本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

お盆に山の写真を撮るために、立山でテント泊してきた!!

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立山

全国1億3千万人の立山ファンのみなさまこんにちは。

お盆にテント泊での登山がしたかったのですが、体力作りもほとんどしないままなのでそこまで難易度の高くない山はないかと探していました。

今年はお天気もギリギリまではっきりとしなかったので、いくつか候補をあげながら最終的に富山の立山がよさげだったので行ってきました。

ありがたいことに天気にも恵まれ、立山で2泊3日のテント泊登山をすることができました。



立山までの移動

立山駅

立山への登山口室堂になります。その室堂まで行くには大きくわけて2つあります

富山側の立山駅から出発する方法、長野側の扇沢駅から出発する方法。関西側から行く人は立山駅、関東側から行く人は扇沢駅がアクセスしやすいと思います。

立山黒部アルペンルート

アルペンルート

via:駅・ターミナル案内|立山黒部アルペンルート

立山駅から扇沢駅までは立山黒部アルペンルートという、いくつもの乗り物を乗り継ぎ、景勝地を巡る観光ルートとなっています。有名な黒部ダムや雪の大谷なども、この立山黒部アルペンルートの中の景勝地のひとつです。

なので、僕のような登山者の他に、たくさんの観光客のかたもいらっしゃいました。

さてさて。

僕は、島根に住んでいるので立山駅を出発地に選びました。黒部ダムの観光をしたい、とかでなければ関西側からは立山駅を選ぶといいと思います。んで、この立山駅までなんですが、ええ、行きましたよ。車で。

めちゃくちゃ時間がかかるんですが、それでもギリギリまで山の予定を変えられたり、夜出発して朝イチに行動できたりするのは車の大きなメリットなので、仕事終わりに死にそうな思いをしながら7時間の道のりを運転しました。

マイカー駐車場

立山駅の周辺には無料の駐車場がいくつかあり、全部で900台くらい停められるようになっています。ふとっぱらですね。

登山の荷物がけっこうあるので駅近くに停めたかったのですが、そこはやっぱりお盆シーズン。深夜に到着したんですが、近くの駐車場はすでにパンパン。駅から500mくらい離れた駐車場に停めることになりました。こちらの駐車場も朝にはすでに満車状態だったので、やはりお盆は人がすごいですね。

立山ケーブルカーから立山高原バスを乗り継ぐ

立山駅

登山口である室堂までは、立山ケーブルカーから立山高原バスを乗り継いで向かうことになります。ということで、まずは立山駅で立山黒部アルペンルートの室堂までのチケットを購入します。

このチケットなんですが、始発便の40分まえから売り出されます。時期によって始発が変わりますが、お盆の時期は6時が始発。ということは5時20分には販売開始されるんですが、始発に乗るためにたくさんの人が朝早くから並ぶわけです。

なので、売り出す時間帯に行くとすでに始発には間に合わないくらいのたくさんの人・人・人。

僕は前日夜通し運転して到着したのが真夜中だったので、さすがに眠く、それでも5時には起きて並び始めたんですが、買えたチケットは7時発のものでした。

ちなみに、ウェブで予約もできるので待ちたくない人はそちらも活用するのもいいと思います。僕は前日までどこの山に登るか決めきらなかったので並びました。

おにぎり

チケットはゲットできましたが、まだ6時すぎ。朝食をとることにしましょう。そうしましょう。近くのお店でおむすびをいただきます。やっぱり米はパワーになりますね。

立山駅

時間になったのでケーブルカー乗り場へと移動します。

ケーブルカー 立山駅

こちらが立山ケーブルカー。奥に見えるのがそれです。手前にあるのは…

ケーブルカー 荷物置き

こんな感じで大きな荷物を預けることができます。小さいザックなどは車内に持ち込みます。荷物を預けられるのはテント泊くらいのデカイザックだけ。僕のはデカイので預けました。

