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スペースオペラのワンシーンのようですが、これ日本の光景なんです。
徳島県吉野川の河口で行われているシラスウナギ漁の様子。冬の寒い時期にだけ見れるそのステキな光景を撮影してきました。
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吉野川のシラスウナギ漁の様子を撮ってきた
シラスウナギと言われてもなかなかピントこないかと思いますが、土用の丑の日などでもお馴染みのあのウナギ。その稚魚のことをシラスウナギと呼んでいます。
ウナギは養殖で育てられます。最近になって成魚から卵を採り、それを孵化させる完全養殖には成功したものの、まだまだコストがかかりすぎるため、今でも稚魚は漁によって獲られることが多いのです。
そのシラスウナギ漁が行われる場所の一つがここ吉野川河口。
シラスウナギが光に寄ってくる習性があるので、それを利用し船は淡い明かりを灯しながらまっくらな夜に漁をします。それがこのように川に浮かび上がることで非常に幻想的な光景を見せてくれるのですね。
ピークは深夜から明け方まで
シラスウナギは満潮に乗って遡上してきます。なので干潮から満潮の時間帯がいいようです。12時ころに着いたのですが、ぜんぜん船がおらず、こりゃボウズかな?などと思っていましたが2時すぎころからどこからともなく船が現れだしました。
その後、暗いうちはずっと漁をされているので、僕らも夜が明けるまで夢中で撮影していました。
橋の上から撮ったんですが、けっこう交通量も多く、大型の車が通ればけっこう揺れました。
魚眼や望遠、広角といろいろなレンズをとっかえひっかえ撮りましたが、一番好きなのは30mm〜35mmくらいでした。一番上の写真がだいたい30mmくらいですね。
もう少し望遠側(35mm〜40mmくらい)で撮って、密度をあげてもよかったかなと思います。
暗いし、動くし、結構大変
比較明合成もやってみましたが、やはりシャッターが下りると光跡に切れ目ができてしまいますね。途切れないものが撮りたければNDフィルタも必要そうです。
暗い中での撮影という悪条件なのに、被写体は漁をするため動き回っています。なので、シャッタースピードとISOのをどのくらいにするかが非常に悩ましかったです。
TAMRONの広角があるので絞りは開放f2.8。ISOは2400まで思い切ってあげたのですが、ノイズが少し残ります。とはいえ、シャッタースピードも1/50とこれまた被写体ブレギリギリのSSだったのですが、できればもう少し早いSSので撮りたかったなと思います。f1.4が欲しくなりますね。
まとめ
とはいえ、初めて行った割にはたくさん船も出てくれてラッキーでした!
この日はTwitterのフォロワーさんにお誘いいただいて徳島まで行ったのですが、ほんと誘っていただけてよかったです。ありがとうございます。
また、現地では別のフォトグラファーのかたとも合流し、僕としては珍しく大所帯での撮影になり非常に楽しかったです。リア充してきました。