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NikonからZ8が発表されました。フルサイズミラーレスを販売しているNikon、CANON、SONYの3社ですがそれぞれどのように違うのか。今回出揃った各社のハイエンドモデルを比べてみましょう。
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Z8・R5・α7RⅤを比較
発売日・価格
比べるとはいっても発売日がバラバラなこの3機種。デジタルカメラは最新ものが、新しい技術や部品も使え、性能がよくなる傾向になるので、今回比べてはいますが一概に良し悪しが測れるわけではないということをまずはご理解ください。
あと、価格は2023年現在、公式サイトのオンラインショップに記載されている価格を反映。実売価格はまた違っていますのでキタムラの商品ページをリンクしています。Z8はまだ価格が出てないので、わかりしだい記載したいと思いますが、だいたい50〜60万くらいではないかと予想されていますね。
12日予約が開始、価格も発表されました。Nikonダイレクトで599,500円ということで60万きってきましたね。
センサー周り
Z8 | R5 | α7RⅤ | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 4571万画素 | 4500万画素 | |
ISO常用感度 | 65-25600 | 100-32000 |
有効画素数はα7RⅤの6100万画素がダントツですね。Z8も、もしかしたらα7RⅤのような高画素機になるのでは?といった期待も少しあったのですが、今回はZ9のセンサーを流用したモデルとなりました。
ISO感度は他社製品の常用感度が100から始まるのにたいしてZ8は65スタートということでその分、高感度側が25600となっています。ただ、このへんのISO感度の常用具合はメーカーによってもちょっと違っているので、一概に数字では比べられないのかなというところ。実写のサンプルを待ちたいです。
オートフォーカス・連写性能
Z8 | R5 | α7RⅤ | |
---|---|---|---|
連射速度(RAW) | 10コマ/秒 | ||
連射速度(JPEG) | |||
フォーカスポイント | 493 | 693 | |
被写体検出 | 人物、瞳、動物 乗り物、飛行機 | 人物、動物 | 顔、目、動物 |
連射速度は6100万画素のα7RⅤがちょっと少なめの10コマ/秒。まあ、一昔前ならフラッグシップ並の速さではあるので6100万画素でこんだけ撮れたら充分だろいう気持ちです。
Z8はminiZ9ということなのでしっかり高速連写が可能。R5も速いですね。
フォーカスポイントに関してはZ8は他の2機種より少ないのですが、これがどのくらい実写に影響するのか、撮り比べの実例を見てみたいところ。
Z8はJPEGに限りますが最大120コマ/秒の連写が可能。さらにはプリ撮影機能を搭載しているのも他の2機種にないところです。
NIKON Z9のプリ撮影機能「プリキャプチャ」が凄すぎてシャッターチャンスを逃さない件シャッター周り
Z8 | R5 | α7RⅤ | |
---|---|---|---|
シャッター | 電子シャッターのみ | メカ/電子シャッター | メカ/電子シャッター |
シャッタースピード | 1/32000〜900s | 1/8000〜30秒 | 1/8000〜30秒 |
他の2機種がメカシャッターを搭載しているのですが、Z8は完全電子シャッター。そのおかげかシャッタースピードも1/32000まで速くすることが可能です。
あと、マニュアルで900秒までの長いシャッタースピードできるのは非常に便利です。赤道儀に乗せて星を撮る時なんかはだいたい1分以上のシャッタースピードになるのでこれまではタイマーレリーズが必須でしたが、カメラ内のインターバルでも撮影することができます。
他にもNDフィルターを使っての長時間露光なんかでもやはり30秒以上のシャッタースピードがほしいことがあるので便利ですね。
その他
Z8 | R5 | α7RⅤ | |
---|---|---|---|
EVF | 369万ドット | 576万ドット | |
モニター | 3.2型 4軸チルト | 3.2型 バリアングル | 3.2型 4軸マルチアングル |
記録媒体 | CFexpress×1 SD×1 | CFexpress×1 SD×1 | |
手ブレ補正 | 5軸 ボディ内6段 | ||
防塵防滴 | ◯ | ◯ | ◯ |
EVF
EVFはSONYのα7RⅤが944万ドットと高精細。
しかし、Z8と同等であるZ9のEVFは369万ドットながら非常に評価の高いものになっています。実際、僕も使っていますがまるで光学ファインダーを覗いているような使用感です。このあたりも一概に数字だけでは測れないところがありそうです。
記録媒体
記録媒体はα7RⅤがCFexpress Aタイプをダブルスロットで採用しています。SDカードのサイズでCFexpressの高速な読み書きができるので性能は高いですね。ただ、その分価格も高いのが玉に瑕。
Z8とR5はCFexpressとSDのスロットをひとつずつ搭載していますが、バックアップ取りながらの撮影だと遅い方のSDスロットのスピードにひっぱられてしまいます。
両カメラとも、サイズ的にCFexpressを2つ入れるほどの容量が無いための苦肉の策かもしれませんが、個人的にはせっかくCFexpress搭載するならダブルで使いたいなというのが本音です。
モニター
モニターはZ8が4軸チルト、R5がバリアングル、α7RⅤが4軸マルチアングル。
チルトとバリアングルは好みや目的で最適解が変わってくるとは思いますが、個人的にはスチル撮影が多いので4軸チルトのほうが好きですね。α7RⅤの4軸マルチアングルはチルトとバリアングルのいいとこどりみたいになっているので良さそう。
サイズ
Z8 | R5 | α7RⅤ | |
---|---|---|---|
サイズ | 144×118.5×83mm | 138.5×97.5×88mm | |
重量 | 910g | 738g |
サイズはZ8が一番大きく、α7RⅤが一番コンパクトです。200gくらいでかいので競合のカメラと比べるとかなりサイズ感はありそうですね。
これもZ7やZ6くらいのサイズだったらうれしかったなと思うのですが。最近のNikonさんは動画にも力をいれており、Z8も8.3K/60pをN-RAWで撮影できるという、かなり強力な動画機能を搭載しています。一方で、撮影中は熱がこもってしまうため、その放熱のためにデカくしているのかなとも考えられます。
まとめ
Nikon Z8の発表があったので、あらためて各メーカーのハイエンド機をまとめてみましたが、どこもいいカメラを出していますね。
今後はZ8の実写サンプル等も出てくるのでどんなカメラになっているか非常に楽しみです。
Nikon Z8が登場!気になるスペックやZ9との違いは!?