立山駅から向かうは美女平駅。ぐんぐん高度を上げていきます。

美女平駅

というわけで7分ほどで美女平駅へ。ここから立山高原バスへ乗り換えます。美女平駅から室堂までは約50分。標高977mのこの駅からいっきに2450mまで登っていきます。2450mというとそのへんの山の山頂より高いくらいの標高。

立山高原バス 道のり

なので、まだ登山口にも着いてないのに、視界にはそこらの山の山頂で見るかのような絶景が目に飛び込んでくるわけです。すごいwww

立山 滝

途中には落差日本一の称名滝が見れたりします。左側の座席だと見やすい。

室堂駅

弥陀ヶ原や天狗平といった絶景を見渡しながら、あっという間に室堂まで。もうすでにこの時点で周りは絶景だらけです。やばい。立山やばい。

何がやばいって、ここまで全部乗り物でこれるということ。やっぱり標高が2000m越えてくると、普段目にしている風景とはまったく違うんですが、それがこんなにお手軽に見れるなんて本当にすごいんです。

ここから登山に行くんですが、山登るのはちょっと、という人も軽い感じで観光にやってこれる、そういう懐の深さがあります。



室堂から雷鳥沢キャンプ場へ

室堂

目の前には立山連峰が連なり、雲もいい感じで絶景感がハンパないんですが、ここから雷鳥沢キャンプ場へと向かいます。この雷鳥沢キャンプ場を拠点にして明日は立山を縦走しようと目論んでおります。

立山とは?

立山

雄山(おやま)・大汝山(おおなんじやま)・富士ノ折立(ふじのおりたて)の3つの峰を総称して立山と呼びます。なので、立山という山はないんですね。

立山の最高峰は大汝山の3015mなんですが、雄山には雄山神社があり、室堂からも登りやすいので日帰りの登山客などは雄山だけを登ることも多いみたいです。雄山ピストンならテント泊までしなくても朝に室堂に入って十分日帰りでも行けるルートです。

僕は山の朝焼けの写真を撮りたいのと、立山やその周辺の山を縦走したかったので雷鳥沢キャンプ場に幕営することにします。

雷鳥沢キャンプ場までは石畳の歩きやすい道

室堂から雷鳥沢キャンプ場

室堂周辺は普通の観光客も多く、道も非常にキレイに整備されています。石畳が引いてあるので、このあたりを絶景見ながらハイキングするだけでも楽しめます。

みくりが池温泉

みくりが池温泉に到着。そう、ここ立山は温泉も湧いているんです。標高2400mとは思えないですよね。

みくりが池

みくりが池

このみくりが池温泉の近くにある池がみくりが池。3日間の山行中、3度訪れたんですが、最後の日に撮れたのが一番きれいに撮れました。ということで時系列がずれますがこちらは帰り際に撮った写真。

風が止むと、立山連峰が池に美しくリフレクションする素晴らしい撮影ポイント。ここを見るだけでも室堂まで来たかいがあります。近くにはミドリガ池という池もあります。今回行きませんでしたが、こちらもきれいな池です。

地獄谷

みくりが池 

みくりが池を越えて行くと地獄谷と呼ばれる、窪地が見えてきます。ここは火山ガス活動が活発で現在は立ち入り禁止。えんま台という高台から見下ろすことができます。ガスがもくもく湧いてて硫黄の匂いがします。風向きによってはちょっと咳き込むこともあるくらい、けっこうなガスです。

らいちょう温泉雷鳥荘

地獄谷のすぐ近くにあるのがらいちょう温泉雷鳥荘

らいちょう温泉雷鳥荘

近くには硫黄の匂いがたちこめます。こちらも温泉に入ることができます。雷鳥沢キャンプ場までもう少しです。

雷鳥発見\(^o^)/

雷鳥

さて、先ほどから雷鳥沢キャンプ場だとからいちょう温泉雷鳥荘など、雷鳥の名前が出てきますが、その名のとおりこのあたりには雷鳥がけっこういるようです。

秋から冬にかけて真っ白な姿になっていく雷鳥、その姿はとても美しく多くの登山者に愛されています。ただ、春先はでっかいスズメのようでした。でっかいスズメ。

僕はそんなに興味ないなと思ってたんですが、やっぱりミーハーなもんで、近くに出てきてくれると思わずシャッターを切ってしまいます。雷鳥ちゃんカワユス。

と思ってたんですが、イワヒバリだそうです!ご指摘いただきありがとうございます!

