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小学生のころからジャンプが好きで、もう長いこと毎週ジャンプを買っている現役少年saizouです、こんにちは。
今週のジャンプに掲載されている読み切りの「肋骨さん」があんまりにもおもしろかったのでちょっとジャンプの感想を書いてみます。
吾峠呼世晴先生の作品が見れるのはジャンプだけ
現週刊少年ジャンプ誌上では「金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)」の第9回が行われています。
ジャンプの次世代を担う新人漫画が読みきり形式で毎週掲載され、アンケートにより「金未来杯」が与えられるという企画。
今までグランプリを獲得した作品は
- タカヤーおとなりさんパニック!!ー
- ウサギとカメとストライク
- ぬらりひょんの孫
- べるぜバブ
- メタリカメタルカ
- 奇怪とんり噺 花咲一休
- HUNGRY JOKER
- 放課後☆アイドル
と、ジャンプの誌面を賑わした作品が目立ちます。グランプリにならなかった作品も連載に結びついたりと、まさしく「ジャンプの次世代を担う新人漫画家」がしのぎを削る企画なのです。
とはいえ、最初の頃の大々的な感じも薄れつつあり、僕も今日まで「ああ、金未来杯やってたんだ」というかんじでした。
そんななか今週掲載された「肋骨さん」
最近、ぶっちゃけ、ジャンプが面白くないんですよねー。
「すわ!いよいよ僕も少年からの卒業か!?」などと思っていたのですが、HUNTERXHUNTERはやっぱりおもしろいので、純粋に雑誌としての勢いが最近無いんだと思うんですよ。
「ワンピース」、「NARUTO」、「BLEACH」などの看板マンガも連載してかなり経ちます。そろそろ風呂敷をたたみにいってもいいんではないかと思うのですが、代わりになる連載も始まらずもやもやしながらもジャンプの購読を続けていました。
ただ、やはりジャンプのことは愛していますので今週も合併号あけのジャンプを買いにいったのです。
んで、「あー金未来杯やってんだー。また読み切りやってグランプリ決めて連載して打ち切りになんかなー」などと思いながらページをめくって先にあったのが、吾峠呼世晴先生の「肋骨さん」でした。
めちゃくちゃおもしろかった
冒頭の作者紹介のところに
君は絵がちょっとアレだからとにかく絵をがんばろう、もっと定規を使おうと申し訳ないくらい担当さんにエールをもらった峠です。
描いてる途中、定規を使うのは背景だよ 人物には使ってないよねって心配されました
ーーー via:週刊少年ジャンプ39号 p92
などと書いてあったので、また絵が下手な人なのかなと思いきや。
ちょっと好き嫌いはあるかもしれませんが、非常に個性的なタッチの絵。そして、それ以上に個性的で独特な世界観の物語。
邪氣に憑かれた人を浄化する浄化師の物語、というあらすじだけ書けばいかにもありふれまくって使い古されたような設定なのですが、その世界観はまるで文学のような奥行きの深さで思わずグイグイ引きこまれてしまいました。
週刊少年ジャンプというよりはアフタヌーンのほうが作品の色が近いような気がしますし、少年誌向けといった感じではないのですが、久しくでてこなかったそれこそ「金未来」な力をたずさえた吾峠呼先生をしっかりつかんで離すなよジャンプ編集部、と思うわけです。
吾峠呼世晴先生の作品の世界観が知りたければネットで読めるよ!
吾峠呼世晴先生は「第70回JUMPトレジャー新人漫画賞」において「過狩り狩り」という作品で佳作をとってらっしゃいます。
その作品は週刊少年ジャンプ公式サイトにアップされているので、こちらもぜひ見てほしいと思います。
第70回JUMPトレジャー新人漫画賞佳作 『過狩り狩り』
この作品も作者の強烈な個性がもうこれでもかとプンプンしているマンガです。ここ数年どこかマンネリ化していたジャンプの中にこんな才能が出現したことに非常に心が踊っております。
まとめ
吾峠呼世晴先生が次回どんな作品を携えてジャンプに帰ってくるか今から非常に楽しみです。
ジャンプ向きではないし、連載向きではないような気もしますが、それでもその壁をのりこえて次のジャンプの看板マンガに成長してもらえたらなあと思います。
そこはもう、生かすも殺すも編集しだい。週刊少年ジャンプの編集陣にがんばってもらいたいなあと期待しています。なにはともあれこの才能が他誌に流出しませんように。
というわけで、ログカメラは吾峠呼世晴先生と週刊少年ジャンプを応援しております!
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