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全国1億3千万人のNikonファンのみなさんこんにちは、saizouです。
今日は「2026年のニコン、どう変わるのか、どのカメラを買うべきか」というテーマでお話ししていきたいと思います。
これからカメラを始めたい方、そろそろ買い替えを検討している方、そして機材の進化を楽しみにしている皆さんに向けて、できるだけ分かりやすくお伝えしていこうと思います。
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2026年はニコンの大転換点になる

この2026年という年ですが、ニコンにとっては非常に大きな転換点になる可能性があります。
Z9 IIの登場とEXPEED 8世代への移行

その理由の1つが、いよいよ登場すると噂されているNikon Z9 IIです。
Z9が登場してから数年が経ち、様々なモデルでEXPEED 7世代が成熟期を迎えました。いよいよ次のステージとして、新しい画像処理エンジンEXPEED 8を搭載した世代へ移行していく、その入り口が2026年ではないかと予想されています。
2026年冬季オリンピックという絶好のタイミング

そしてここにもう1つ大きな外部要因が加わります。それが2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックです。
スポーツの国際大会はカメラメーカーが新しいフラッグシップを投入する絶好のタイミングとしても知られています。特に五輪は報道・スポーツ撮影の最高峰の現場です。各社が本気を見せる舞台でもあります。
2016年のリオ・オリンピックにD5、2021年の東京オリンピック前後にZ9、こういった流れを踏まえると、2026年の冬季五輪に合わせてZ9 IIが登場する可能性は非常に高いと考えられます。
2025年まではEXPEED 7を搭載した各モデルが完成形として成熟していた時期でした。そこから1段階上のステージに移るのが2026年。つまり2026年は旧世代から新世代へ橋渡しが行われる過渡期とも言えるわけです。
今買うべきおすすめの2台
まず最初にお伝えしたいのは、2026年にカメラを始めたい方へ最もお勧めできる2台です。
それがNikon Z5 II、そしてNikon Z50 II。この2つです。
Nikon Z5 II:フルサイズの新スタンダード

フルサイズミラーレスで最新のEXPEED 7を搭載したモデルです。
何がすごいのかと言いますと、Z9のオートフォーカス性能、EXPEED 7による軽快なレスポンス、それでいて価格は20万円台。
かつてニコンの「ちょうどいいカメラ」として誰もが持っていたD750を思わせるような、本当の意味でのスタンダードモデルといったカメラになっています。
もはや「コスパがいい」という言葉では追いつかないほど完成度の高いフルサイズモデルです。
Nikon Z50 II:APS-Cの最終完成形

フルサイズではちょっと予算が、という方に向けて最もお勧めしたいのがこのAPS-Cモデルです。
こちらも最新のEXPEED 7を搭載しており、Z9に匹敵するオートフォーカス性能、プリキャプチャー搭載、小型軽量で持ち運びやすい。価格は約13万円。
APS-Cモデルというと入門機というイメージを持たれがちですが、このZ50 IIはむしろフラッグシップ並みの性能をコンパクトにまとめたモデルと言える内容です。
なぜ今、EXPEED 7世代なのか
ここで重要なのが、Z5 IIとZ50 IIは「EXPEED 7世代の最終完成形」という点です。
Z9の登場以降、EXPEED 7は4年間アップデートを重ねて成熟し、ファームウェアは洗練され、弱点がほぼ解消された状態になっています。
「Z9 IIが出てEXPEED 8になるなら、EXPEED 7は型落ちモデルになるんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし実用的には全く問題ありません。なぜなら、EXPEED 8が中級機・入門機に降りてくるのは最低2〜3年以上先だからです。
新しい画像処理エンジンが一般ユーザー向けの価格帯まで降りてくるのは4〜5年ぐらいが普通です。Z9 IIが2026年に出たとしても、その技術の恩恵をZ5 IIクラスに近い価格で手にできるのは、早くて2028年から2029年になります。
つまりZ5 IIとZ50 IIの優位性は当分揺るがないということです。成熟した技術をベストのタイミングで買う、これは非常に賢い選択肢だと考えています。
2026年以降の技術的進化の展望

