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基本、カメラ関係のアイテムは純正品が安心です。値段の安い互換品はたくさんありますが、やはり相性が悪く、電池などはあまり良い噂は聞きません。
とはいえ、やっぱり純正はお高い!機材を増やせば増やすほど、僕の手元から去っていく諭吉さんたち。さすがに手が回らなくなってきたので、今回タイマーレリーズの互換品を作っているROWA-JAPAN(ロワジャパン)の商品を購入してみました。
タイマーレリーズとは
僕は星を撮ったりするのが大好きなのですね。んで、こういった星の軌跡の写真などはカメラにレリーズをつけて、シャッタースピード20〜30秒くらいでずっと連写してやれば案外簡単に撮れちゃいます。
普段は純正のこんなレリーズをつけて撮っています↓
夜景やホタルなんかを撮るときにも便利なレリーズ。三脚を使う場合には必須のアイテムですね。
ただこのレリーズで30秒以上のシャッタースピードに設定したい時、バルブ撮影にして、自分で時間をはかって撮影することになります。例えばピッタリ2分の露光時間を5枚撮りたい、とかは難しいんですね。
30秒以上のシャッタースピードで撮影したい時はタイマーレリーズ
というわけで、そんな時に活躍しれくれるのがタイマーレリーズ。
2分の露光時間で5枚撮りたい!5分で10枚撮りたい!なんて時に大活躍してくれます。星が撮りたいような人にもピッタリですね。
シャッター間隔を正確に開けて複数枚撮りたいときも
例えばこういった次第に月食になっていく写真が撮りたい時、タイマーレリーズであれば、シャッターを切る時間の間隔も設定できるので便利です。
Nikonカメラにおける100枚の壁
Nikonのカメラは連続してシャッターを切っていると100枚の時点で止まってしまいます。僕の持っているD750やD5100がそうです。
これはおそらくNikonだけの仕様のようでして、他のメーカーではあまり聞いたことないのですが、この辺もソースがあんま見つからないので詳しいことは端折りますが、まあ、止まるわけです。
ちなみに上の大山の写真なんかは400枚くらい撮っているので途中途中で一度シャッター開放してやる必要があるんですね。これ、けっこうめんどくさくて、ホタルなんかを撮っている時につい開放するのを忘れていてカメラが止まってた、なんてこともしょっちゅうです。
そういう場合も、タイマーレリーズがあればシャッターを切ったあと1秒開けて再びシャッターを切ることができます。こうなると連写ではなくなるのでNikon機であっても延々シャッターを切り続けることができるのです。
追記:最近の機種ではこの100枚でストップしてしまう仕様がなくなり、連続撮影が可能になっています。
Nikon専用のタイマーレリーズがない or 純正品は高い
こんな便利なタイマーレリーズなんですが、Z7をはじめ、多くのNikon機に対応するタイマーレリーズってないんですよね。D4sやD810などの機種には対応する純正品がありますが、これにしたってめちゃくちゃ高い。リモートコードで1万越えちゃうの、あばばば。
ロワジャパンのタイマーレリーズが安くておすすめ
というわけで、今回購入したのがROWA-JAPAN(ロワジャパン)のTC-2006。
このタイマーレリーズはNikonのMC-DC2と互換性があります。MC-DC2っていうのは↑のレリーズのことですね。
- Z7
- Z6
- Df
- D600系
- D750
- D7000系
- D5000系
- D3000系
などなど、Nikon機のほとんどに対応しているタイマーレリーズです。また、他の機種やメーカーにも対応しているものも発売されていますので、対応しているものを選べばいいでしょう。
ロワジャパンのタイマーレリーズの機能
ではでは、そのタイマーレリーズの機能を紹介してみましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧
①シャッターボタン
普通のレリーズのシャッターにあたる部分がここ。純正品にくらべ若干浅めですが、半押しでピント合わせ、深くおしてシャッター。押してから上にひき上げるとシャッターをホールドできるので、手を触れずに連写ができます。このへんは普通のレリーズを同じですね。
②タイマー設定ボタン
