全国1億3千万人の美瑛ファンのみなさまこんにちは。先日、2月の北海道・美瑛に行ってきました。
真冬の北海道、寒いときには−20度にもなりました。−20度なんて、僕が住んでる島根ではなかなか体験できない寒さ。かなりビビって対策していったので、今回持っていった装備を晒してみたいと思います。
これから北海道に行ってみたいというかたの、何かの参考になれば幸いです。
基本装備
真冬の北海道といっても、基本は車移動だったりしますし、室内は充分に暖かいです。お昼も気温はマイナスではあるんですが、日がさせばそんなにガチガチに寒いわけでもありません。
僕が行った時は風がそんなに強くなかったので、体感的には全体をとおしてめちゃくちゃ寒いという印象はありませんでした。まあ、それでも寒いのは寒いですが。
ベースレイヤー
montbell スーパーメリノウール
ベースレイヤーにモンベルのメリノウールの上下を。基本的にずっとこれを着用しています。
patagonia キャプリーン3/ライトウェイト
上がキャプリーン3、下がキャプリーンライトウェイト。ライトウェイトは従来のキャプリーン2にあたります。キャプリーン3は今はミッドウェイトですね。
化繊のベースレイヤーではあるんですが、寒いときはメリノウールの上から重ね着してます。
−20度の朝は中厚手のキャプリーン3を着ましたが、それ以外はキャプリーンライトウェイトを着用していました。
ミッドレイヤー
patagonia ナノパフ
最近お気に入りでずっと着ているpatagoniaのナノパフ。化繊インサレーションなので汗をかいてもすぐ乾きます。
北海道ではジンギスカンがおいしかったのですが、煙がすごくてけっこう匂いが染み付いてしまいました。ダウンだとクリーニングに出さないといけないですが、けっこう高いですよね。これだと洗濯機でガンガン洗えるので気兼ねなくジンギスカンが食べられます。
アウターレイヤー
ARC’TERYX アルファSLジャケット
ARC’TERYXの軽量ハードシェル、アルファSLジャケット。
ベースレイヤー、ナノパフの上からはこれを着てほとんどの時間を過ごしました。ハードシェルなのでカッパみたいなものでこれ自体には保温性はまったくありません。
ハードシェルなんかは、防寒のために着るもんではないのですが、着ていきました。なぜか?かっこうがよいからです。
ハードシェルによくある勘違い!防寒性はほとんど無いので防寒具としては使えないという話
MAMMUT アルティメイトフーディ
ハードシェルを着てすごしてみて、「あ、これやっぱり寒いな」と気づいたので途中からアルティメイトフーディに変えました。
ソフトシェルのアルティメイトフーディ。ハードシェルなんかよりもぜんぜん暖かいのですが見た目はハードシェルのほうがが暖かそうに見えますよね。
これだとなんだかやたら元気のいいおじさんみたいですが、寒いときはそんなこといってられないのでこれ着てました。
いつでもどこでも着ていける万能ソフトシェル!マムートのアルティメイトフーディ!!
ちなみに下はメリノウールのタイツの上からジーンズを履いているくらいでちょうどよかったです。
日中の撮影では基本的にこんな組み合わせで行動していましたが、充分に暖かかったです。2月の北海道というとやたら寒いイメージがありましたがけっこう平気。
気温がマイナスの日が多かったんですが、マイナスになってしまうと−1度も−10度もそんなに変わらないなという感想です。
靴
SOREL カリブー
靴は未だに正解がわかりません。今回履いていったのはSORELのカリブー。空気の暖かい層を作ってやるのが防寒のキモなので、靴の中がふんわりとなるように2サイズくらいあげたものを履いています。
ただ、やはり2サイズもあげるとちょっと歩きにくかったりもします。さらにはカリブーはデカくて重いので。これで車の運転とかできないわけです。今回は運転用に別で履きやすいスニーカーを持っていきました。
冷えは足元からくるもので、こんだけデカイの履いているのにダイヤモンドダストの待機時間などはじわじわと寒さを感じることはありました。ただこれ以上デカイ靴を履くと動けなくなるので悩ましいところ。靴用のカイロでも買ってみよかと思ったりもしますが、今度はオーバーヒートしそうな気もします。難しいですね。
冬の寒さは足元から!SOREL(ソレル)のカリブーでバッチリ防寒!!
靴下
smartwool 各種
スマートウールの靴下は薄い順にハイクミディアムクルー、トレッキングヘビークルー、マウンテニアリングと3種類もっています。
一番寒い日はマウンテニアリングの上からカリブーを履きました。ふわふわで非常に快適な靴下なのでお気に入りです。
これで登山道が絨毯に変わる!smartwool(スマートウール)の靴下がめっちゃ気持ちいい!
手袋
MAMMUT シェルターマーズグローブ
手袋に関しては完全に失敗しました。普段の撮影ではMAMMUTのシェルターマーズグローブを愛用しています。
ミトンタイプの手袋の中が指が出るようになっていて、細かい作業もしやすくなっているんで最高に使いやすいんです。
ですが、ちょっと北海道の寒さを舐めてました。北海道では基本、手袋をしたままカメラを操作するつもりでいったほうがいいです。肌が出ている部分があれば、あっという間に冷えてしまい、撮影するのが苦痛になってきます。
RRSのアルミプレートなんかは熱伝導率が高いので、素手で触ると体温をあっという間にもっていかれます。
さらにこのシェルターマーズグローブはフリースっぽい生地になっているので、吹雪かれるようなところではけっこう雪がくっついてしまいます。
冬の北海道は機材を操作しやすい5本指の手袋がいいと思いますし、寒がりのかたはその上からアウターのグローブを用意するのがいいと思います。
めっちゃ寒い時
さて、日中はいいんですが、朝や夜、−20度近いなかで待機している時、雪が吹雪いているような時などなどなど。やっぱりけっこう寒い時がありました。なのでもうちょい暖かさが欲しい時には以下の装備を追加。
THE NORTH FACE バルトロライトジャケット
THE NORTH FACEのダウンジャケット、バルトロライトジャケット。暖かさだけで言えばmontbellのパウダーランドパーカのほうが暖かいのですが
厳冬期の撮影でもへっちゃらなmontbellのパウダーランドパーカ&サーマラップパンツ – ログカメラ
バルトロのいいところはダウンなのでけっこうコンパクトになるところ。大きめのスーツケースを持っていったとはいえ、防寒具はかさばってしまうので。
ダウンがパツパツで入ってるので非常に暖かいです。
THE NORTH FACE サンダーパンツ
化繊とダウンのハイブリッドパンツ。こちらも非常にコンパクトになるので使い勝手がいいですね。
montbell サーマラップパンツ
montbellの化繊パンツ。こちらはアウターレイヤーとして持っていきました。化繊ですが、ゴワゴワにかさばるわけではないのでこちらも使い勝手がいいです。
まとめ
というわけで、今回僕が2月の北海道に来ていった防寒具を晒してみました。
ウェアに関してはかなり装備が整ってきたんですが、手足の対策はまだまだ試行錯誤が必要かなあと思います。とはいえ、なかなか正解が見えないというのが現状ですが。
雪の北海道の景色は絶景だらけ!しっかり防寒していってくださいね。