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ドライボックスやカメラバッグの中に必ず入れておきたいカメラの乾燥剤!HAKUBA(ハクバ)のキングドライをレビュー

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HAKUBA(ハクバ)から販売されているカメラ用の強力乾燥剤キングドライを実際に試してみました。カメラ用の乾燥剤のスタンダードともいえる商品ですね。

カメラの乾燥剤を比較!保管に適している乾燥剤はどれだ!?

生石灰タイプの乾燥剤

仕様

内容量30g×4袋入
成分酸化カルシウム
有効期限約11ヶ月
繰り返し使用

乾燥剤には生石灰タイプのものとシリカゲルタイプのものがあり、こちらは生石灰タイプのもの。

生石灰タイプのものはシリカゲルのように繰り返し使うことはできませんが、安くてどっさり入っているのでドライボックスをはじめ、カメラバッグなどに入れるときにも便利ですね。

使用の目安

約22Lのスペースに1個が使用の目安。

ハクバのドライボックスだとラインナップが5.5〜15Lなのでどれにも対応してくれます。

カメラの保管にお手軽な「ハクバ ドライボックスNEO」

カメラの機材は非常に高い

カメラやレンズは高価なものなので、みなさん大事にされていると思います。防湿庫を用意できれば一番いいんですが、カメラ買ったばかりだとなかなかそこまでお金もまわりませんよね。

ということで一番てっとり早いのがドライボックスだと思います。

カビはカメラ、レンズの大敵

カメラやレンズは非常に湿気に弱く、ちょっと油断しているといつの間にかやられてしまいます。
一度カビが発生してしまったレンズは曇ったようになってしまい もやがかかったような写真に。

一度ついてしまったカビを除去するにはレンズを全て分解、クリーニングする必要があるので素人ではなかなか難しいです。カメラ屋さんにもちこんだり、メーカーにクリーニングを依頼するのが確実ではありますが、そのクリーニング料金も結構なお値段がするみたいです。

メーカーやレンズによって違うのですが2万円近くするのもザラのようです。ひえええ。

カビの発生する原因

カビが繁殖する条件は以下のとおりです

  • 酸素
  • 温度(20〜30℃が一番カビが発生しやすい)
  • 湿度(湿度80%以上がカビにとっては最適)
  • 栄養(汚れやホコリなどさまざまなものを栄養にする)

湿度60%くらいで好乾性のカビはソワソワしはじめ、80%以上になるとカビにとっては最適な湿度になります。梅雨時期にカビが生えやすいのはこのせいですね。

栄養、とありますが汚れやホコリだけでなくプラスチック、ビニールクロスなどなど、僕らが思っている以上にカビはいろんなものを栄養にするのです。プラスチックとか、カメラのボディやレンズに当たり前のように使われていますよね。

カビを発生させないための対策

酸素を取り除くことはできませんし、20度〜30度にならないようカメラのためにエアコンをかけっぱなし、というのも経済的ではありませんね。

というわけで、一番いいのは湿度を60%以上にならないようにコントロールしてやること。すなわち、ドライボックスでカメラを保管し、きちんと乾燥剤を入れ替えてやることです。

あと、やっぱりほったらかしにせず、カメラとレンズをいろんなところに持ちだして、きちんと使ってやる、というのも立派なカビ対策になります。普段使ってきちんとケアをしているカメラやレンズはそうそうカビることもありません。

「キングドライ」はカメラに最適な湿度を保ってくれるのでオススメ

キングドライ

僕がいつも使っているのはハクバの強力乾燥剤「キングドライ」です。

いくらカビがカメラに良くないといっても、あまりにも乾燥させてしまうのは逆にカメラやレンズによくありません。防湿庫ならばきちんと湿度もコントロールしてくれるのですが、ドライボックスだとなかなか湿度の管理が難しいのですね。カメラ機材の最適な湿度は30%〜40%といわれています。

キングドライは丈夫なナイロン製のフィルムの中に乾燥剤を封入してあります。

このナイロン製フィルムは湿度が低いと吸湿力が下がるという特性があり、そのおかげでドライボックス内部の湿度を40%前後に保ってくれるのですね。すごい!

さらにナイロンなので丈夫で破れにくく、カメラバッグの中にいれておいても袋が破れて中身が飛び出す、なんてことはありません。

結露対策にも

寒い場所で撮影するときの大敵が結露。

いろいろ気をつけたいことはたくさんあるんですが、いざ結露してしまったような場合にはジップロックの中にキングドライをつっこむのが一番だと思います。もちろん、結露しないように対策をしておくのも大事ですね。

カメラやレンズの結露対策のために揃えるものや気をつけたいこと

どのくらいで湿度が下がるのか実際に試してみた

室内の湿度58%の日に9.5Lのハクバドライボックスにキングドライを1つ入れ、湿度の下がり方を見てみました。

下の小さいメモリが湿度です。

除湿剤は湿度の下がり方がけっこうゆっくりです。最初、1時間くらいごとに見てたんですが、途中でパカパカ蓋を開けるせいで全く湿度が下がりませんでした。なので、だいたい6時間くらいごとに中の様子をチェック。

こちらは蓋をしめる前の様子。中の湿度計もだいたい58%くらいを指しています。

6時間後:49%

だいたい10%くらい湿度が下がり49%になりました。

12時間後:48%

途中で蓋を開けているせいなのか湿度は変わらず48%。

同じタイミングでエツミのカラットも実験してみているのですが、カラットに比べると湿度の下がり方はゆっくりな印象。

17時間後:48%

17時間後もそこまで変化はなし。途中で蓋を開けているのが原因の気がするのでこのあと12時間ほどおいてみます。

29時間後:40%

29時間後。ようやく40%あたりで安定しました。ドライボックスを途中でパカパカ開けるような環境では湿度が安定しない感じですね。

有効期限

HPに書かれている有効期限は11ヶ月。使用状況や季節によって持ちが変わってきます。

交換時期

袋がまるまってパンパンになってきたら交換時期です。

ただ、ドライボックスはついつい機材をしまいっぱなしにしてしまいます。気がついたら交換時期を過ぎていたということもよくあるので、定期的に中身を確認しましょう。

ドライボックスの中に湿度計などを入れておくのもいい方法です。

廃棄方法

捨て方は各地方自治体によって違います。

燃えるゴミにしているところが多いようですね。濡れると発熱するので、水気のあるところに捨てないように気をつけましょう。

外観

大きさ

大きさはこんな感じ。内容量は30g。

包材にはナイロンが使われています。カメラ乾燥剤でナイロンを使ったのはキングドライが初。紙っぽい包材の乾燥剤は尖ったものにひっかけたら破れそうで怖いので、こちらは安心感があります。カメラバッグの中で機材と干渉してもいけそうですね。

チャック付きなので、開封したらしっかり密封しておきましょう。ドライボックスに一緒にいれておくといいですね。

まとめ

乾燥剤っていつのまにか湿気を吸ってパンパンになってしまっているもの。

大事なカメラやレンズ、カビが生えてしまってから後悔しても遅いです。今のうちにドライボックスの中身をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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