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全国1億3千万人の単焦点レンズマニアのみなさんこんにちは。
今回、株式会社ケンコー・トキナー様から21年3月26日発売のレンズベビーSpark2.0をご提供いただきましたので、さっそく試してまいりました。
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レンズベビーSparak2.0とは
Lensbabyとはアメリカにあるレンズメーカー。
ソフトフィルター効果のあるレンズや強烈な渦巻き型のボケがえられるレンズなど、普通のレンズとはちょっと変わった個性的なレンズをラインナップしていることでも有名です。
そして、今回紹介するSpark2.0もやはりレンズベビーらしい強烈な個性のあるレンズ。
なんとこのレンズ、レンズの部分が蛇腹になっておりこのように曲げることができるのです。個性的!
レンズをティルトさせることで生まれるボケ
この蛇腹の部分をティルト(傾き)させることでこのように流れるようなボケを得ることができます。
ピント合わせも蛇腹を使って
このSpark2.0、ピントリングがついていません。じゃあ、どうやってピントを合わせるかというと、それも蛇腹を使います。
このようにグッと押し込むことでピントが合います。力技感があって最高ですね。
f値はF2.5〜F22
f値は開放が2.5、その後は2.8、4、5.6と刻まれてとり、レンズの先のほうを回転させて絞りをコントロールします。
流れるようなボケが特徴なので開放で撮りたくなりますが、開放あたりはボケが暴れまくって結構つかいにくいのでちょっと絞ったほうがいいのかなと思いました。
形状
Z5につけてみるとこんな感じ。
約180gなので非常に軽く、カメラバッグの隙間にいれておいておくのにピッタリです。
実際にレンズベビーSpark2.0で撮ってみた
構図の下の部分をティルトさせて。開放付近だとピント合わせるのがけっこう難しくなるので単にブレたような写真になりがちなので扱いが難しいです。
また、ティルトさせずに蛇腹を押し込むと周辺が流れるような写真になります。これはこれで、なんかゲームでモンスターとエンカウントした写真みたいになるのでこちらも扱いが難しい笑
あんまり絞らないとオールドレンズっぽい描写に
ティルトが特徴的なレンズなのでついついティルトさせて流れるようなボケの作品を作りたくなりますが、あんまりそこにこだわらんくてもいいのかなとも思いました。
蛇腹を自分の手によってピント合わせするというアナログな感じのおかげで、けっこういかにもなオールドレンズっぽい描写になります。
最近のレンズというのは収差とかしっかり抑えてあって、周辺まで解像もばっちりみたいなレンズが多く逆にこういう描写にはなかなかならないんですよね。
オールドレンズといってもストレートに写るものが多いので、オールドのいかにもクセ玉感がほしいのならこのレンズを買ってみるのもありなんじゃないでしょうか。けっこう安いし。
f2.5なんですが前ボケもけっこういい感じででます。このへんはティルトのお陰なのかなとも思います。
サイケデリックな感じにも
もちろん、本質は蛇腹を使っての超個性的な写真だと思うので振り切った感じで撮影するのもいいですね笑。
蛇腹を全部押し込むとものすごいボケが発生してサイケデリックな雰囲気になります。
うまいことやったらなんかおもしろいことになりそうなんですが、僕には才能がなかったので活かしきれませんでした笑
夜景撮影とかもおもしろそう
いちばん可能性を感じているのは夜景撮影などの夜間の撮影です。まだまだちょっと都会のほうには行きづらい環境。今回作例が用意できなかったのでダンボーにLEDのイルミネーションをまとわせてみました。
例えばポートレートとかでもかなりおもしろい効果が得られるのではないかなと思います。
イルミネーションや都市の街頭なんかはティルトのおかげでかなりおもしろい感じで撮れると思うので早く試してみたいです。
まとめ
超個性的ないかにもなクセ玉であるレンズベビーSpark2.0。
デジタルでのレタッチではなかなか表現しにくいのがこのアナログな雰囲気。これでうまいこと表現ができるようになれば、唯一無二なレンズになるはずです。
僕もまだまだ振り回されているのでうまく使いこなせるようになりたいです。