴を通った光が外の景色を写すことからはじまったカメラの歴史。やがて人々はその光を感光材に露光させ写真として残すようになります。

いわば写真とは光をどのように写し残すか、ということであるわけです。

あらゆる光を思いのままに操ること、それは写真の本質であるのかもしれません。

風景を撮るのにゴールデンアワーだけが正解ではない

白木峰高原のコスモス

風景撮影をするのに最も好まれる時間帯が日の出、日の入りの数分間のゴールデンアワーと呼ばれる時間帯。

この時間帯は空も真っ赤に染まり、被写体を美しい光で包まれます。誰もがその瞬間を狙って撮影に出かけます。

しかし、フリーマンはこう警告します。

「イメージは多様です。美しい風景に最高のゴールデンアワーの光を使うのは、自分の想像力を捨てて多数派に従うことです。

そう。ゴールデンアワーはもちろん美しい。しかし、それがあなたのイメージを表現する際に最もふさわしいかというと、もしかしたらそうではないかもしれないのです。

目の前にある被写体をどのように切り取るかというのはあなたの心に委ねられています。もちろん、有名な撮影スポットで絵葉書のような写真を撮ってもいいでしょう。僕ももちろんそういった、誰かの撮った写真を再現したくて撮影地に通うことは多々あります。

しかし、やはりカメラを持てば誰しもがいち表現者です。そこで撮影するのはゴールデンアワーのどこかで見た写真が最適解ですか?あなたというファインダーを通して集める光はもしかしたらもっと違うものがふさわしいこともあるのではないでしょうか?フリーマンは本書を通してそんなことを我々に問いかけてくれるのです。

そして、フリーマンはこうも続けます。

ゴールデンアワーの光が写真に素晴らしい力をもたらすのは疑問の余地がありません。しかしそればかりをとらえようとすると、特別さが失われていきます。そして、実際のところどれだけの写真がこの時間帯に集中しているのだろう、という疑問が浮かびました。

あらゆる光を網羅しようと意識的に取り組んでいるにもかかわらず、3分の1がこの時間帯に撮影したものだったのです。

これは驚きでした。

なに驚いてんだよ!!!!!!

おまえ冒頭で言っとることと違うやんけ!!!!!

多数派に従いまくっとるやんけ!!!!!

いやあ、びっくりですね。こっちが驚くわ…。

やっぱりゴールデンアワーは最高ですよね…。

いやいや、とはいえですね、さっきも言いましたがあなたの心象を作品に残すために必ずしもゴールデンアワーである必要はない、というのはやはり本書から受け取る大きな柱のひとつですし、僕も読了して痛感いたしました。

あらゆる光を操れるようになりたい

CAPTURiNg light目次

撮影に出かけて、毎度毎度素晴らしい爆焼けを引き当てられればいいですが、そうでもない日なんてのもそりゃあたくさんあります。

そんなときに「今日は60点だ」とバッグからカメラを出さないのって、僕あんまり好きじゃないんですね。この世界に悪い光なんてないし、どんな光だって被写体への感謝さえあればどうにだってできる。それを作品へと昇華させるのがフォトグラファーの力量ではないかと思うわけですね。

そして、そんな時どんなことが必要かというと「その光はどんな光か」ということを知っておくと。そして「その光をどのように写し取ったらいいか」という引き出しをたくさん作っておくことではないかと、拙い写真歴ではありますが思うわけです。

本書ではまさしく「その光はどんな光か」を細かく解説してくれその光にどのように向き合ったらいいかというヒントをもらえます。

目次をみただけでも、僕たちが意識してないだけでこんなにたくさんの光の種類があるのかと気付かされます。逆光、順光、サイド光くらいしか意識していませんでしたが、なるほどこれらひとつづつにしっかり向き合っていかないといけないなと痛感するわけでございます。

まとめ

ということでマイケル・フリーマン著「CAPTURING LIGHT」のご紹介でした。本書もけっこう難しめではあるので自分が気になる項目をちょこっとづつ読んでいってもいいと思います。ゆっくりでも読み切ってみると、光との付き合い方に新しいヒントがもらえるかと思います。