この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、saizouです。
2018年10月3日から4日にかけて涸沢カールにテント泊に行ってきました。
紅葉まっさかりの涸沢カールを訪れることができたのでその様子を書いてみます。
目次 非表示
計画
涸沢カールに登るのは3度目になります。
今回は1泊2日の日程。ほんとうであれば穂高の山頂にもタッチしたいところですが、自分の体力を考えると1泊2日だときついので涸沢のピストンにしておきました。
コースタイムは以下のとおり
- 6:50 上高地
- 7:00 河童橋
- 8:30 徳沢
- 9:20 横尾
- 10:30 本谷橋
- 11:10 Sガレ
- 12:00 涸沢カール
「山と高原地図」でのコースタイムでは6時間10分の行程です。今回かかった時間は5時間10分。けっこう早くつくことができました。ちなみに下りは4時間20分。特にコースタイムを早くすることは意識してないのですが、ここ最近立て続けに山に登っていたのでだいぶ体力がついてきたのかもしれません。
とはいえ、自分のペースにあった時間配分が大事だと思いますので、もしこれから計画を立てられるかたは余裕をもって。山と高原地図のコースタイムも休憩時間は考慮されていませんし、初心者のうちはけっこう早いなと思うコースタイムです。
慣れないかたは7〜8時間くらいのイメージでいてもいいかもしれませんね。安全第一で。
駐車場はあかんだな駐車場を利用
上高地はマイカー規制があるため、駐車場に車をとめてそこからバスにで上がっていきます。関西からは岐阜の平湯にあるあかんだな駐車場、関東からは長野にあるさわんど駐車場を利用することになります。
僕は島根からなのであかんだな駐車場を利用しました。ちなみに島根からあかんだな駐車場まで8時間くらいかかります。きっつー。
さわんど駐車場はどの時間にいっても止められるのですが、あかんだな駐車場は夜の間はしまっています。早めについて仮眠でもしておこうと思っていたのでちょっと予定外でした(笑)
公式の開門時間が書いてあるものが見つからず、ネットに転がっている情報では3時だとか4時だとか…。近くで仮眠して再度訪れたら開いてたので4時くらいには開くのではないかと思います。
また、季節によって始発の時間が変わります。繁忙期には早めに動いてるみたいですが、僕が行ったのは平日だったので6:20の始発。そこから30分ほどバスに揺られて上高地をめざします。
登山開始!
6:50 上高地発
ということで上高地に到着!ガスにまみれていて一抹の不安をいだきますが、まあなんとかなるでしょう。きちんと登山届を出して出発いたします。
7:00 河童橋
10分ほどあるくと河童橋に着きます。ガスがなければこの向こうにキレイな穂高が見れるのですが今回はだめでした。
ちなみに晴れているとこんな感じ。これは3年前に訪れたときの写真です。
[blogcard url=”https://logcamera.com/karasawa/″]
ガスが抜けるまで待つこともできたのですが、この日は夕方くらいから曇りの予報。できるだけ早めに涸沢につかないといけなかったので今回は後ろ髪を引かれる思いで河童橋をこえていきます。
朝の気持ちいい時間。そうそう、この涸沢からカメラをZ7に変えました。多少なりとも軽量化ができておるので足取りも軽いわけです。
[blogcard url=”https://logcamera.com/z7/″]
わりと景色がいいのですが、それでも3回目となると若干の飽きがきています。涸沢までの道は横尾まではずーっと平坦な樹林帯の道を歩くので個人的にはあんまり得意ではありません。
いちおうカメラは出しているものの、あまりシャッターも押さずモクモクとあるき続けましょう。
毎回、おんなじようなところで写真を撮ってるような気がします(笑)
8:30 徳沢
ということであっという間に徳沢。相変わらず素敵な場所です。ここでのんびりテント泊するのが夢です。
けれども今日は急いでるのでササッと行動食を口にして通り過ぎましょう。
9:20 横尾
徳沢から50分ほどで横尾。これまではわりと平坦な道でしたが、ここからいよいよ本格的な登山路になっていきます。
横尾の橋の脇にあるイチョウもきれいに黄葉しはじめていました。
10:30 本谷橋
本谷橋に到着。ここからはけっこう急登かつ道も細くなっていきます。平日でしたが、ここのあたりから登山者も増えるしすれ違いもスムーズにいかなくなるので渋滞がはじまってきます。
展望もない樹林帯ですし、個人的にはわりと苦行な行程です。
11:10 Sガレ
S字のガレ場、Sガレを越えたあたりから展望が開けはじめます。んでもって、ようやくこのあたりからキレイな紅葉が見渡せるようになるわけです。やっほう!
紅葉もピークを迎えており、たくさん写真を撮りたくてたまらなかったのですが前述したとおり天気の崩れが不安です。
また、涸沢のテン場は岩がゴロゴロしてるんです。コンパネというベニヤの板が有料で借りることができますが、これも数に限りがあり先着順。このコンパネがあるとないとではテン場での快適さが天と地ほども変わるのでコンパネ争奪戦にも勝利したいところであります。
というわけで、もうギャンギャンに紅葉している美しい山々を目の前にしながらもおあずけをくらいながら涸沢を目指していきます。
ようやく涸沢が見えてきました!ここは涸沢ヒュッテと涸沢小屋への分岐点。テン場の受付は涸沢ヒュッテでするので左に進みます。
12:00 涸沢到着!写真の時間だ!
