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先日、風景写真を撮る際に三脚が必要不可欠!という記事を書きました。
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素晴らしい風景がある場所に三脚を携え赴き、完成度の高い写真を狙っていただければと思うんですが、便利な反面、三脚を使用する際に気をつけたいことって実はいろいろあるのですよ。
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三脚を使う時に気をつけたい5つのこと
マナー!マナー!!マナー!!!
以前は三脚が使用できたり写真撮影に寛容だったようなところも、一部の心無いカメラマンの行動の結果、写真撮影が禁止になっているところがあります。
せっかく素晴らしい場所が日本にはたくさんあるし、カメラを趣味にしているのなら、そんな風景を写真に収めたいのに、ほんとー残念ですよね。
おっきいカメラにおっきい三脚、そんな気はなくてもけっこう目立ちます。他人に見られて恥ずかしくないよう、マナーよく振る舞いましょう。
三脚不可の場所では絶対に使わない
ダメって書いてあるのに、何故か三脚立ててる人いますよね。あれ、なんなんでしょうね。
様々な寺社、施設などでは三脚禁止のところが多いです。行く前に調べることも可能ですし、実際行って三脚不可の張り紙があったら素直に諦めましょう。明確に禁止してないような場所でもダメな雰囲気を感じたら自重しましょう。
周りの人に気を使う
ほんと山の奥で、物好きな人ばかりが来るようなところならまだしも、観光地などの一般のかたが来られるところで不用意に三脚で邪魔するようなことないように。
先ほども書きましたが、デカい機材をかかえたカメラマンっていうのはかなり目立ちます。場所は譲りあい、通行の妨げになるようなところでは三脚を広げないなど、まああたりまえっちゃああたりまえなんですが、ちょっと気をつけましょうね。
入ってはいけないところに入らない
例えば、花壇や芝生など、入ってはいけないところには入らないよう注意です。カメラを持っていると、どうしても「あと1歩」近づきたくなる時がありますよね。ファインダーを覗いていると特にそうです。
けれど、植物などが植えてある場所など、植生に影響があるようなところ、建造物や展示品など、触れてはいけないものなど、その近づきたくなる「あと1歩」をガマンするのも必要です。
構図づくり
三脚は重くて持ち運びがわりと不自由なので、ついつい「三脚を置いてから構図づくり」をしてしまいがちです。
かくいう僕なんかも、有名な撮影スポットに行ってとりあえず三脚立てちゃうことがよくあります。よくないですね。
テレビや本、ネットでよく見るような絶景スポットって、実は展望が開けている場所がそんなになかったりして、ついつい同じような写真になってしまいがちになるんですよね。
ただ、やはり、少し場所を動くだけで、実はけっこう構図づくりも変わってきたりします。
例えばこの大山と星景を絡めた写真なんですが、これなんか「三脚を置いてから構図づくり」しちゃった悪い例です。
- 例えば、星を回すならきちんと北極星を入れてやれば、グルリとした円が作れたはずなんですよね。
- 下のほうに車のヘッドライトの光跡が入れたかったら、もう少し道路のほうにカメラを向けてもよかったです。
- 右下にナナカマドの木が中途半端に入っているのが分かるでしょうか。これも入れるならいいアクセントになったはずなのですが、中途半端に写りこんでしまってます
鍵掛峠からの大山の風景。確かに、展望台はそんなに広くなく、一見同じような写真ばかりに感じるかもしれませんが、この限られた場所の中でも様々な構図づくりができるのがお分かりいただけると思います。
実際この写真撮ってから、他の人が撮った大山の写真を見ると「あー、おんなじ場所でこんな撮り方ができたのかー。」とすごく思いました。
三脚を広げる前に、あらゆる角度から構図や画角、絞りを試し、イメージし、自分の中できちんと絵がつくれてから三脚を立てるようにしましょう。
めんどくさいなら置いていく
