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タイトルで全て語ってしまっているので、ここから本文どうしようかと思っているsaizouです、こんにちは。
ここ最近のエントリーモデルが軒並み10万超えてて、初心者には何をおすすめしていいのか困っているという話をします。
エントリーモデルとは
エントリーモデルとはその名のとおり、これからカメラを始めるような初心者の人たちがお求めやすいような低価格のモデルのことをいいます。
カメラの購入のご相談をいただくことが多いのですが、やっぱり最初はなかなか予算もかけられないというかたも多く、エントリーモデルの中からどうですか?といったご提案をすることが多かったのですが、最近ではそんな「初心者におすすめしやすい低価格機」というのがなくなってきているのです。
各メーカーのエントリーモデル
ということで、ここで各メーカーのエントリーモデルを見てみましょう。 明確にエントリーモデルと謳っているわけではないものはいちばん安いものをあげています。
カメラはセンサーサイズによって大きく価格が変わります。
だいたいフルサイズ>APS-C>マイクロフォーサーズといった感じですが、メーカーによって扱っているセンサーサイズがないこともあります。
記事執筆時の2022年12月5日時点の価格です。価格はAmazon。
キヤノン EOS RP
126800円
ニコン Z30
89000円
ソニー ZV-E10
78100円
PENTAX KF
107800円
富士フイルム X-S10
120000円
オリンパス ペンepl10
51796円
パナソニック DC-GF9
71160円
いかがでしょうか。
キヤノン、富士フイルムのカメラが10万オーバー。 NIKONはレンズキットだと10万超え、ソニーのカメラはちょっとブイログよりですかね。
オリンパス、パナソニックのカメラは10万きるとはいえ、センサーサイズがマイクロフォーサーズという、ちょっとセンサー小さめのものになります。
キヤノンもレフ機であれば10万きってくるモデルもあります。
初心者にどんなカメラを勧めたらいいか
これからカメラを始める初心者の方にどんなカメラを勧めたらいいか?というのはけっこう難しいわけです。
どなたも、まだそこまでよく分からないから質問してくるわけで、明確にこれを撮りたい!なんてビジョンはないんですよね。
で、なんとなくこうではないかなあってお答えするんですが。せっかくのカメラ選びなので、できるだけ長く使ってほしいものです。
どんなカメラを買ったらいいか?と聞かれたとき僕がなんとなくこんなふうに思ってる、という考えをちょっと書いてみます。もちろんこれが正解というわけではないのですが。
レフ機か否か
以前は「ちょっといいカメラの総称」という感じで「一眼レフカメラ」という言葉を使っていましたが、もはやそういう時代ではなくなってきました。なので、趣味で使うようなちょっといいカメラをなんて呼んだらいいかという問題も自分の中にあるのですが、それはまた別の機会に。
んで、個人的にはこれからカメラを始めるのであればミラーレスをおすすめしたいわけです。
電子ファインダーも光学ファインダーと見劣りしないくらいクリアに見える、レンズを作る際にも構造的にミラーレスのほうが余裕を持った設計ができる、なんてことを考えると今後さらに各メーカーはミラーレスに注力していくことが考えられます。
オートフォーカスに関しては、一眼レフにするかミラーレスにするか悩ましいという時期ですが、これらも時間の問題のような気がします。
PENTAXなんかは一眼レフを続けていくと謳っているのですが、これはこれでライカがレンジファインダーを続けているように他メーカーがみんなミラーレスを作っている中一眼レフを作り続ける唯一無二のメーカーになりそうですし、レフ機に強いこだわりがあるユーザーにはPENTAXを勧めたらいいという、わりと明確な回答ができそうです。
ただ、とりあえずなにかカメラが買いたい、というユーザーには、まあ無難にミラーレスを勧めるかなと思うわけです。
10万切りたいならマイクロフォーサーズは?
10万を切るカメラを探してみるとマイクロフォーサーズという選択肢が出てきます。
しかし、マイクロフォーサーズはおもしろい規格ではあると思うのですが、このセンサーサイズのカメラは明確にコンパクトなシステムを運用したい、という考えがないとちょっと使いにくいんではないかなと思うわけです。
ここも、ひとりひとり意見は変わってくるとは思いますが、カメラが欲しいという人はなにがしたいかというと「スマホでできないことがやりたい」という人が今は多いのではないかと思っておりまして。
で、スマホで今できないこと、となるとやっぱりセンサーサイズが大きいことによる、ボケの美しさであったり、ダイナミックレンジの広さが挙げられると思うわけです。
マイクロフォーサーズだと、スマホとの明らかな違いっていうのがちょっとわかりにくいような気もするのです。いや、もちろんぜんぜん違うとは思うんですが、僕がボケた写真が撮りたいでカメラ初めた経緯があるので、マイクロフォーサーズだとそれがはっきり分かるのかな、なんて思っちゃうわけです。
んで、結局10万オーバー
となると、じゃあ初心者におすすめするようなカメラというとAPS-Cのミラーレス、、、となるんですがそうなるともう10万オーバーのカメラしかなくなってくるという罠。
カメラメーカー側からしてもスマホとの明らかな差別化ができないとカメラが売れなくなってしまって、気づいたら低価格帯のものがなくなってしまったということなんでしょうね。
レンズ一体式のデジタルカメラなんかのラインナップなんて、もはや各社焼け野原のようになってしまっています。全部スマホに食われちゃいました。
スマホにできないことができるカメラを作ろうと思えば、そら価格も高くなるわなぁというのは非常に理解できます。
しかし、10万…
しかし10万ですよ…。
10万なんて大金どこにあるのか…。 いやね、ちょっと余裕がある大人とかならまだ分かるんですが、例えば高校生とか大学生の若い世代が写真始めたいってなった時、じゃあ10万ポンと払えるかという話です。
子供が産まれたお父さんお母さんが、我が子の成長をちょっといいカメラで残したいとなったとき、ただでさえ子供ができて火の車となっている家計から10万捻出できるかと。
もちろん、スマホのカメラの性能は年々良くなってきているので写真を撮るのはスマホに任せたらいい。僕もそうでしたけど、写真をスマホで始めたってぜんぜんいい。
けれど、カメラを構える、というあの所作には、写真をやっているという儀礼的なものがあると僕は思うのです。
機能的なことはおいといても、カメラを構えるという行為そのものが写真に触れ合う初めの一歩のような、ね、なんとなく伝わりますかね。
スマホでもぜんぜん撮れるんですけど、やっぱりカメラを持つというだけで写真を撮ってるという感じになると思うんです。
もちろん、スマホでも素晴らしい写真撮られてるかたもたくさんいらっしゃいますし、もしかしたら考えかたが徐々に古くなっているかもしれませんが、それでもまだ、写真をやるのであればカメラを手にしてほしいなと思うわけです。
なのに!10万!さあ、どうする…、というわけです。結局ここまで書いてきましたが結論らしき結論は出ませんよ。とりあえず、これから写真を趣味にしようと思う人にはまず、10万を用意してもらわないといけないのだなという確認を今日したわけです。
もちろん、みんながみんな新品のミラーレスを買う必要もないので、お金がないけどカメラが欲しいというのなら、もうちょい安い選択肢も出てきますけどね。
はたまた、もう少しミラーレス化が進み、今のカメラが型落ちしていけば、安い機体も出てくるのかもしれませんしね、、、
まとめ
ぜんぜんまとまりませんでしたが、とりあえず僕のところにカメラの購入の相談に来られるかたは、10万くらいの予算を見ておいてもらえるといろいろとアドバイスがしやすいという話でした。