この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
- 予算:2〜3万円
- 撮りたいもの:風景・子供のスナップ
- 機材:EOS R6 Mark Ⅱ
- パソコン:AMD Ryzen5 ・メモリ16GB
saizoさんこんにちは!ビュウと申します。
カメラの新調に伴い、画像編集ソフトの購入を検討しております。大まかに以下の内容で検討しており、アドバイスをいただきたく思います。
- 今までCanon純正のDPPしか使用したことがないため、初心者でも使いやすいもの
- 買い切りタイプ(Lightroomのような月額制のものは現在検討しておりません)
- 色や明るさの調整、ノイズ除去の他星景写真の合成等基本的な編集ができるものを希望しています。
- PCに負荷がかかり過ぎないもの(現在AMDのRyzen5、16GBメモリを搭載したPCを使用しています)
お忙しいところお手数をおかけしますが、お手隙の時にご確認いただければと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。
ビュウさんご質問ありがとうございます!
やはり月々支払うサブスクリプションタイプのものは費用がかさみますし、買い切りタイプのもののほうが安心ですよね。そんなビュウさんのご希望に添えるような画像編集ソフトをさがしてみました!
まずは結論から!
Adobeフォトプランに契約してLightroomとPhotoshopをダウンロードしましょう!
いやいやいや、わかりますわかります。おまえ、質問読んだんか?ってことですよね。
買い切りタイプのもの聞いているんだよってことですよね。わかります。僕もいい大人です。
しかしですね。やはりド定番というのはそれなりに理由と実績があるからしてド定番なのであってですね。
サブスクでちょっとお金がかかりそうだとは思うのですが結局、写真をやるならLightroomとPhotoshopのあるフォトプランが最善であると思うわけです。
やっぱりド定番のAdobeフォトプラン
写真を管理するのに抜群に使いやすいLightroom
写真を管理するのってけっこう大変です。僕も気づけば長いこと写真を撮りためてきて、今見てみたところ13万枚の写真がLightroomの中に入っていました。1万3千じゃないですよ?13万枚です。おそろしや…。
ただ、これだけ膨大な写真ファイルがありながらもLightroomでは非常に簡単に自分の探したい写真にアクセスすることができます。
今ではありがたいことに雑誌のお仕事とかいただくのですが、その雑誌の企画にあった写真とかを探さないといけないわけです。さらには提出した写真の別カットありますか?とか失敗写真ありますか?といったご依頼もよくあることです。
そんな場合でも
- レーティング機能
- カラーラベル別管理
- カメラ・レンズ・各種設定などのメタデータでのフィルタリング
- GPS情報によるマッピング
- フォルダ・コレクション・スマートコレクションなどの細かい管理
などなど多角的に写真の管理ができ10万枚以上の膨大なファイルの中からお目当ての1枚を探し出すことができます。
直感的かつ事細かに現像できる調整パネル
以前はけっこう難しかったんですがここ数年で抜群に使いやすくなった調整パネル。
明るさやホワイトバランス、トーンカーブはもちろんですが
- 明瞭度
- かすみの除去
- 自然な彩度
- テクスチャ
などといった調整パネルがあるのですが、これらが非常に「いい感じ」に写真を仕上げてくれます。
さらにはマスク機能もかなりパワーアップしており、自分の思った部分を思い通りに仕上げることが可能です。
なんでもできる最強の画像編集ソフトPhotoshop
そして、なんといっても最強の画像編集ソフトPhotoshopが使えるのです、このAdobeのフォトプランというやつは。
いまではすっかり慣れてしまって、そのありがたみを忘れそうになるのですが、そもそもこのソフト10万前後するようなめちゃくちゃ高いソフトだったんですよ。それが月々1000円ちょっとで使えてしまうという…。
ネットや本を調べたら情報が拾える
『星景写真の合成等基本的な編集ができるもの』といったご希望がありましたが、これやろうと思ったらPhotoshopのようなレイヤー機能があるソフトが必要です。
ただ、こういったレイヤー機能や合成のやりかたなどっていうのは初心者のうちはけっこう難しいものです。ただでさえ情報が少ないのに、さらに情報の少ない普及していないソフトの使い方を探すのはかなり大変で僕なら慣れるまえに投げ出しそうだと確信がもてます。
Photoshopであれば書店に行けば棚にたくさんの解説書がありますし、ググればネット上にもいろんな情報があります。これもまた広く普及しているからこそなわけです。
けど、毎月お金を払い続けるのは予算的にきびしい…
買い切りはずっと使えるけど、同じ金額てフォトプランは2年しか使えない
フォトプランは毎月お金を払い続けるサブスクリプションのサービスなので、費用がかさむとお考えではないでしょうか?
確かに毎月1078円、年間にしたら12936円、2年使ったら25872円。つまり、2〜3万円の買い切りのものを買えばずっと使えるのにフォトプランでは2年しか使うことができない、というわけです。
いや、それ本当でしょうか?
