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カメラのレンズを選ぶのはホントに楽しいのですが、けっこうな値段がするのが悩ましい所。
そんなレンズ選び、コストパフォーマンスに優れるサードパーティ製のレンズという選択肢も充分検討すべきです。
サードパーティ製のレンズのメリット、デメリットをしっかり理解してあなたにピッタリのレンズを選びましょう。
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サードパーティレンズのメリット
コストパフォーマンスに優れる
なんといっても、やっぱり気になる懐具合。
お金がいくらでもあれば、純正のレンズを右から左まで指差して「全部ください」と言うのですが、なかなかそうはいかなもの。
例えばNikonの純正の標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」こちらは大三元レンズとも呼ばれ、f値が2.8通しで描写も素晴らしいもの。んで、そのお値段なんですが、
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まあ、目ン玉飛び出るくらい高いですな。初めてこのレンズの値段見た時はこんなん買う人◯◯◯◯に違いないと思ったんですが、おんなじようなレンズが防湿庫にいくつかあるので人生って不思議なもんです。
話をもどしましょう。
さて、同じようなレンズをサードパーティメーカーであるTAMRONさんが作っているんで、その値段を見てみましょう。
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やっす!いや、値段的には安いわけではないけど、あれっすよ?半額以下っすよ!?
ハハーン、じゃあ、写りが悪いんだな!?って思うじゃないですか。いや、全然写りいいんすよ。
サードパーティから出ているレンズ、機能的には純正に匹敵しながらも、値段はかなり安く手に入れることができるのです。これはかなり助かりますよね。
写りがいい
昔のサードパーティのイメージというのは「安かろう、悪かろう」でした。価格が安い代わりに、写りはまあちょっと妥協しようかな、みたいな。
しかし、それじゃあやっぱり売れないわけです。ユーザーもそのへん気にするわけです。ということで最近のサードパーティ製のレンズはかなり写りのいいものが多いです。
先ほどのTAMRONの24−70mmなんかもそうですし、SIGMAが最近シリーズとして出しているArtラインなど非常にクオリティの高いレンズになっています。
さらにはカールツァイスなどは、純正よりも余裕で高いけど、超絶高クオリティのレンズを出しています。
サードパーティだからこそ、写りがいいレンズ、というのが今はたくさん販売されているんですね。
もちろん、お値段なりのものもあるので、そこはちょっと注意が必要ですが(笑)
いい意味で変態的なレンズが多い。いい意味で。
大事なことなので2回言いました。
純正のメーカーはやっぱり、ど真ん中のレンズが多いんですね。そんな純正と勝負していかないといけないサードパーティ製のメーカーはやっぱりニッチな部分を攻めてくれるわけです。
特にいい意味で変態的なレンズを出すと言えばシ◯マさんが有名ですね。24−35mmのズームレンズなのにf2通しのレンズとか、8mmの魚眼とか、実に◯グマさんらしいラインナップと言えるでしょう。
極めつけはAPO 200-500mm F2.8、通称エビフライとかいうめちゃくちゃなレンズまで出しているわけです、シグ◯さんは。
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こういう、いい意味で変態的なレンズをこれからもシグマさんには頑張って出してほしいなと思います。
メーカーごとに、「こういう部分に尖っている」っていうのがあって、そのラインナップを見ているだけでもおもしろいです。
サードパーティレンズのデメリット
というわけで、いろんなメリットがあるわけですが、そこだけ見ているとそこまでの価格差の理由ってわかんないですよね。その価格差が出るだけのデメリットがいくつかあるんですが、これ、人によっては気にならない所だったりします。なので、きちんとデメリットを理解しておくことで、自分に合ったレンズ選びができます。
オートフォーカスが純正に比べ、不安定
今のカメラはデジタル化していて、レンズとカメラは電子的にコントロールされています。
純正であれば、設計からカメラとレンズがきちんと連動するように作られているんです。なので、こういう電子的なコントロールを求められるもの、例えばオートフォーカスなどは純正に比べるといささか不安定です。
もちろん、オートフォーカスが効かない、ということではありません。
ただ、写真を撮っているときって、ほんと一瞬のシャッターチャンスを求められる時があるわけです。そういうときに純正ならバチッと撮れていたものが、サードパーティのレンズだったために、オートフォーカスがもたついたり、ピントを外したりっていう可能性が少なからずあるわけです。
僕も何本かサードパーティのレンズを持っていますが、ほんとにオートフォーカスの性能を求められるような場面ではちょっと怖いな、と思う時があります。
ライブビューで撮影するときなども、サードのレンズを付けているとなんか「ん?」って思うことも少なくありません。
変なエラーが出るときがある
これも、毎度毎度エラーがでるわけではありません。が、やっぱり使っているとサードパーティだから出るエラーがあります。
カメラが動かなくてちょっと焦るくらいなら、まだいいんですが、これも先ほどいった一瞬のシャッターチャンスを逃す可能性があるわけですね。
片ボケなどのハズレ個体をひくことがある
前ピン、後ピン、片ボケなど、レンズも工業製品ですからどうしてもハズレ個体というものがあります。
もちろん、純正だからといってそういう物がないわけではないですが、それでもハズレを引く確率は圧倒的にサードパーティ製のほうが高いです。
保証期間内に調整に出せば問題はないのですが、やっぱりめんどくさいもんですし、ちょっとおかしのに気づかずしばらくのほほんと撮影してしまっていることだってあります。僕のことです。
ズームの回転方向が逆なこともある
ズームレンズをお使いの場合、メーカーによっては純正と逆の回転方向のものがあります。
このへんはそもそもがNikonとCanonのズームの回転方向が逆というのが諸悪の根源な気もしないでもないんのですが、例えばNikonだと望遠側にズームさせるときは時計回りに回転させるのに対し、SIGMAのレンズでは反時計回りに回転させなければいけません。
僕はSIGMAの150−600mmのズームレンズを持っていますが、回転方向が逆なので、なかなか上手いこと扱うことができません。それはおまえが下手なだけだと思った人は端からビンタしていくので並んでもらっていいですか?
もちろん、メーカーによっては同じ回転方向のズームレンズもありますので、そこもちょっと気をつけるといいかもしれませんね。
まとめ
今や、純正だからいい、サードだから悪い、という時代ではなくなってきましたね。
人によって必要なレンズは様々。あなたにとって1番最適なレンズを純正、サードのメリット、デメリットをしっかり理解して選んでみてください。
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