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全国1億3千万人のおおおお!!!!Nikonファンのみなさまこんにちはあああああああ!!!!
今日はいよいよ!いよいよ、我々待望のNikon初のフルサイズミラーレス機!「Z7」の発売日ですね!!!!!
早々に予約していた我が家にもありがたいことに遅れることなく無事Nikon「Z7」がやってきてくれました!!いやっふうううううう!!!
ということでZ7のファーストインプレッションを書いてみようと思います!!
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Z7の箱の中身
中身を確認してみましょう。
Z7本体がこちら。写真では外してますが、ボディーキャップもついてます。
D750と比べるとかなりコンパクトな感じですね。
こちらは新しくなったバッテリー。今までのバッテリーも使えるようですが、このバッテリーを使用することでUSBーCでの給電が可能です。バッテリーチャージャーを持ち出してないときに限ってバッテリーが切れたりするので便利ですね。
バッテリーチャージャーとACアダプタ。
ACアダプタを使えばいちいちバッテリーを外さなくてもカメラに直に充電もできます。ただ、これも対応しているバッテリーが必要です。
HDMI/USBケーブルクリップ。ケーブル類が不意に外れるのを防止するクリップ。
あとはストラップやら保証書、説明書、USBケーブル。
アクセサリーシューカバーがついてるのはけっこう嬉しい。D750ではむき出し立っだので。
触った感じ
ということで、さっそく触ってみましょう。
グリップ&ホールド感はNikon機ならではのよさ
持った感じはかなりいい感じです。今までのNikon機を使っていた方ならそんなに違和感なく使えるのではないでしょうか。
レフ機と比べコンパクトにはなりましたが、小指があまるほどの小ささではないのでグリップもかなりいいです。D750ほど深いグリップではないですが、しっかりとしたホールド感があります。
個人的にはミラーレス機だろうがカメラはでかくてもいいと思ってるので(あんまり小さいと手がでかいので持ちにくい)この辺はありがたいです。
EVF(電子ビューファインダー)がもうめちゃくちゃキレイ
いままであまりミラーレス機に食指が動かなかった最大の理由がEVFです。当初のEVFというのはファインダーを覗くと酔っちゃいそうなできだったような気がします。
それがα7Ⅲくらいからかなり優秀になってきて、このへんから光学ファインダーよりも電子ビューファインダーのほうが自分にとってメリットがあるのではないかと考えはじめました。
僕は基本的には撮影時、すべてがライブビューです。ただ、手持ちのときはやはりファインダーを覗かざるをえないです。また、日中の光の強いようなときはライブビューだと見づらいこともあります。
EVFであれば、ファインダーを覗くことになるので外界の光に左右することなくしっかりと撮影時の絵の確認ができます。もちろん露出やホワイトバランスもしっかり確認できる。
このへんのミラーレスならではのメリットに、もうレフ機である必要性ってあまりないなと思い始めていました。
んでもって、いよいよNikonから出てきたミラーレス。そのEVFがまあ驚くほどキレイなわけです。
光学ファインダーを覗いている感覚と変わらないと言ってもいいすぎではないくらい、とてもクリアにファインダーから世界を見ることができます。これは本当にすばらしい。
もうこうなってくると、ピント位置が細部まで確認できなかったり、露出やホワイトバランスが確認できなかったりする光学ファインダーのメリットって僕にとってはかなり少なくなってくるんですよね。動きものあんまり撮らないですし。
一眼レフを使っているけど、ライブビューばかり使っているというかたは、もうこのEVFがあるというだけで買い替えちゃってもいいのではないかと思います。
ボタン配置
ボタン配置に関しては、まだ慣れてないという部分があるのでなんともいえないのですが、このような配置になっています。
全体的にコンパクトになったぶん、カメラ自体の面積が小さくなりD750と比べるといろんなところに窮屈に配置されているなあという印象。D5などのフラッグシップモデルを使っているようなかただとかなり違和感を感じるのではないでしょうか。
このへんのデザインは、実際まだ荒削りな感が否めません。個人的にはこの右下のダイアルの位置が微妙に気にいらないです。
ただ、ボディをコンパクトにしたため、だいぶ苦慮したのだろうなあというのもよくわかります。ミラーレスだからといって小さくなくてもいいので、後継機はもうちょっと大きくして余裕のあるボディにしてもいいんじゃないでしょうか。
まあ、まだ慣れてないからというのもあるので、もう少し使いこんでからまた感想書いてみたいと思います。
新たに追加されたサブセレクターはけっこういい感じですが、α7Ⅲなどと比べるとまだイマイチかな。このへんももう少しよくなってくれると嬉しいです。
シャッターフィーリング