タイマーを設定するためのボタン。上下左右で移動して、セットで決定します。直感的につかえると思います。
③照明/ロックボタン
短く押すと表示パネルに6秒間ほど照明がつき、3秒以上おすとシャッターと照明ボタン以外のボタン操作がロックされます。解除するにはもう1度照明/ロックボタンを2秒以上おします。
④タイマー作動ボタン
設定したタイマーを作動させるのがこのタイマー作動ボタンです。
タイマーの設定
タイマー設定ボタンで設定できる項目は上の5ヶ所。タイマーの設定はDELAYとLONGで「99時間59分59秒」から「0秒」まで、INTVLで「99時間59分59秒」から「1秒」の間で設定できます。
⑤DELAY(ディレイ)
タイマーを作動させてから、最初のシャッターを切るまでの時間を設定できます。セルフタイマー代わりに使えそうですね。
⑥LONG(ロング)
シャッタースピードを設定することができます。30秒以上のシャッタースピードにするにはカメラ側の設定をバルブにしておきましょう。30秒以下の時も、タイマーレリーズを使うならバルブにしておいたほうが使いやすいと思います。
⑦INTVL(インターバル)
シャッターを切ったあと、次のシャッターを切るまでの時間を設定することができます。月が昇っていく写真などはここで調整するといいでしょう。
⑧N(撮影回数)
1〜399の間で撮影回数を設定できます。もし延々シャッターを切りたいのなら「−−」にしておけば無限にシャッターを切ることができます。
⑨♪(電子音)
タイマー作動中の電子音を設定できます。
例えば…
2分の露光時間で5枚撮りたい
- DELAY 00:00:00
- LONG 00:2:00
- INTVL 00:00:01
- N 5
すぐに撮影したいのでDELAYは「0秒」。LONGで露光時間を「2分」、INTVLは必ず1秒以上に設定しないといけないので「1秒」
月が昇る様子を等間隔で撮りたい
- DELAY 00:00:00
- LONG 00:00:00
- INTVL 00:05:00
- N −−
月の明るさにもよるのですが、案外明るいので満月ぐらいであればカメラ側のシャッターを1/125くらいにしておいて、INTVLを5分くらいで複数枚撮影すると、月が動いていくような撮影ができます。
Nikonの100枚制限にひっかからないように撮りたい
- DELAY 00:00:00
- LONG 任意のシャッタースピード
- INTVL 00:00:01
- N —
撮影間隔を1秒開けることで、連写が解除されるので、この設定であればNikon機でも延々撮影し続けることが可能です。
電池は単4電池、オン/オフはできません
電池は単4電池を2本使用します。オン/オフボタンはないので、ずっと点きっぱなしです。気になる人はその都度電池を抜いてもらったらいいのですが、タイマーを作動していなければそこまで電池を食うわけでもないので、僕は入れっぱなしにしています。
ちなみに、シャッターボタンだけを使うのなら電池なしでもいけます。
イマイチな点
すぐぶっ壊れる
さてさて。純正を使ったことがないので比較ができないのですが、まあすぐにぶっ壊れます。
特に端子の部分はかなり怪しいので慎重にカメラにつけてあげるといいと思います。
基本的にこのタイマーレリーズは消耗品として使うと精神衛生上いいのではないかと思います。すぐぶっ壊れるので純正のレリーズも必ず予備としてカメラバッグの中に入れておくといいと思います。
ただ、数回壊れても純正よりも安いのでやっぱりこのタイマーレリーズがいいわけなんです。
さあ、長時間露光にでかけよう!
長時間露光は目に見えないすてきな写真を撮ることができ、僕も好きな撮影技法の一つです。
タイマーレリーズと三脚があれば、星やホタルなど、いろんな被写体を撮ることができます、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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まとめ
互換品ということで、最初は品質に不安があったのですが、今のところ非常に快適に使えています。タイマーレリーズであれば、ロワジャパンの互換品で充分実用に耐えるものだと思います。
なんといっても安いのがありがたいですね。カメラの機材はやっぱり高いものが多いので、節約できるところは節約したいものです(*´ω`*)