本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

Z5を予約した件と日々の泡を撮りたいという話

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パンダ

全国1億3千万人のNIKONファンのみなさまこんにちは。

先日、Z7、Z6に続くZマウントのフルサイズカメラ「Z5」発表されました。やったね。

というわけで、予約開始日に予約を済ませ今この記事を書いております。



Z7があるのにZ5を買った理由

日々の泡が撮りたい

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これまでずっと風景写真を取り続けてきたのですが、最近になって日々の泡が撮りたいなという心境になってきております。

いろんなことがあって、今までとは違う世界となってしまった2020年。これまで当たり前だと思っていた毎日はまったくそんなことはなく、かけがえのないものだったことにようやく気づきました。

そして、今日これを書いている今だってそんなかけがえのない1日なわけです。

僕は、僕たちは、気づかなければ泡のようにはじけて消えてしまう毎日を生きている。そんなふうに感じるようになりました。

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見たことのない絶景もそれはすばらしく美しくて、出会えれば最高なんだけど、ふと視線を落とせば見えてなかっただけで傍らにもそんな感動的な光景がひろがっているのではないでしょうか。

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小さいころの記憶を思い出すと、僕の頭の中にはいつも自分の靴を見ているイメージが蘇ります。

根が暗い僕はそのイメージを「いつも下を向いて歩いているさえない少年時代」だと思っていたのですが、最近になってちょっと考え方が変わってきました。

たぶん、幼いころの僕は足元に広がる、大人には見えない世界に興味津々だったのではないかと。

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視線を変えただけで、見つかる素晴らしい世界。とどめておかなければ指をすり抜けて消えてしまう日々の泡。そんな1枚を残しておきたいな。そう考えています。

なにげない生活、朝のきれいな光、恋人のやわらかい髪の毛、おばあちゃんの皺だらけの手、世界の終わりのような夕日。そういった少しでも心にひっかかったものを写真に残しておく。そして、そんな写真のほうがあとで見返したときにとても大切なものになったりするものです。

あれ、おんなじようなこといって昔GR買ってたような…。

いや、まあ28mmってね、むずかしいですヨネ…

さておき、まあこういうわけでそんな写真が撮りたいなと思っているんですが

Z7だと高画素&キレすぎる

Z7

最高に気に入っている私のメインマシンである「Z7」。好きすぎてご飯3杯おかわりできるレベルです。

[blogcard url=”https://logcamera.com/z7review/″]

とはいえ、このZ7、4000万画素以上の高画素機。さらにはローパスレスなのでキレにキレまくるわけです。最新のZレンズもすばらしい性能でして、そのキレまくる描写に拍車をかけてくれます。

風景を撮るにはこれ以上ない最強マシンなのですが、その分1枚あたりの容量も大きくなっており気がつけばすぐにストレージがいっぱいになります。

HDDを増設しているとはいえ、今のペースで撮っていればすぐにいっぱいになるだろうなとも考えています。

[blogcard url=”https://logcamera.com/nas/″]

パンダ

いっぽう、最近はNoctであえてピントをはずしてゆるくフィルムっぽく現像するというのがマイブームとなっています。下手すれば軽自動車買えそうな機材で写ルンですみたいな写真を撮っている…。ぱんだちゃんかわいいですね。

もう、写ルンですでいいんじゃないかと思いつつも、やはりデジタルが何枚も撮れるし気楽でいいわけです。

とはいえ、こんなゆるい写真とるのに高画素機の容量はもったいない。

さらには最近は人物撮影をさせていただく機会もあるのですが高画素機でローパスレスでガリガリに解像したところで、あとからちょっとソフトに仕上げるという矛盾もあるのです。

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そんなふうに思っていたなか、NIKONからZ5が発表されたわけです。

2432万画素という扱いやすい画素数。さらにはレンズキットで20万をきるというフルサイズミラーレスにしてはかなりがんばったお値段

いいじゃん、いいじゃん。

いわゆるフルサイズエントリーモデルでありながらビューファインダーは上位機種と同じものを採用。Z7を使っていて一番好きなものの一つがファインダーのクリアさ。

肉眼と同じように見えるといっても大げさじゃないくらいきれいなものをしっかりエントリーモデルにも積んでいるという、NIKONさんよくわかっとるなといった気分になるのであります。

さらには大きさもZ7、Z6と同等ながらもSDダブルスロットという「ちょ、おま、できるやんけ!」というツッコミをしたくなったりもする仕様となっています。

センサーに関しては裏面照射ではなくZ6よりもクラスダウンするようですが、最近のフルサイズのセンサーはそんなに目に見えるほどの差異もないくらいですし、コスパにこだわった結果かなとも思います。

センサーにこだわるのであればZ7を使えばいいので、ここは個人的には素直に評価したところ。

オールドレンズとも相性よさそう

桜 観覧車

オールドレンズも好きで数本所有しているのですが、Noctを召喚するために母艦であるα7Ⅲを生贄にささげてしまっていたので今使えずにいます(笑)

かといって、さらにゆるいであろうオールドレンズの描写をZ7につけてとる気分にもなれずいたのですが、Z5があればとても相性よく撮れそうです。

Z7を使ってメインの撮影をしながら、Z5にオールドレンズをつけて遊ぶなんてこともできそうですね。

というわけでZ5予約しました

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影で僕のことを見ていたんじゃないかと思うほど、今の僕にぴったりなカメラがNIKONさんから発表されてしまったのでまあ買わざるを得なかったわけでして、速攻で予約いたしました。

まとめ

非常にすばらしいスペックのモデルになっており、すでにZ7を使っている僕のようなかたもそうですが、これからフルサイズを始めたいという人にもぴったりなモデルになりましたね。

中身のない安っぽいカメラをエントリーモデルって呼んだりすることが多いので、個人的にはこの呼名ってあんまり好きじゃないんですが、Z5は初心者のかたにもとてもおすすめできるモデルになっていると思います。

エントリーモデルも手を抜かない、NIKONさんのすばらしい哲学がつまったカメラになりました。