本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

三脚があればこんなに表現が広がる!三脚を使って撮りたい写真

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お大師桜 天の川

カメラを買って一度写真にハマると、いろんなものが欲しくなります。 新しいレンズも欲しいし、カメラバックがあったら便利だし、ストラップでカメラをドレスアップするのもいいですね。

しかし、まずはとにかく三脚を買ってみてほしいと僕は声を大にして言いたいのです! 三脚なんて大きくて邪魔だし、手持ちで充分いい写真撮れるし、いらないよ!っていう人もいるかと思います。

カメラのおもしろさの一つが自分の目では撮れないような世界を覗けるところです。いわばカメラのレンズは僕の第三の目なのです。

そして、三脚さえあればさらにいろんな世界を覗くことができるようになるのです。



 三脚があればこんなに表現が広がる!

目で見たような写真を撮るのもおもしろいのですが、せっかくならカメラならではの表現というのも試してみたいですよね。

いろんな手法がありますが、まずは三脚を手に入れてみるとそういった「カメラならではの表現」ができる選択肢がものすごく増えていきます。

1.夜景

東京 都庁

大正橋周辺 四日市ドーム工場夜景

三脚と言ってまず思いつくのは夜景の写真ですね。 手持ちで撮れないわけではないのですが、きちんとした夜景を撮るためには三脚は必須です。

ロマンチックな都市夜景もきれいですが、工場夜景なんかも撮ってて男心がくすぐられるのではないでしょうか。

2.流れる滝

鍋ヶ滝

シャッタースピードを短くして滝の水飛沫を表現するなら手持ちでもいいのですが、この写真のように白糸のような流れる滝の写真を撮りたければやはり三脚が必要です。

そこまでシャッタースピードを長くする必要ないのでギリ手持ちでもいけないこともないんですが、シャッタースピードを長くすると手ブレしてしまうので三脚を使うと楽ちんです。

3.グルグルの星空

長沢のしだれ桜 北天

なかなか実感することは少ないかもしれませんが、星はゆっくりと動いています。

地球が自転しているので1時間に15度ほど星はその位置を変えます。北極星は動かないので北に向けてカメラを三脚に乗せて立ててやるとこのような写真が撮れちゃいます。

星が動く間ずーっとシャッターを空けててもいいのですが、けっこう難しいです。比較明合成という合成方法があるので、手っ取り早く撮りたいあなたにおすすめ

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大山 豪円山のろし台 星の光跡

北以外の方向のカメラを向けると今度は流れるような星の軌跡が撮れるのでおもしろいのです。

点景の星の写真

グルグルにせずに点のままの星も、もちろん撮ることができます。この時のもやっぱり三脚が大活躍します。

4.天の川

涸沢の天の川

肉眼で見れないような世界が見れる。それがカメラの魅力なんですが、空の星、とりわけ天の川なんかはその代表的な被写体ではないでしょうか?

夜空を見上げるとうっすらと白いモヤのようにしか見えない天の川も三脚を使うことでこんなにも美しい姿を見ることができます

5.ホタル

ヒメボタル 電車

初夏の夜を彩ってくれるホタル。これも三脚で比較明合成をすることで幻想的な雰囲気になります。この尾を引くようなホタルはゲンジボタル。

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ヒメボタル

チカチカと光るヒメボタルはまるで宝石箱をひっくり返したような写真になります。

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5.花火

唐津 花火 二尺玉

夏の風物詩である花火。これもまた三脚がないとなかなか難しい被写体です。僕は派手すきなのでこちらもやれるだけ比較明合成することにしています。

6.流れるような雲の写真

男女岩

NDフィルターと呼ばれるサングラスのようなフィルターを使うと、日中でも長時間露光が可能になります。1〜2分くらいシャッターをあけておくとこのように雲が流れていくような幻想的な写真を撮ることができます。

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7.光跡

桜 光跡 テールランプ

三脚を使うと、カメラを固定することができます。そのままシャッターをあけていると、いろんな光は光跡を描きます。こちらは車のテールランプの光跡。

永代橋 光跡 船

こちらは船の光跡。光させあれば撮れるのでいろんなところで応用できます。

8.雷を撮る

ウユニ 雷

一瞬しか光らない稲妻の撮影ってなんだかすごく難しそうな気がしませんか?雷さえ見つかれば、撮るのは案外簡単。

三脚に載せたカメラを雷が落ちそうなところに向けておくだけ。光ったら勝手に写ってくれるわけです。たくさんの稲光を写したいなら比較明合成で。

9.HDR(ハイダイナミックレンジ)合成

四日市ドーム前の工場夜景

カメラは明るいところと暗いところの明暗の差が大きいのが苦手です。

なので、「明るい写真」「暗い写真」「普通の写真」の複数枚を撮っておいて、そのいいところを合成するのを「HDR(ハイダイナミックレンジ)合成」といいます。HDR合成のソフトを使うと独特の派手な彩色の写真になるのでおもしろいですし、単純に明暗差の少ない写真を撮影するのにも有用です。

同じものを合成するので被写体がブレないようにきちんと三脚を使うと、完成度が増します。

10.波がシュワシュワになっている写真

須佐 ホルンフェルス

波を長時間露光するとなんかシュワシュワとした不思議な感じになって非常におもしろいです。

大根島 廃船

さらに露光時間を長くすると、今度は完全にペッタリとした水面になるのでこれはこれでいい感じですね。

まとめ

カメラを首からぶら下げて、ブラブラしながらシャッターチャンスに撮りたいものを撮るのももちろん楽しいのですが、三脚をしっかりと立て構図をきちんと考えながら普段目にしている世界とは別の世界をカメラで切り取ってやるのも非常に楽しいです。

持ち運びはめんどくさいですが、長時間露光だけでなく、普通に風景を撮るのも三脚があったほうが格段に良い写真が撮れますよ!

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