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全国1億3千万人のカメラリュック難民のみなさまこんにちは。
今回、私saizouは新しいカメラリュックを何にするか悩みに悩み抜いた挙げ句、f-stopというブランドのTILOPAというモデルを購入しましたのでご紹介してみようと思います。
このf-stopにするのに悩み抜いた記事はこちらになります。
「カメラリュック おすすめ」で検索してもぜんぜん自分におすすめのカメラリュックが出てこないのでいろいろ調べてみた海外からやってきたf-stop
とんでもないデカい箱に入って、このf-stopのカメラリュックはやってきました。国内でもTAKEさんがf-stopブランドを取り扱っているのですが、僕が購入したタイミングではTILOPAが販売されてなかったんですよね。今はTILOPAも扱いはじめてるようです。
f-stopはアメリカに本社があるので、今回もやはり個人輸入してみました。なんか字面がかっこいいので個人輸入といってますが、最近はネットのおかげで海外から物を買うのもかなり楽になりました。
なんでTILOPAにしたのか?
今回選んだTILOPAというのがこちらのモデル。色はブラックにしました。
このTILOPAというのは50Lのわりと大きめなモデルになります。f-stopを選ぶ際にはガワのリュックではなく「中に入れるICUを何にするか?」というのをまず考えるとわりと悩むことなくチョイスできるのではないかと思います。
僕はカメラリュックを持って出る場合というのは大三元を基本とした「フットワークを軽くしたい時」と考えています。それ以上の機材を持ちだすときはf64のショルダーバッグを使うつもりでいます。
大容量&堅牢性抜群のカメラバッグ!f.64のNSCXを購入しました!!そう考えたときに、Nikonの大三元を入れるのにピッタリなICUは「PRO ICU LARGE」になります。
こちらがPRO ICU LARGEに大三元を入れてみた様子。最近の撮影に必須なNiSiのフィルター類、ストロボも入ります。
んでもって、この大三元や必要最小限のものを入れるのにピッタリなPRO ICU LARGEを収納するのにふさわしいガワのリュックをどれにするか?
- AJNA(アジュナ)
- TILOPA(ティロパ)
- SUKHA(スカ)
- SHINN(シン)
こちらが候補になるモデル。
AJNAだとけっこうパツパツになりますし、SUKHAだとちょっと大きめ。SHINNは基本的には動画とか超望遠レンズとかのゴツい機材を入れるようなリュックなので、PRO ICU LARGEくらいだとオーバースペックになります。
TILOPAというのは非常にちょうどよく、大三元を入れた上で、ICUの上にものを入れられるスペースもそれなりにあります。
例えばRRSのPG-01。これもわりとかさばるキットなんですが
TILOPAの上部に収納することができます。
他にも軽い着替えやお泊りセットなどが入るので、TILOPAにPRO ICU LARGEの組み合わせであれば電車や飛行機などの移動でも便利に使えそうです。
同じ感じでSUKHAとかも良さげで迷ったんですが、こちらはさらに物が入れられるので今度は調子にのていろいろ入れてしまい、結局フットワークが悪くなりそうな気がしたので、今回はTILOPAにしたというわけです。
TILOPAのELITEキット+PRO ICU XLARGEを購入
f-stopではキットでの販売もしています。個別に買うよりちょっとお得に買えるセット。ICUの種類や付属のアクセサリの種類によって
- TOP
- ELETE
- MASTER
の3種類があるんですが、僕は今回ELITEキットを購入しました。
TILOPAにPRO ICU LARGEというシンプルな構成でもモチロンいいんですが、用途に応じて中のICUを変えられるというのがf-stopの最大のメリットだと考えてます。せっかくアメリカから個人輸入するということだしがんばってELITEキットを購入することにしました。
ELITEキットの中身なんですが