ミラーレス機というとシャッター音が「パチュン、パチュン」みたいな感じだったんですが、α7Ⅲくらいからこのシャッターフィーリングもいいものが多くなりました。
Z7のシャッター音も非常に気持ちのいいものに仕上がっています。
シャッター音なんて、と思う方もいるかもしれませんが、持った感じ、シャッターを切った感じというのは非常に大事な部分でして。
カメラの機能がいくらてんこもりもりになろうが、結局写真を撮るのって自分自身なんですよね。
その自分自身のモチベーションを上げるのに一役買ってくれるのって高い画素数や広いダイナミックレンジとかよりも、この「カメラを持った感じ」「シャッターを切った感じ」だったりするのです。
なので、このへんのカメラのフィーリングというのは非常に大事だと思っております。
Z7はこのへんの「気持ちよさ」がうまいこと仕上がってます。やっぱりNikon機という仕上がり。
連写してみる
店頭での先行展示では「シャッターを押すたびにブラックアウトする」という意見がチラホラあったんですが、XQDカードいれてないと強制的にデモモードになりブラックアウトしちゃうみたいですね。カードを入れると解消されるのでご安心を。
最大9コマ/秒の連写なのわりとサクサク撮影できそうです。4575万画素の高画素機とは思えないような連写力。すごい時代になったものですね。
とはいえ、やっぱりそこは高画素機。バッファはそれなりにあるものの延々と連写というわけにはいきません。RAW撮影時で12枚のバッファがあります。ただ、XQDの書き込みが早いので12枚の連写中にも書き込まれるので15〜17枚くらいは連写できる感じです。
その後もXQDカードの書き込みが早いのでそれなりに連写はできるのですが、等間隔ではなく書き込んだそばから連写されるので「ガガ!ガッ!ガッ!ガガ!」みたいな不規則な連写になります。
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電源をONしてからのスピード
一眼レフのメリットのひとつに、電源ONしてから撮影できるまでのスピードの速さがあります。
このへんの速射性というのはスマホではなかなかできないものですよね。
ミラーレス機は電源を立ち上げてから、撮影開始までのタイムラグがちょろっとあります。
Z7でこんな感じです。いままでの一眼レフと同じ感じでの取り回しでいると、シャッターチャンスは逃しそうですね。α7Ⅲとかでも、同じくらいの立ち上がりの時間なので、このへんはミラーレスカメラの課題になりそうです。
汎用プレートがつかない…
ボディがかなり薄くなっているので、RRSなどの汎用プレートはつかないかもしれません。マウントアダプターにガンガンに干渉してしまいました。
マウントアダプターにネジ穴きってあるのでそちらでしばらくは代用しようと思いますが、専用のLプレートも早めに取り寄せたほうがいいかもしれませんね。
画質面
センサーに関してはD850に近いものを使っているのではないかと言われています。まだRAWファイルがLightroomでいじれないので、jpgをモニタで見た感じの感想を書いてみます。
長秒ノイズが全然ないんだけど、どうなってんの!!?
ボディキャップをつけた状態でISO800 5分の露光を試してみました。
なんというか、あれですかね?なんかバグってんですかね?
全然、長秒ノイズがありません。これどうなってるんですかね。もちろん長秒ノイズ低減はオフです。やばい、これやばい。
もちろん、ないことはないですよ。むしろ、あって安心しました。
ノイズの点にして、およそ10個あるかないかです。これやばくないですか?どうなってんですかね。
涼しくなって室内の気温もそんなに高くないとはいえ、ちょっとこれがどういうことで、こんなに長秒ノイズがないのかわかりませんが、長時間露光の常識が変わるかもしれません。それくらいコレやばいですよ。
ちなみにISO 100 露光時間10分でも同じような感じだったので、これもしかしたらものすごく長時間に強いカメラなのかもしれません。
某社のミラーレスカメラも好きで使ってるんですが、かなりカラフルな長秒ノイズがでるのですよ。
ちょっと、長時間露光についての考え方がかなり変わりそうです。
高感度時の熱ノイズもあまり見られない
ボディキャップをつけてISO1600 露光時間5分で撮影。
こちらも、RAWファイルのシャドウをあげたりして試してみたいのですが、とりあえずモニタ上だけの判断になります。
画面周辺がモワッと赤くなるような熱ノイズもそんなに感じられません。
画像処理エンジンが優秀なのか、センサーの設計が優秀なのか、このへんはまたちょっと精査してみたいですが、星屋さんなんかは、これかなりいいかもしれませんね。やばいです。
ちょっと実験してみて、マジで感動してます。
高感度性能はまあ、それなり
Z7に限らないのですが、ここ最近のカメラのセンサー事情といたしましては、個人的には「どんぐりの背比べ」と思っています。
センサー番長のSONYさんのセンサーがいいと言っても、劇的な違いは感じられないというのが個人的な見解です。これ以上、センサー性能を求めるのならセンサーサイズを上げるしかないのではないでしょうか?