前回、いかに三脚が大切が熱弁しといてアレなんですが、めんどくさいなら置いて行きましょう(笑)
三脚は重いし、かさばるしで、やはり使いにくいものです。もちろん、三脚を使えば写真の完成とはあがるし、三脚がなければ撮れない写真はたくさんあります。
ただ、僕思うんですが、とにかく「写真は楽しく撮る」ことが大事。
今はいろいろ試行錯誤して、三脚を使ったほうがいい写真が撮れることがわかりはじめたので
- 三脚を使っていい写真が撮れて楽しい!>三脚を使うことのめんどくささ
なんですが、中にはこれが逆の人もいると思いますし、その気持ちもほんとよくわかります。僕もめんどくさかったもん、三脚持っていくの。邪魔だし。
ですから、気分が乗らない、めんどくさいならもういっそ置いて行っちゃいましょう!大丈夫!晴れてたらそうそうブレないし。んで、たまーに気分が乗ってる時やここぞ!という時でいいんで、そんな時に使ってみてください。
まずはとにかく楽しく写真を撮りましょう。
転倒に気をつける
首からストラップをかけていると、カメラを落下させるなんてことはそうそうないんですが、三脚って案外不安定なものです。
重たいカメラやレンズが一番上にくるので重心的にもフラフラしがちです。バランスを崩して転倒させてしまえば高さ1m以上のところから落下させているのと代わりません。
かくいう僕も最近、見事に三脚を転倒させてしまい、かなりテンションが落ち込んだのを覚えています。
三脚の足はしっかりと広げる、水平でないところでは三脚の足を調整してバランスをとる、エレベータは必要以上に伸ばさない。などなど、気をつければなんてことないのですが、何度も使っているとどうしても慣れが生じてしまいます。
カメラやレンズは決して安いものではありませんよね。気をつけましょうね。
三脚を使っているからと過信しない
「三脚を使っているからブレない・・・
そんなふうに考えていた時期が僕にもありました」
ブレを無くすためにはしっかり固定できる三脚は必要不可欠です。とはいえ、三脚にカメラを据えたからといって安心は禁物です。
どんなにガッチリした三脚とはいえ、場合によってブレるときはブレます。
それは、さして気になるほどのブレではないかもしれません。しかし、「神は細部に宿る」という言葉もあります。あなたが素晴らしい被写体に出会えたなら、せっかくなので最後の最後まで神経を使って、最高の写真を撮りたいものです。
ブレなくなるまで待つ
カメラの設定を変えたり、ピントを変えたりする際カメラに触った直後はやはり振動が伝わっています。振動がきちんと収まってからシャッターを切りましょう。
レリーズを使う
せっかく振動が収まってからシャッターを切るのですから、もうカメラに触れたくないですよね。そういった場合はカメラに触らずシャッターを切れるレリーズが便利です。レリーズはいろんなところで活躍してくれるので、早いうちにゲットしておきましょう。
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ミラーアップしておく
一眼レフカメラの中にはレンズから入った光をファインダーで覗けるようなミラーが入っています。シャッターを切る際にはこのミラーが跳ね上がり、その奥にある撮像素子に像を記録することになります。
この「ミラーが跳ね上がる」動作で、やはり微細なブレが生じることがあります。
多くの機種では最初からミラーを上げておいてからシャッターを切ることができる機能がついています。微細なブレかもしれませんが、覚えておいて損はないと思います。
液晶画面ではなかなか確認できない微細なブレって、往々にして発生しているものです。家に帰ってから後悔しても遅いので、三脚を使っているからと過信せず、なるべく現場でブレのない写真を撮る努力をしておきましょう。
まとめ
三脚はきちんと使えば、写真を撮るさい非常に頼りになる存在です。僕も常に車に積んでいつでも使えるようにしています。
しかし、便利な反面、非常に使いにくかったり、他の人に邪魔になったりするのも事実です。
きちんとマナーと使い方を守り、素晴らしい写真を撮りたいものです。
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