他のソフトもそれくらいでアップデートしている
例えば、国産の現像ソフトとして有名なSILKYPIX 11 プロフェッショナル版。ダウンロード版がだいたい2万円くらいなんですね。こちらバージョン11で発売が2021年発売。
じゃあ、その前のバージョンがいつ発売されたかというと10が2020年、9が2018年ごろです。
つまり約2年ごとくらいにメジャーアップデートが入っているんですね。
デジタルの世界は日進月歩、ものすごい早さで進化しているため、頻繁なアップデートをしないと以前のものだと使い勝手が悪くなってしまうのです。
もちろん、全て最新のバージョンを使う必要もなく、買い切りのものを使い続けるのもありですが、フォトプランでサブスクを続ければいつでも最新鋭の技術を使うことができます。
例えばAIを利用したノイズ処理
例えば最近あったアップデートでみんながぶったまげたのがAIを使ったノイズ処理の搭載。最近はやりのAIですが、現像の分野ではちょっと前からこのAIを使った画像処理が行われていました。
有名なのがDxOが販売しているPureRAW。こちらAIを使い、非常に精度の高いノイズ処理をすることで有名なのですが、そのノイズ処理に匹敵するかのような高いレベルのノイズ処理を搭載してきたのです。
ちなみにこのPureRAWは単体で14900円と、まあまあのお値段のするソフトです。
もちろん、PureRAWとまったく同じ機能、というわけではなく劣っている部分もあるのですが、そんなに細かいノイズ処理をしないのであればLightroomのものでも十二分に使えまくる機能となっているのです。
これからはAIの機能というのは画像編集でもかなり活用されそうですし、そういった新機能にフレキシブルに対応していくことができます。
更新を停止したソフトも…
なんでこんなに僕がフォトプランを押すかというと、実は僕も以前買い切りのソフトを使っていたんですよ、ええ…。
それ、Apertureっていうソフトでしてね、みなさんもう覚えてないかもしれませんが、これAppleの純正のソフトだったんですよ。しかし、あのAppleでさえAdobe帝国に抗うことができず開発を終了してしまいました。2014年のことです…。
ショック!MacがApertureの開発を終了するってよ!!写真編集ソフトはそれぞれのアルゴリズムで動いているので、簡単に他のソフトに移行というわけにはいきません。
ですから、更新がなくなった後に乗り換えるとしても、そのソフトで加えた調整をそっくりそのまま引き継ぐというわけにはいかないのです。実際に僕もApertureからLightroomに移行するとき、それまでに行った調整を引き継げず大変な思いをしました。
ということでAdobeのフォトプランがおすすめです
ということで、まだまだ理由はあげられそうなのですが、ちょっと終わりそうにないのでここらにしておきたいと思います。
まあ、悪いことはいいませんのでとりあえずAdobeのフォトプランに入ってみてください。それで、いろいろ慣れてみて他のソフトに手を出してもいいなじゃないかと思うのです。
まずは7日間無料で試す
と、ここで終わらないところがログカメラのいいところですね。
せっかくご相談あったので買い切りタイプの写真編集ソフトについても調べてみました。
買い切りタイプの写真編集ソフト
とはいえ、さんざん熱弁したとおり、僕は実際に使ったわけではありません。ただ、周りで使っている人とか、同じ会社の別製品などを使ったことがあるなどで、よさげなものをピックアップしてみました。
PhotoLab
僕も今使っているPureRAWやNIK COLLECTIONを作っているDxOが販売している写真編集ソフトが「PhotoLab」
PureRAWで使えるノイズ除去テクノロジーであるDeepPRIMEとDeepPRIME XDも使用可能。
レンズの弱点を補完するような光学補正も強力で、シャープネスの向上、ディストーションの補正、収差の除去も非常に高いクオリティで行うことができます。
Luminar Neo
AIを使った写真補正ツールが特徴的な写真編集ソフト「Luminar Neo」
どちらかというと、いかにも海外の写真っぽくファンタジックに仕上げる機能が多数あります。
AIで地上部と空を判断し、空の置き換えなどの機能もLuminarが流行らせた感じがありますね。
AFFINITY Photo
こちらのAFFINITY PhotoはPhotoshopのように使えるソフト。iPad版なども出ています。
Lightroomのような写真管理ソフトがいらず、画像編集ができればいいのなら価格も10400円とお手頃なのでいいかもしれません。
レイヤー機能やブレンディングもPhotoshopに似た感じでできそうなので星の合成などもしっかりとできそうです。
Capture One Pro
Capture One ProはLightroomとPhotoshopが一緒になったようなソフトです。
デザー撮影などが得意なようで、プロでも愛用されているみたいです。
ただ、買い切りだと46000円なのでちょっと予算オーバー。
PaintShop Pro
PaintShop ProもPhotoshopのような機能を搭載しているソフト。
PaintShopという名前自体、いかにもぱく…インスパイアされているのがよく分かりますね。写真編集だけでなくペイントやフォントなども用意されており、グラフィックデザインなどもいけそうなソフトです。
レイヤー機能もあるため、こちらも星の合成などできそうです。流行りのAI機能なども搭載しています。
買い切りで14080円なのでPhotoshopをそんなに使わないけど似たような機能がほしいならよさそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。個人的にはLightroomとPhotoshopのフォトプランがおすすめではありますが、他にもいろんなソフトがあって、調べていてけっこうおもしろかったです。気になるものはあったでしょうか。
良いソフトとめぐり合われますように。