というわけで、みんな大好きな高感度性能ですが、ぶっちゃけまして「それなり」です。
カタログスペックの常用感度が25600までなので、なんだか高感度いけちゃう気がしますが大間違いです。このへんはやっぱり高画素機というのをしっかり理解して使いましょう。
個人的には1600を超えると辛いかなー。きついかなー。というイメージです。
EXPEED6のノイズ処理は好き嫌い分かれるだろうなあという印象
撮って出しで撮影されるかたも少なくないと思うので、EXPEED6のノイズ処理についても感想を入れておこうと思います。
個人的にはD750の高感度性能というのはかなり高いと思っておりまして。さらにEXPEED4も、ノイズ処理が塗り絵っぽいと揶揄されながらも、まあキレイに処理されておりました。
今回、さらに段階を経てEXPEEDは6まで上がっているのですが、ノイズの処理は好き嫌い分かれるのではないかなあと思います。ぶっちゃけ個人的にはあまり好きではありません。
もちろん高画素機なので、高感度に強くないのはわかりきっているんですが、高感度ノイズを処理したときの画像が天の川を無理やり高感度で撮ってノイズ処理したときのような独特の格子状の絵になります。
遠目から見ると解像感を残したように見えるかもしれないのですが、等倍で見ると明らかにガビガビなのがわかる感じです。
ただ、EXPEED4のように等倍で見てもノイズがないということは、それはそれで全体的な絵がのっぺりとしてしまい、塗り絵のようと言われるのもわからんではないです。
このへんは好みだと思うのでぜひ一度試してみてほしいところです。
オートフォーカスとかのそのへん
ハイブリッドAF、ということをしっかり理解しておく
像面位相差AFとコントラストAFのいいとこどりのハイブリッドAFということになっていますが、コントラストの弱いところ、例えば真っ黒なところにAFするような場合にはコントラストAF特有のいったりきたりをします。
SONYのα7Ⅲでは感じられないような挙動なので、AFまわりは人によってはストレスを感じるかもしれません。
特に光学ファインダーでのAFになれているのなら、余計にイラッとするかもしれませんね。
先行展示での24-70mmをつけてのAFではあまり感じられなかった挙動なので、もしかしたらマウントアダプター経由ならではの挙動かもしれないので、もう少し検証してみようとは思います。
マウントアダプター
今回はFマウントレンズ資産を活かせるFTZマウントアダプターをキットで購入しました。
Zマウントのレンズはまだまだ少ないのですが、マウント径の違うレンズをマウントアダプター使いながらあれこれ付け替える、というのは想像以上にめんどくさい、というのをα7シリーズで経験しており(α7はいろんなレンズをマウントアダプター経由でつけられるからという理由で購入したんですが、マウント径が違うとマウントアダプターやらいろいろつけかえるのがすごく面倒だった)
Zマウントのレンズが一通り揃うまではFマウントで運用しようと思っています。
いきなりだけど、さっさとZマウントにいったほうがいい
Zマウントのレンズが一通り揃うまではFマウント。そう思っていた時期が俺にもありました。
こちら、Nikonの旧型の大三元の24-70をつけた様子なんですが、望遠レンズでもつけてるのかというような感じですね。
D750を横において比べてみます。フランジバックはZ7のほうが短いのですが、マウントアダプターを装着するとD750よりも長くなってるのがわかると思います。
ということは、マウントアダプター込でレンズを装着するとレフ機よりも長くなる、というわけですね。
ボディがかなりコンパクトなのにも関わらず、マウントアダプターがあって、さらにレンズとなると、これかなりフロントヘビーになります。せっかくのコンパクトさやグリップの良さも全て台無しになる感じが否めません。
「マウントアダプターあるし、おいおいZマウントのレンズ増やしておけばいいや」とか思っていましたが、ちょっと早急にシステムの入れ替えをしないといけないなと痛感しています。
まとめ
ということで、とりあえずファーストインプレッションです。
気がついたとこちょこちょこ追記していこうと思うので、ぜひまた読みにきてみてください(๑´ڡ`๑)
追記:しばらく撮ったのでレビューしてみました。
[blogcard url=”https://logcamera.com/z7review/″]