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カメラの性能を比較する時、画素数が全面に出されることがよくあります。「◯◯万画素」のカメラみたいに。
しかし、最近ではスマホのカメラでも高画素化が進み、4800万画素なんてものも当たり前のように出てきました。
じゃあ、画質の良さは「一眼カメラ<画素数の高いスマホ」になるの?と疑問に思いませんか?
実はデジタルカメラの画質の良し悪しは画素数だけでなく、センサーのサイズの大きさも関わってくるのです。
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デジタルカメラのセンサーの大きさを比較してみた
センサーが大きければ大きいほど、光を受ける面積が広くなるので1画素あたりにたくさんの情報を受け取ることができます。
そうすることで
- 階調豊かな色彩を表現できる
- 暗い場所でもノイズを少なくできる
- 明るい色から暗い色まで表現できる(白飛び・黒つぶれしにくい)
などなど、カメラの画質に影響してくるのです。
じゃあ、いったいどれくらい大きさが違うのでしょうか?今日はその大きさを比較してみました。
中判デジタルカメラ(43.8mm×32.9mm)
FUJIのGFXシリーズに内蔵されているセンサーが中判センサーです。センサーサイズが大きいため画素数を増やしても余裕があり、GFXシリーズの中には1億画素という高画素のものまでラインナップされています。
階調豊かな色彩表現を高画素で描ききることで、まるで空気感さえも写真という四角い世界に封じ込めたような感覚に陥ります。
センサーがデカければ、やはりお値段もそれなりになってしまうのですが、中判サイズは憧れますね。
35mmフルサイズ(36mm×24mm)
一眼カメラの中でも高級機に多く採用されている35mmフルサイズ。フィルムカメラの多くもこの画面サイズですね。センサーサイズが大きいので画素数も大きくすることができます。
また、あえて画素数を抑え、1画素あたりの面積を広くすることで光を受ける面積を増やし高感度に強くしたカメラもあります。
レンズやアクセサリ、カメラの種類などなど、一番汎用性の高いのがこの35mmフルサイズのセンサーサイズではないでしょうか。
APS-C(23.6mm×15.8mm)
エントリーモデルや中級機に多いのがこのAPS-Cサイズ。フルサイズセンサーはAPS-C機の1.5倍の大きさになります。
フルサイズのセンサーと比べると小さいのですが、その分機体の小型・軽量化を図ることができますし、価格もグッとおさえることができますね。
レンズ自体もセンサーに合わせ無理のない小型・軽量のものが多いです。
マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)
オリンパスやパナソニックのカメラで採用されているセンサー。
現在ではミラーレス構造に最適化したマイクロフォーサーズとしてOM-SYSTEMのOM-DやPEN、パナソニックのLUMIXなどに採用されています。
35mmフルサイズの約1/2と、センサーが小さいため、レンズやボディが非常に小型・軽量になっています。
1型(13.2mm×8.8mm)
1インチセンサーはかなり小型になるので、高級コンデジやドローンなど、小さいカメラに高画質を搭載したいときによく使われています。
1/2.3型(5.9mm×4.4mm)
小型のコンパクトデジタルカメラで使われているサイズ。このへんまでくると、一眼カメラのセンサーに比べだいぶ小さくなってきているのがよくわかりますね。
最近のスマホではこの1/2.3型やそれに近い、大きなセンサーサイズのものも増えてきました。
まとめ
とうわけで、いろんなカメラのセンサーサイズを比較してみましたがいかがだったでしょうか。
また、ちょっと勘違いしがちなのですが、センサーサイズが大きいからとって全部が全部その写真の写りがいいとは限りません。
カメラのセンサーはそれこそ写真の描写を左右するものなので、各メーカーしのぎを削って開発しています。以前に開発された大きいセンサーよりも、新しく開発された小さいセンサーのほうが写りがいい、なんてこともあります。
とはいえ、やはりセンサーサイズが大きい方がいい写りのするカメラを作りやすいのも事実です。一方でセンサーが大きくなれば、そのぶんカメラやレンズも大きくなり価格も高くなってしまいます。
あなたに合ったセンサーサイズのカメラを選んでみましょう。