涸沢に到着!!!!!イヤッッホォォォオオォオウ!!!!
心配していた天気のくずれもなく、そしてコンパネ争奪戦にも無事勝利!テン場も小屋近をゲットでき上々の滑り出しです!まずはさっさとテントをたてて、天気が崩れてしまう前に写真を撮りましょう!そうしましょう!
いつもならまずはビールを飲んでしまうくらいには意識が低いのですが、あれですよ!やばいんですよ!何が!?紅葉がああああああああ!!!
今まで2度ほど涸沢に来たことはあるのですが、実は涸沢とはけっこう相性が悪くてですね。1度目は紅葉の見頃を少し外してしまって、2度目は反省を活かしピークに狙いをさだめたのですが、近年稀に見るハズれ年…
毎度毎度、島根から8時間もかけ、そこから6時間も山道を登ってきていたのですが「ガチで本気だした涸沢の紅葉」というやつを今まで見たことがありませんでした。
そんな僕ですが、ようやく。そう、ようやく紅葉真っ只中の涸沢に立つことができたのです。ほんと、感無量で涙がでそうでした。
圧倒的な穂高のスケール感。赤や黄色に彩られた紅葉。
「ああ、世界は美しい」
美しい景色を見て、心から感動する。そんな経験があなたにはあるでしょうか?
ひょんなことからカメラを手にする機会があり、いつの間にかこんな山奥まで来るようになってしまっていました。あのとき、あのカメラに出会わなければこんな美しい光景と出会うことはできなかったでしょう。テレビや本の中の世界だったはずです。
心が震えるようなすばらしい世界。もう、夢中でシャッターを切りました。それこそ、念願だった美しい紅葉の涸沢。
え?なにこれって?ビールですよ。
は?美しい涸沢の紅葉?もう撮ったでしょ?いや、美しいでしょ、世界。それとこれとは話が別でしょう。
山に来てビール飲まないとか、もうそれだけで罪ですからね。ギルティー。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。今から本気だすから。ビール飲んでから本気だすから。
涸沢名物のおでんセットをたいらげますが、これだけでは僕の失ったカロリーをとりもどせませんね。そうしたらカレーですね。カレーとおでんでも取り戻せないときは?正解です、追加でビールを頼みましょう。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。ちょっと飲んだくらいならだいじょうぶ、写真撮れるから。僕、けっこうそういうところしっかりしているから。ジョッキ3杯くらい余裕っスよ。
ビールを飲んだら気持ちよくなってきましたね。アァー、テントの中から絶景が見れるなんて最高だなァー!
少し横になって英気を養いましょう。今からガンガン写真を撮るためのネ!
気がついたら夜でした
いやぁ…自分でもびっくりです。お昼寝って気持ちがいいですね。
一応、言い訳的なあれをしておくと、涸沢は盆地のようになっていて、昼の3時くらいには穂高の向こう側に太陽が沈んでいってしまいます。なので、平地で見れるようなギャンギャンに焼けた空にはならないんですね。お天気も崩れる予報だったし…。
まあ、完全に油断してました。
ただ、まあキレイな紅葉の涸沢がちゃんと撮れたので自分の中ではかなり満足しております。せっかくなので、定番の夜の涸沢の写真もゲットしておきましょう。
寝たら小腹も空きますので晩ごはんにしましょう。ラーメンはゴミが出るので、今までリフィルタイプのものを使っていました。けど、普通のお店で売っていないことも多くて、登山前のバタバタしているときになかなか買いにいけないのですよね。
最近ではスーパーでこんなお椀で食べるカップラーメンを売っているのを発見しました。これも袋に入っているので山に持っていきやすかったです。ゴミも少ない。
[amazonjs asin=”B07DD5V3RN” locale=”JP” title=”日清食品 お椀で食べるカップヌードル 3食パック”]
さっきまで飲んで寝ていたのですが、夜は夜でお酒を飲むわけです。昼も夜もビールが飲める。登山のすばらしいところですね。最高です。
ワンチャン、星でもでないかしらと思っていたのですがドン曇りだったので清々しい気持ちでビールが飲めました。
携帯の電波なんですが、テン場では途切れ途切れ。涸沢ヒュッテまでいくとかなりはいってきます。僕はネット依存症なので、電波が届いてくれてかなりありがたかったです。
翌朝です。いちおう早起きしたものの、モルゲンロートなにそれおいしいのという天気。
タイミングがよければ朝日が山にあたってモルゲンロートを拝むことができます。こちらも3年前の写真。
[blogcard url=”https://logcamera.com/katasawa4/″]
まあ、出ないものはしょうがないのでさっさと下山します。
最近は下りにけっこう強くなってきて、4時間ちょいで下山できました。
下山後は平湯温泉に入るわけです。最高ですね。今回利用させてもらったのはひらゆの森というお宿。やはり山を降りると肉肉しいものが食べたくなります。
まとめ
3度目にして、念願の涸沢の素晴らしい紅葉に出会うことができました。重いテントや機材をかついで登るのはそれなりにしんどいのですが、それ以上にすてきな光景に出会うことができます。
今度は穂高にもチャレンジしてみたいです。