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Z9をはじめとするカメラのバッテリーの充電の問題。みなさんどうしていらっしゃるでしょうか。
今回、圧倒的解決策が見つかり、今後めちゃくちゃ捗りそうなのでみんなにシェアしたいと思います。
結論:PD対応の充電器を買いましょう
まずは結論から。
PD対応の充電器を買いましょう。これさえあれば、今後あなたは遠征地でのカメラの充電では困ることが無くなります。よかったですね。
何を今更というかたにはこれ以上申し上げることもありませんので、YouTubeでネコちゃんの動画でも見ておかれるといいでしょう。
今回、僕が購入したクオリティオブカメラライフ、略してQOCL爆上がりアイテムがこちらです。
こちらのメーカーから発売されている充電器、ポートの数によっていくつか種類が別れていますが些末なことです。とりあえずPD対応ならあとはあなたの好きなように買うがいいでしょう。
遠征地でカメラのバッテリーが充電できる
この充電器があれば何ができるのか?そう、遠征地でカメラのバッテリーが充電できるようになるのです。やりましたね。
今これを見ているあなた、もしかしてカメラの充電は専用のアダプターじゃないとダメだったと思っていませんか?
複数のカメラを持っているあなた。カメラの台数分ACアダプターを遠征地に持っていっていませんでしたか?あまつさえ、家のACアダプターをいちいち外すのがめんどくさいから遠征用にそれらのアダプターをもう一式買っていませんでしたか?
おめでとうございます。今日、この日、この記事を読めてよかったですね。明日からそんなアダプター地獄からあなたは開放されることになります。
なんと、このPD対応の充電器があれば専用のACアダプター無しでカメラの充電ができるようになるのです。
USB-Cの端子がついててカメラ側が応していたら充電できる
最近のカメラにはUSB-Cの入力端子がついています。よく聞きますよね、モバイルバッテリーで給電しながら撮影もできますみたいな売り文句。
そういったカメラはこのUSB-C端子から充電することができます。
NikonのおすすめはAnkerのモバイルバッテリー
Nikonが推奨しているモバイルバッテリーは以下の通り
Z9/Z7Ⅱ/Z6Ⅱ/Z5 | PowerCore+ 26800 PD 45W |
Z30/Zfx | PowerCore III Elite 25600 87W |
フルサイズ機のほうがW数が少ないもので充電できるのがイマイチよくわからないのですが、おすすめはこの2つになっています。
こちらがZ9/Z7Ⅱ/Z6Ⅱ/Z5の推奨モデル。容量が26800mAhでワット数が45Wのものです。
こちらはAPS-C機であるZ30/Zfcの推奨モデル。容量が25600mAhでワット数が87W。なんでAPS-C機のほうが高いワットが必要なのか分かりませんが、Nikonさんがそういうならそうなんでしょう。
これらのモバイルバッテリーはPD充電できる
Nikonから推奨されているモバイルバッテリーはPD充電ができるようになっています。
PD充電とは対応するUSB-Cケーブルとポートを使って行える充電の規格。PDとは「Power Delivery」の略になります。
従来のUSB-AではUSB Battery Charging 1.2規格で最大7.5Wでしたが、このUSB PDでは最大で240Wまで充電することができます。
充電速度も従来のものより早くなり急速充電することが可能です。
Z9に普通のモバイルバッテリーで充電しようと思ったできなかった
先日、Z9で撮影にでかけていたのですが、思ったよりもバッテリーを食ってしまってすぐに空になってしまったのですね。
ちょっと焦ったものの、モバイルバッテリーを持っていっていたのでUSB-C端子のついたケーブルでZ9を接続して充電しようと思ったのですが見事にできませんでした。
USB-Cから給電しながら撮影ができる、みたいに思っていたのですがどうやら、対応しているものでないと充電しないようです。
今回だめだったのは
- PD充電ができないモバイルバッテリー
- PD充電に対応してないケーブル
という2つを使っていたからなので、どっちが悪かったのかまでは検証していませんが、まあダメだったわけです。
なので、あわてて充電周りの勉強をして今日に至るというわけです。
CIOのPD給電できる65Wの充電器を購入した
