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Nikonの新大三元NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIを旧型モデルと比べてみた!!

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全国1億3千万人のNikonファンの皆さん、こんにちは。

先日というか、もう結構前になるんですけども、Nikonの標準ズームの大三元がリニューアルしました。「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」になっております。

発売当日に購入したんですけども、作例もある程度溜まってきたので、今回は旧型モデルと比較しながらレビューしていきたいと思います。

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NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S とII方のスペック比較

まずはとりあえずスペックから比較していきましょう。

項目NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 SNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II
発売2019年2025年
レンズ構成15群17枚10群14枚
絞り羽根9枚11枚
最小絞りF22F22
ズーム方式鏡筒が伸びるインナーズーム
AF駆動STMSSVCM
最短撮影距離0.38m24mm:0.24m / 70mm:0.33m
最大撮影倍率0.22倍0.32倍
フィルター径82mm77mm
最大径約89mm約84mm
全長約126mm約142mm
重量約805g約675g
重量差約130g軽量
コーティングナノクリスタルコート+アルネオコートメソアモルファスコート+アルネオコート
情報パネルありなし
L-Fnボタンありあり
フォーカスリミッターなしあり
コントロールリングありクリック有無を切替可能
動画との相性良好インナーズーム・ブリージング抑制などさらに強化

全体的にブラッシュアップされているのがわかりますね。では細かく見ていきましょう。

最大の違いはインナーズーム化

最大の違いはインナーズーム化です。NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II

左がII型、右が旧型です。

新型の方はインナーズームになりました。

このように初代は、ズームすると全長が伸びる仕様だったんですけども、II型になって全長が変化しないようになりました。

で、これの何がいいかというと、ズームしたときに重心が変わらないということです。

さらに言うと、じゃあズームしたときに重心が変わらないと何がいいのかというと、ジンバルを使っているときにいいんですね。重心が変わってしまうと、ジンバルとのバランスが崩れてしまったりするので、今回インナーズームになったということは、もう明らかに動画を意識した作りになっていると思います。

Nikonさんは、もう動画をやりたくてしょうがないような状況なので、今回の新しい大三元でもそのような変化が見られるということです。

フィルター径は82mmから77mmへ

フィルター径は77mmへと変更になりました。これによって全体的にほっそりとした感じになったのと、さらには77mm径にすることで、他のレンズとフィルター径を統一することができます。

例えば、大三元の望遠レンズである70-200mm。こちらは新型も出ているんですけども、これも77mmとなっております。

僕はですね、昔から大三元のフィルター径を同じにしてほしいという希望があったんですけども、今回そのようになっており、嬉しい限りです。

あと、NikonのF4通しの標準ズーム「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」なんかも77mmということで、同じフィルターを使い回ししやすいというのは、非常に大きなメリットになっております。

画質を比較

では実際に、旧型と新型、どのように解像性能ちがうのか見ていきましょう。

大三元レンズですので描写性能は非常にすばらしく、中央部を見てもそんなに比較にならないので周辺をみてみましょうかね。

24mmでの解像性能

周辺の画像の比較なんですけども、これ、同じ位置にピントを合わせて撮ったつもりなんですけども、どうなんですかね。なんか若干、新型のほうが周辺の描写が甘いような気がするのは、気のせいでしょうか(笑)。

とはいえ、どちらもズームレンズとは思えないくらい、非常に高い描写性能にはなっています。

70mmでの解像性能

70mmのところも、なんか若干、旧型のほうが解像しているような気がするんですけども、どうですかね。頑張れ新型といった感じですけども(笑)

ちょっとまたどこかでもう一回テストはしてみたいところです。

逆光耐性を比較

逆光性能も比較してみます。

どちらのレンズにも、ゴーストやフレアを抑えるためのコーティングが採用されています。旧型はナノクリスタルコートとアルネオコートの組み合わせですが、新型ではアルネオコートに加えて、ナノクリスタルコートよりも新しいメソアモルファスコートを採用しています。

コーティング自体も進化しているため、スペック上では新型の方がより高い逆光耐性が期待できます。実際の撮影では、太陽を画面内に入れたときの逆光性能を比べてみます。

こちら新型のほう、ゴーストがうっすら出てはいますけども、もうほとんどないに等しいといったところじゃないでしょうか。

光条もとても綺麗に出ています。太陽真正面で、これだけ逆光が抑えられているというのは素晴らしいですね。

旧型も非常に高い逆光性能ではあるんですけども、比べてみるとちょっとだけゴーストが出ているのが分かります。

もちろん、これだけ条件の悪いところで撮影することはあんまないと思うんですけども、やっぱり新型の逆光性能の高さ、思い知らされたといった感じはします。

旧型でも十分優秀ではあるものの、こうして並べてみると、新型の逆光性能の高さを改めて実感しました。

AF性能を比較

AF速度の違い

オートフォーカス、旧型はステッピングモーター(STM)が採用されていたんですけども、新型では、より高速なシルキースウィフトボイスコイルモーター(SSVCM)が使われております。