- TILOPA本体
- ICU:Micro Tiny
- ICU:Small
- ICU:Slope Medium
- ICU:Pro Large
- レインカバー
- ゲートキーパー×2(外付けできるバックル付きのストラップ)
- Mano(ハーネスに付けられるドリンクホルダー)
- ICU GATE(ICUにマジックテープで付けられるジッパー)
さらにTILOPAだと背面からのアクセスがちょっと悪くなるPRO ICU XLARGEを購入しました。
このPRO ICU XLARGEなんですが、LARGEよりもさらに機材が入れられます。ただ、TILOPAの背面アクセスよりも大きいので上のほうに入れた機材が取りづらいという欠点があります。シンやスカだと背面がもっと大きいのでちょうどよく機材の出し入れができます。
ただですね、やはり大三元だけではなくもうレンズぱんぱんにしてでかけたい日だってあるのです。なんだかんだいって、僕は単焦点レンズが好きなわけです。
これも「機材に応じてICUを変えられる」というf-stopのメリットを最大限に活かしたかったのでXLARGEを購入することにしました。アクセスしにくいのですが、けして機材が取れないというわけではないです。
XLを入れた時のTILOPAの上部なんですが、とりあえずジャンプは入るのです。連休前、土曜日に撮影にでかけ休憩でコンビニに入るとすでにジャンプが売ってたことがよくありますが、これで安心ですね。
TILOPAにガンガンに詰め込んでみた。
さて、ではこのTILOPA。いったいどれくらいの収納力があるのか?手持ちの機材を詰め込めるだけ詰め込みながら、収納スポットについても説明してみましょう。
メイン部
メイン部に入れるのはICU。いろんなICUが入りますが今回はPRO ICU LARGEを入れてみましょう。前述のとおり
- D750
- 大三元
- ストロボ
- NiSiのフィルターホルダーとフィルター類
このへんが入ります。
背中の部分
ICUをいれたのを上からみたらこんな感じ。写真の下の方にベルトみたいなのが見えると思いますがここにポケットがついてます。
ここにはMacBookをいれても余裕なくらいのスペースがあるのでとりあえずぶち込みます。背負う部分とは反対側になるので押し潰れる心配もありませんが、リュックを下ろす時MacBookが入ってるのを忘れて乱雑に扱わないようにしたいですね。
ICUの上
前述しましたが、ICUの上にはRRSのPG-01がまるっと入ります。
PG-01を分解して、別売りの専用のポーチに入れると
こんな感じに収納できます。
このデカいのもTILOPAならICUの上からうまいこと入れることができます。
バックパネル
背中の背面アクセスのところ、バックパネルの部分にも少し収納できるポケットがあります。ここにはレリーズを入れちゃいましょうかね。ゴムのベルトもついてるのでUSBのケーブルなどがあればここの挟んでおけます。
メイン収納部の蓋の裏
メインコンパートメントの蓋の裏にはメッシュになっています。
ここのはそんなにかさばらないけど、入れておくと便利なレンズクリーナーやSDカード入れをいれておきましょう。
メインコンパートメントの蓋の上部
夜中になると、どんな季節でもちょっと肌寒くなるもの。コンパクトになって、さらっと羽織れる簡単な防寒着が欲しくなりますね。そんな時にはやっぱりナノパフとか最高なわけです。
パタゴニアのナノパフの使い勝手が良すぎてこの冬手放せない件ナノパフはパッカブルになっているのでコンパクトになります。雨蓋の部分にもわりと大きめの収納があるのでここにしまえます。
レインカバー入れ
別売りにはなりますが、TILOPAにピッタリのレインカバーも売っています。僕は今回キットで購入したので付属していました。
レインカバーはここのポケットに入れるとピッタリ入ります。
こんな感じ。
背中側の収納
この部分にも収納があります。
ここ、こんなふうにベロっと開きます。高さのあるものは入りませんが、薄いものならけっこういろいろ入りそうです。
RRSのトラベルクランプやミニ三脚、Lプレートなどをポーチにまとめていれてみます。