最初はZ9用のアダプターとバッテリーチャージャーを遠征用に自宅の分とは別で購入しようと考えたのですが、よくよく見るとバッテリーチャージャーにPDの文字。
さらにはUSB-C端子。あれ、これPD対応の充電器なら充電できるのか?とニコンダイレクトのバッテリーチャージャーのページを見ると
本製品は本体充電ACアダプター EH-7PまたはPowerDelivery対応のACアダプターを使用してください。
バッテリーチャージャー MH-33 – パワーサプライ | NikonDirect – ニコンダイレクト
とのこと。
バッテリーチャージャーがPD対応のACアダプターに対応してるんなら、Z9に直差しでもいけるんじゃね?と考えた次第です。
んで、まあNikonさんがZ9をはじめとするZ系フルサイズ機で推奨しているのがPD対応45Wのモバイルバッテリーなので、それ以上なら余裕で充電できるんじゃね?つうか、そもそもZ9用のACアダプターが15Wなので、もう余裕がありまくるんじゃね?ということで、最初に書いたCIOの65WのPD対応の充電器を買ってみたわけです。
ちなみにMacBook Proの充電もできる
僕が持っているM2 MacBook Proのアダプターは96Wで、約30分で50%まで急速充電できるのですが、そこまで早くなくてもよければこの65Wの充電器でしっかりと充電することができます。
今後、遠征先にMacBookを持っていく機会もあるかもしれないので、共用できるのはいいなと考えてこちらを買いました。
というわけでいざ充電
というわけで、実際にZ9にこのCIOのPD対応65Wの充電器を差して充電してみましょう。
Z9の充電を使い切って、バッテリー交換の警告が出てきてから充電を始めます。
このように電源から直でZ9にぶっ差します。ちなみに、PD対応の充電機を使う場合はケーブルもワット数に対応したものを使う必要があります。
今回は同じCIOのケーブルを同時に購入しました。こちらのケーブルはシリコン製で非常にやわらかく絡まりにくいという特徴があります。最大100Wまで対応。今回購入した充電器が65Wなのでしっかりと余裕があります。
実際に接続してみると、充電中を示すオレンジ色のインジケーターが点灯しました。
1時間後
1時間経過した時点で電池マーク2つぶんまで充電することができました。
2時間後
2時間経過時点で電池マーク4つぶんまで。もうこれくらい充電できればそれなりに使っていけそうです。
2時間30分で充電完了!
2時間30分経過した時点で充電が完了しました。
Z9に付属しているバッテリーをチャージャーで充電する場合、HPには約4時間で充電できると書いてあるので、これはけっこう早く充電できているのではないでしょうか。
充電できたはいいんだけど、これ充電していいの?
さて、ここまで書いてきてちょっと心配になるのが「充電できるのはいいけど、純正のACアダプター以外で充電して大丈夫なの?」ということです。
これに関していえばですね、はっきりとNikonさんに確認したわけでないので、よく分からないという感じになっております。
ただ、PDという規格自体が機器自体がそれぞれの供給電力と要求電力の情報を交換して、適切な電流・電圧で充電できるというものです。
んで、バッテリーチャージャー自体はPD対応、カメラ側もPD対応のモバイルバッテリーで充電できると謳っているのであれば、カメラに直でぶっ差しても問題ないだろうという結論に帰結するわけです。
これでバッテリーに不具合が出たら、それはそれでNikonさんそりゃないよというような規格ではあるわけです。PDって。
とはいえ、当のNikonさんははっきりと使えるとは言っていないですし、なにかしら不具合が出た場合、保証の対象外にはなるかもしれんなというぐらいは腹を括ってはおります。
ACアダプターから開放される喜びのほうがまさっております
それよりも、今後ACアダプターから開放される喜びのほうが勝っております。理論上では問題ないはずですし、USB-Cの入力ができるカメラであれば、これでだいたい充電できるはずです。
我が家で言えばZ9、Z7、GRなんかがそうですし、遠征先でのこれらの充電がこの充電機ひとつでまかなえると思うと興奮が止まりません。なんなら、ポートが3つあるので1度に充電だってできるわけです。
ですので、すこしくらい保証が効かなかろうが、これでガンガンに充電したろうと思っとる次第であります。
まとめ
というわけで、ACアダプターから解放されて、USBで充電できる方法でした。
あくまで用法用量を守って、自己責任ですこやかな充電ライフをお過ごしください。