このSSVCMっていうのは、NIKKOR Z 400mm f/2.8なんかにも使われているモーターです。さらに、428でも使われているんですけども、非常に高速かつ静かなモーターになっております。

実際に比べてみると、ステッピングモーターも十分速いんですよね。買った当初も「オートフォーカス速いな」と思ってたんですけども、やっぱり比べてみると、SSVCMのほうがさらに速いといった感じになります。

さらに、SSVCMは静音性にも優れており、やっぱりここも動画性能っていうのを意識されている感じになっております。

近接性能を比較

今回新しくなって最短撮影距離と最大撮影倍率も改善されています。

最短撮影距離・最大撮影倍率の違い

旧型もかなり寄れるレンズといったイメージだったんですけども、新型は24mmで0.24m、70mmで0.33mまで寄ることができます。

最大撮影倍率は、なんと0.32倍。クォーターマクロを超えるレンズになりました。

やっぱり大三元の標準ズームに求められることっていうのは、汎用性だと思うんですけども、こうやってしっかり寄ることができるようになって、さらに汎用性を増してきたといった印象を受けます。

実際にどこまで寄れる?

じゃあ実際どこまで寄れるか、比べてみましょう。

こちら旧型

こちらが新型です。けっこう違いますね。

操作性を比較

重量130gの差は大きい?

やっぱり130g違うと、かなり違います。今回レビューするにあたって、久しぶりに旧型を持ち出してみたんですけど、「ずっしりとした感じがするな」というのが率直な感想です。

やっぱり130gも軽くなっていると、かなり軽いです。僕は山なんかには基本的に24-70mm F2.8を持っていきます。山の撮影って、どうしても物を減らしたくなるところがあるんで、これだけ軽いとかなりありがたいです。

おまけに寄れるし、明るいし、しっかり描写するしってところで、かなり汎用性は高いかなと思っております。

ボタン・コントロールリングの違い

ボタンやスイッチ類はこんな感じです。今回新型にはコントロールリングのクリック有無の切り替えが可能になりました。このへんもやはり動画を意識した作りになっています。

初代の情報パネルがなくなった点について

初代にあった情報パネルがなくなっております。この情報パネルなんですけども、もともと僕はそんなに必要ないと思っていたので、なくなってスッキリしたのかなと思います。

これを外して、その分、別の機能を付けてもらったほうがいいと思うんで、ここに関しては全然賛成です。

実際に使って感じた違い

一番進化を感じたポイント

今回、一番進化を感じたポイントは、間違いなく「汎用性」です。もともと何でもこなせるレンズだったんですけども、新型になって、その汎用性がさらに一段上がったというのが僕の結論です。

繰り返しになるんですけども、僕が個人的に大三元レンズに求めることっていうのは、やっぱり汎用性です。どんな場面でも一定以上の働きをしてくれる。特に標準ズームはそうですよね。

24mmであればパースも出るし、70mmであれば若干、圧縮効果も出始める焦点距離。さらにF2.8なので星や夜景も撮れる。今回は近接撮影もできるようになって、クォーターマクロ的にも使えるし、動画性能もアップしています。

かなり動画を意識した作りにもなっているので、まさに「何でもできるレンズ」にさらに近づいたかなと思います。軽くなってくれたのもかなりありがたいので、もう本当に、今後僕の中でメインレンズになっていくような感じがしています。

初代でも十分だと感じる部分

一方で、ズームを縮めた状態でのサイズというのは、旧型のほうがコンパクトです。もちろん旧型はズームすると伸びて大きくなるんですけども、インナーズームの関係上、縮めた状態では新型のほうが大きくなっています。

なので、カメラバッグに入れたときの占有率というのは、やっぱり若干大きくなってしまっています。僕は今f-stopのバッグを使ってるんですけど、Z9につけた状態で入れると、かなりパツパツです。

なので、これも結構バッグを選ぶというか、人を選ぶような気がします。コンパクトにまとめたいという人は、旧型でもいいんじゃないかなっていうところは思っております。

まとめ

約6年ぶりにリニューアルされた、Zレンズの標準ズーム大三元。今回のリニューアルでは特に動画性能が大きくアップしていて、かなり動画を意識した作りになっています。今後、Nikonさんがやりたいことが見えてくるようなレンズになっているんじゃないかなと思います。

もちろん動画だけでなく、スチールもしっかり撮れる素晴らしいレンズになっています。特に汎用性の高さは、やっぱりこのレンズの大きな魅力です。軽くなって、寄れるようになって、動画にも強くなった。それでいて、大三元の標準ズームとして求められる高い描写性能もしっかり持っています。

僕が標準ズームに求めている「どんな場面でもしっかり使える」という部分が、さらに一段上がったレンズだと思います。これ一本あれば、写真でも動画でも、本当にいろんな場面に対応できる。

今後、僕がカメラを持ち出すときに、まず最初に選ぶレンズはこれになるんじゃないかなと思っています。それくらい、メインレンズとして安心して任せられる一本です。