2026年、特にEXPEED 8を搭載した新世代機の登場によってどのような変化が起こりうるのか解説します。
1. 連写性能の向上

現行のRAWで1秒20コマから30コマへの引き上げです。
EXPEED 8によって処理速度が大幅に向上し、バッファや読み出し速度が改善されれば実現可能性は十分あります。
2. AI性能の飛躍
EXPEED 8世代の最大の変化はおそらくAIの進化が中心になると考えています。
さらに賢くなる被写体認識、シーン解析の精度向上、暗所でのノイズリダクションの自動最適化など。PCソフトのAIノイズ除去のような処理が、カメラ内部でリアルタイムにできる未来がそこまで遠くないのかもしれません。
3. グローバルシャッターの可能性

ソニーα9 IIIが実現したことで期待が高まりました。
ローリング歪みがゼロ、全速シャッターでフラッシュ同調など革命的ですが、ダイナミックレンジや画素数、発熱、コストの課題もあります。
そのため、Z9 IIにいきなり搭載される可能性は低いかもしれません。むしろニコンもグローバルシャッター専用の新ラインを作る展開の方が現実味があるのではないかと思っています。
4. REDビデオ技術の本格統合
2025年9月、ニコンは「Z R」という新シリーズを発表しました。これはニコンがREDを買収し、その技術を初めて統合したモデルです。
Z9 II以降の機種にREDの技術がさらに統合されていくのは容易に想像ができます。
5. 動画性能は必須の時代へ
2026年は動画ができて当たり前の時代に完全に突入します。
YouTubeやSNSでの動画需要に加え、動画撮影のハードルが下がっています。写真も撮れるし動画も撮れるハイブリッド型のクリエイターが今後主流になっていくと思われます。
その他のモデルの動向と戦略
Z5 IIとZ50 II以外のモデルについて、2026年にどう向き合えばいいか整理します。
Z9 II

もし2026年に登場すれば、おそらく市場価格は100万円前後になるのではないかと思います。必要な人にとっては「買わざるを得ない」ものになっていきます。
Z8

Z9 IIが登場することで自然とZ8の価格改定(下落)が行われてくるとも考えられます。
Z8は現行機で困る要素が全くない非常に完成度の高いボディです。価格が下がったタイミングのZ8は「2026年のベストバイ候補」とも言えると思います。
Z7 III
多くの人が待ち望んでいますが、噂すら聞こえてきません。2025年末時点で噂がないため、2026年前半に登場する可能性は低いです。
Z6 III / Zf

2026年時点でもどちらも十分に最新クラスの性能を持っており、欲しい人がそのまま買って問題ない領域です。
Z7 II / Z6 II / Z5

意外と販売が継続していますが、レスポンスやAF性能、動画性能の世代差はどうしても感じられてしまいます。価格重視ならアリですが、性能差は否めません。
Z30 / Zfc

EXPEED 6世代ということもあり、2026年時点では世代交代の色が濃くなっています。
Z50 IIがほぼ完全上位互換になるため、今から買うなら予算を足してZ50 IIを選ぶほうが満足度が高いです。
まとめ:2026年の購入タイミング

最後に2026年の購入タイミングをまとめておきます。
今すぐ買うべきモデル
Z5 II と Z50 II
2026年新春スタートに最適な完成モデル。これから写真を始めたい人にとって、EXPEED 7の成熟度が高いこの2モデルから始めれば間違いありません。
Z8
完成度が非常に高く、ピクセルシフト撮影など唯一無二の機能があります。
Z R
動画クリエイターは即買い推奨。RED由来のカラーサイエンスを30万円台で手にできる価格破壊のモデルです。
2026年2月〜3月まで待つべきモデル
Z9 IIを狙っている人
冬季オリンピック前後に動きがある可能性が高いので、発表を見極めてから判断するのがおすすめです。
Z8の価格変動を見たい人
Z9 IIの登場で市場価格が動く可能性があります。春まで様子見も戦略の1つです。
2026年は技術が一段上のフェーズに入る年です。とても楽しみな1年になることは間違いありません。
え、僕ですか?そら、Z9IIが出たら買ってしまうんじゃないですかねえ…











