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格安SIMから楽天モバイルに乗り換えたという話

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先日、ドコモが発表した新プラン「ahamo(アハモ)」

縛りなし、2980円20GBとmvnoキラーとなるような格安のプランで、界隈がざわざわしはじめました。追随するようにAUやSoftbankからも格安の新プランが発表されちょっとした時代の転換期のようになっています。

そんなビッグウェーブに乗るしかないと、今回格安SIMであるmvnoのiijmioから楽天モバイルに乗り換えたので、その理由についてお話してみようかと思います。



携帯の格安プランに変化が!!

各キャリアが格安プランの提供を開始

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ドコモが発表したahamoを皮切りに各キャリアが一斉に安価なプランを打ち出してきました。内容を見ると細かい差はあれど

  • 月額2980円
  • データ容量20GB

といった感じで横並び。国内通話の無料分によってちょっと違う。AUは国内通話無料にしない代わりに月額2480円。

今までの携帯キャリアの料金って数千円、ヘタすりゃ1万円近いイメージだったので、まあ各社思い切ったことやってきました。

格安SIMのメリットがあまりなくなった

キャリアがここまで安くすると、お昼時など時間帯によっては極端に遅くなるけれど低価格で謳っていた各mvno、いわゆる格安SIMと呼ばれていた会社のプランのメリットがなくなってくるわけです。

例えば、僕は今現在iijmioの12GBのプランを使っているのですが、音声通話機能付きSIMで月間12GBのプランで3260円(税抜)と価格が逆転してしまっています。

ahamoの開始予定が3月。この間に各mvno事業者がどう動くかなと思っていましたがそんなに大きな動きが見られず。

とか書いていたら、iijmioから新料金プランの予告がありました(21年2月4日)

さらにはこんなニュースも

[blogcard url=”https://ascii.jp/elem/000/004/041/4041403/″]

MVNOは現行の接続料や卸料金では新料金プランへの対抗が難しく、そもそも接続料や卸料金が適正ではないのではないかと疑義を示している。

mvnoというのは自社で設備を構築してモバイル通信サービスを提供している大手事業者、いわゆるキャリアからその回線を借りてサービスを提供しています。

窓口を持たずネット上での申込みだけだったり、まあなんやかんやとがんばってこれまでコストを削減してきていたのです。

それが、この度ドコモがめちゃくちゃに価格を下げた結果「キャリアにその値段にされると、そもそも接続料や卸料金あってないんじゃないの!?」と総務省にクレームを入れたわけですね。

ということは、もしかしたら今後なにかしらの価格改定の動きはあるかもしれないながらも、格安SIMを提供している会社が今からさらにびっくりするような値下げの動きというのはしばらくはないんじゃないかと思ったわけです。

この時点で、ドコモのahamoの移行することにしていました。

特に昼時に速度が遅くなる

格安SIMは回線をキャリアから借りている特性上、通信量が多くなるような時間帯、例えばお昼でみんなが休憩して一斉に携帯を使うようなタイミングではその速度が制限されます。

とはいえ、これまでの価格差であれば月に数千円も違うので、まあそこらへんはしゃあないかとガマンできる範囲であったわけです。

しかし、今回のドコモの新プランはそもそもキャリアの回線をそのまま使うので、そういった「昼時に繋がりにくくなる」みたいなことから解消されるのです。しかも値段も安い。さらには20GBもある。

最近はネットを見てるだけでもけっこう通信量を食うので、10GBを越えてくることはザラにありました。気を抜いたら1日で1GBつかってるとか。

そうなってくると、もはやキャリアの格安プランに移行しない手はないわけです。



そんなとき楽天が新プランを打ち出してきた!

Banners and Alerts と 楽天モバイル

via:楽天モバイル 

そんなときに楽天も新プランを打ち出してきたました。

しかもまあ、楽天らしくものすごいプラン。

なんとデータ1GBまで0円!!!さらにそこから従量制で課金していき、20GBからは無制限で2980円!

価格だけでみるとかなり魅力的ですね!

楽天回線以外の場所ではパートナー回線を使う

楽天はもともとmvnoで回線借りてやってたのが、最近になってキャリアとして自社で基地局を作っているんですが、まだまだ全国をカバーしきれていません

となると、そのカバーしてない場所はパートナー回線として、既存のauの回線を使うことになります。

[blogcard url=”https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/″]

例えば20GBの制限を越えたとき、月額2980円で使い放題ですが、楽天回線エリア外では1Mbpsと速度が遅くなってしまいます。

このへんの「楽天回線以外の場所で通信がどんなふうになるか」みたいな感じは今後使ってみてみないとわかりませんが、それでもまだまだエリアはけっこう狭いというのは注意が必要そうです。



楽天モバイルに乗り換えた理由

さて、なんやかんやと考えた結果この度、楽天モバイルに乗り換えたのでその理由をちょっと書いてみたいと思います。

1年間無料

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とりあえず、今キャンペーン中で1年間無料です。

しかも恐ろしいことに、その後の解約に解約金とか○年縛りとか、そういったものが一切ないわけです。

こんなもん乗るしか無いでしょビックウェーブに。ということでさっさと契約したのです。

一応300万人までが対象という制限はあるみたいので検討している人は、まずはさっさと契約したらいいと思います。

eSIMで契約できる

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んで、なんでさっさと契約したらいいかというと、これeSIMで契約できるんですね。