立山にいる鳥はなんでもかんでも雷鳥かと思ってました(;´Д`A

雷鳥沢キャンプ場に到着

立山

雷鳥ちゃんもとい、イワヒバリちゃんとひととおり戯れていると、いよいよ雷鳥沢キャンプ場が見えてきました!立山連峰に抱かれるように広がるテントサイト。もう、絶景の連続でお腹いっぱいになりそうです。

ヒュッテ

テントサイトの近くには山小屋もあります左が「雷鳥沢ヒュッテ」右側が「ロッジ立山連峰」どちらも温泉に入ることができます。すばらしいですね。テントサイト近くの山小屋なので、食料などの調達にも訪れることになります。

雷鳥沢キャンプ場 テント

すでに前日から幕営してる人、早くに着いている人たちがいろとろどりのテントを思い思いの場所に張っています。

テント設営

ということで、僕も早速受付を済ませ幕営します。この雷鳥沢キャンプ場は平らになっているところが多く、ペグも打ちやすく、さらには大きめの石もゴロゴロしている、という非常にテント設営しやすいテント場でした。

地面が平ってけっこうなかなかないんですよね。また、大きめの石があるとペグなしでも設営できるので後片付けも楽です。

テン泊の経験はまだまだ少ないんですが、かつてないほどキレイに張れた気がします。

テント設営を終えてもまだ10時すぎ。この日は、晴れれば夕日を撮ろうかなくらいのつもりでいたので、まだまだ時間はあります。

とりあえずビール

ビール

そうなると、まああれですね。ビールですね、わかります。

なんか、山とビールという、すげえいい写真が撮れました。この時点でかなり来たかいがあったような気がしますね。山で飲むビールはなんでこんなにうまいでしょうね。

ビール 5本

なぜかビールジョッキが5本になりましたね。

飲みすぎて、焦点が定まらないので5本に見えているわけではありせん。たしかに5本あるのです。

雷鳥沢ヒュッテのテラスで飲んでたら、他の登山者のかたと仲良くなって、いつの間にか宴会が始まっていたのです。「山の写真を撮る」という当初の目的はすっかりと忘れて、軽快にアルコールを貯蔵していきます。はい。

軽く飲んだら、みくりが池のリフレクションをもう1度撮りに行こうかな、なんて思っていたのですが、ちょうどいいことに残念ながらお昼すぎくらいからガスってきたのでしばらく宴会が続きました。

アルコールが回ってくると、朝も早かったのでお眠になってきましたので、お昼寝することにします。ガスってますからね。残念ですが、お昼寝です。むにゃむにゃ。

だいたい、お昼に写真撮ったって、まあそれなりのものしか撮れないですからね、僕は優秀なので夕方ねらいなわけです。ガスってますしね。これは戦略的な撤退なわけです。

テント内でもビール

非常に残念ながら、ガスでやることもないので、テントにビールを買って帰りました。本当なら写真を撮りたい気持ちがすごいあるんですけどね。ただ、まあやることがないならビールくらい飲んでもいいですよね。

真っ昼間からいい大人がビールを飲んでグダグダできるのも、山の素晴らしい楽しみ方のひとつではないでしょうか。いいんです、僕の狙いは夕方ですから。

夕方 ガス

夕方になりました。

立山に焼けようという気概が感じられません。いやしかし、いいんです。僕の予定に山の機嫌を合わさせようというのがおこがましいのです。こういうときはさっさと寝るにかぎります。とりあえず、立山に写真を撮りに来た1日目はなにしてるのかよくわからないまま終了しそうです。

まとめ

ビールがおいしかったです。

2日目はこちら

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