こんな感じではいります。けっこう縦に長いのでいろんなものをごちゃごちゃ入れるよりこんなポーチのほうが便利そうです。
側面の収納
そこまで収納力はありませんが、側面にもジッパーがついており収納できるようになっています。
モバイルバッテリーとか
ファンシーなシャワーキャップは雨が降った時のためにカメラにかぶせるために。あと、タオルは何枚かあるとやっぱり便利ですね。
ドリンクホルダー(MANO)
こちらも別売りのドリンクホルダー。MANOという名前で売っています。これもキットにはついていました。
こんなふうにハーネスの部分に付けられます。TILOPAは側面に固定できるバックルはついていますがポケットはついていないのでペットボトルなどの持ち運びは不便です。
これならハーネスの部分にペットボトルをつけておけるので一見便利そうなのですが想像以上にチャチな作りになっているので、まあ無理して買うほどではないかなと思います。
ゲートキーパーでさらに拡張力をあげる
TILOPAにはもともと、側面やザックの上部などに外付けできるようなストラップがついていますが、別売りのゲートキーパーと呼ばれるストラップを購入することでさらにいろんな場所に物をくくりつけることができます。
スノーシューをゲートキーパーでくくりつけて固定してみました。他にもテント泊するならばマットやサンダルなどやろうと思えばくくりつけられそうです。
これだけの物が収納できる
というわけで、これだけのものが収納できるTILOPA。まあ、収納できるだけでこれを持ち運ぼうと思うと余裕で死ねます。試しにかついでみたら腰が秒殺されました。
ただ、全力を出せばこれだけ入るということです。
実際の背負い心地は?
予想以上に背負いやすかった
大三元やフィルターを入れ、RRSのPG-01を入れて撮影に行ってみました。三脚こみになると総重量は10kgいかないくらいでしょうか?今までのカメラリュックではここまでの物を持っていく時はちょっとめげそうになっていたのですが、予想以上に背負いやすくてびっくりしました。
背面アクセスになっているので背負い心地、というのはそこまで期待していなかったので衝撃的でした。ウエストベルトもしっかりと重さを分散してくれるのでそれなりに長時間背負っても問題なさそうです。
以前に使っていたカメラリュックより背負い心地がはるかにいいです。
登山にはもっていかないかなあという感じ
じゃあ、TILOPAで登山をするか?となるとこれはまた別問題ですね。一応、TILOPAはMOUNTAINというシリーズになるので、山に持っていけるような雰囲気があるのですが…。
カメラ機材の収納、さらにそこから現地に着いてからの機材の取りだしやすさならTILOPAに軍配があがるので、ちょっとした山や丘でちょこちょこ機材を出したりしまいながらの撮影ならこちらがいいでしょう。
一方、本格的な登山となると、僕は基本的には機材は収納しっぱなし。目的地についたらようやくカメラを取りだします。そうなってくると担ぐことがメインになってくるのでわざわざTILOPAを選ばなくてもいいかなと。
やはり餅は餅屋。単純に重いものを長時間背負い続ける、という点で比較をするのなら確実に今使っているグレゴリーのバルトロのほうが上です。
GREGORY(グレゴリー)のバルトロの背負いやすさ・使いやすさがハンパないので語ってみるさらに言うのなら、f-stopの魅力というのはICUがいろんなザックに使い回せるということ。となると、それはリュック側がf-stop製品でなくてもいいわけです。もちろんアクセスはf-stopのリュックのほうがいいのですが。
登山にはバルトロのザックにSサイズのICUで挑もうかと思っています。
ちなみにPRO ICU SMALLに登山に持っていこうと思っているレンズ類がピッタリ入りました。いいんじゃないですか?
まとめ
メインの行動時にはTILOPAに大三元。たくさん機材を持ち出したいときはICUをXLARGEに入れ替え。登山のときはSMALL。という具合に使い分けてみようと思います。
カメラバッグはピッタリ、というのを探すのがけっこう難しいのですがだいぶ正解に近づけた気がしています。