今までの流れだとキャリアなり格安SIMで契約するとその会社のSIMカードを挿してスマホを使えるようにします。

最近のスマホにはeSIMと呼ばれるものが内蔵されており、SIMカードを挿すことなく開通手続きができるようになるのです。便利ですね。そして、この楽天モバイルもeSIM対応。

と、いうことは本来SIMカードを挿すスロットは空いたままになるんですね。そうなると別のSIMも挿すことができます。これをデュアルSIMと呼びます。

どこのスマホが対応しているかはちょっと把握できてませんが、iPhoneであればXS、XS Max、XR以降はデュアルSIM対応です。

楽天の回線は不安だけど、イマイチなら別のSIMを挿せばいい

まだまだエリアが狭い楽天の回線。ちょっと不安ですね。しかし、使ってみて支障が出ればデータ通信のみの安いSIMを挿して使えばいいわけです。

そこで活きてくるのが「1GBまで無料」

もしこれに基本料金なんかがあればデュアルSIMの恩恵はそこまでないんですけど、基本料金がないのでデュアルSIMをフルで活用できることになります。

キャリアなり格安SIMなりを検討するのにけっこうネックになってくるのが電話番号。LINEなどデータで音声通話ができるアプリは出てきたものの、それでもやはりまだまだ電話回線は必要な場面がたくさん出てきます。

そんなに使う機会はないものの回線はもっておかなければいけない、となるとこの楽天の「1GBまで無料」というのはいわばタダで電話回線を所有することができるということになります。

楽天の回線が快適に使えるなら2980円で無制限に使ってもいいし、例えば登山とかいくのにドコモ回線じゃないと不安とかであればデータのみの格安SIMを挿すなんて使い分けができます。

海外に行くのならばプリペイドのSIMを使うなんてこともできますね。

[blogcard url=”https://logcamera.com/aurora-sim/″]

楽天に移行する一番の懸念が回線がどうなのか?という点だったのですが、このへんの懸念が個人的にはクリアでき、さらに1年無料となると契約しない手はありませんでした。

SPUが+1倍

楽天にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というのがあります。

詳しい説明は端折るんですが、楽天のサービスを使うと楽天市場で買ったときその分ポイントの倍率が上がるというもの。クレジットカードや銀行や、ひかりなどなどいろんなサービスを楽天は手広くやっておるんですね。

楽天モバイルもそのポイントアッププログラムの一つで、加入することでポイントが+1倍になります。

楽天のいろんなサービスを使い、SPUを上げていく環境を楽天経済圏なんて呼んだりするのですが、僕もその楽天経済圏にわりとどっぷりつかっております。

このSPUが+1倍できるのはやはりメリットですし、何度もいいますがやろうと思ったら無料でポイントを+1倍することができるのです。

と、まあこんな理由で楽天モバイルに移行しようと思い立ったわけです。



しかし、そんなうまい話しがあるの?

クエスチョン

さて、じゃあ1GBまで無料。なんならタダでSPUも上がる。電話回線だけとっておいて、データ通信は他社の安いSIMさしておけばいい。

となると、みんなが思うのは「そんなうまい話しがあるのだろうか?なんか裏があるんじゃないか?」ということ。

これがですね、さきほども言いましたが、無いんですよ。おそろしい。

楽天のHP見ると、まあいつも通り※がたくさんついていて注釈が書かれてはいますが、縛りがあったりとか、限定的な条件だったりとかがあまりありません。

20GB超えたとき、楽天回線以外では1Mbpsになるのがちょっとデメリットかなとか思いますが、それでもまあ1Mbpsも出ればTwitterくらいはできると思います。

ただしかし、今後改悪はあるだろう

たしかにうまい話。なので、今後ユーザーが増えてきたときには一気に手のひらを返されることはあるでしょう。

近いところで言えば、今まで楽天ゴールドカードを作っていた場合+4倍だったのが、この度見事に+1倍へと改悪されることになりました。

1GB以下無料で回線だけとっておいてSPUの1倍だけ享受するなんてのは、抜け穴的な使い方だとは思いますが、楽天はわりとこういう抜け穴をわざと作ってる感はあります。そうやって抜け穴を通らせておいて、突然その抜け穴を塞ぐみたいなことよくやるわけです(笑)

これだけ見て「楽天はすぐ改悪するからちょっとなあ…」と毛嫌いして加入しないのは早計だと思うのです。言ってみれば採算もとれないであろうこのプラン、改悪されることは必然。で、あれば!少しでも早く契約して、そのおいしい部分をできるだけ長く享受しておけばいいわけです。

今後、改悪される前提で、それでも納得いく内容なら残ればいいし、他と比べてメリットなくなってしまえばよそに移ってしまえばいい。

1年間無料ですが、無料期間が終わって解約したとことで、縛りも解約金もないのです。

となるともう、これ1年無料だけ狙って加入するのもぜんぜんありなわけです。

まとめ

といった感じで今回楽天モバイルに加入しました。

1年間無料になるのは300万人までなのでできれば早めに契約するといいかと思います。先日プランを発表した日は繋がりにくくなっていたみたいですし。

早めに契約してしまえば、改悪されるまでの期間も長くなりますからね。

実際に使ってみるのが楽しみです。