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エツミから販売されているカメラ用の強力乾燥剤CarattO(カラット)を実際に試してみました。

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生石灰タイプの乾燥剤
仕様
内容量 | 30g×4袋入 |
成分 | 酸化カルシウム(CaO) |
有効期限 | 6〜12ヶ月 |
繰り返し使用 | ✕ |
乾燥剤には生石灰タイプのものとシリカゲルタイプのものがあり、こちらは生石灰タイプのもの。
酸化カルシウムを使用しています。酸化カルシウムの化学式はCaOなんですが、CarattOの名前の由来CaOからきているんでしょうね。きっとおじさんがネーミングしたんだと思います。
生石灰タイプのものはシリカゲルのように繰り返し使うことはできませんが、安くてどっさり入っているのでドライボックスをはじめ、カメラバッグなどに入れるときにも便利ですね。
使用の目安

約20Lのスペースに1個が使用の目安。
外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
容量 | 5.5L | 9.5L | 15L |
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ハクバのドライボックスだとラインナップが5.5〜15Lなのでどれにも対応してくれます。

どのくらいで湿度が下がるのか実際に試してみた

室内の湿度58%の日に9.5Lのハクバドライボックスにカラットを1つ入れ、湿度の下がり方を見てみました。
下の小さいメモリが湿度です。
除湿剤は湿度の下がり方がけっこうゆっくりです。最初、1時間くらいごとに見てたんですが、途中でパカパカ蓋を開けるせいで全く湿度が下がりませんでした。なので、だいたい6時間くらいごとに中の様子をチェック。

こちらは蓋を締めるまえの様子。100均で買ってきた湿度計なのですでに50%と、他のと差異が出てるのでだいたいマイナス10%くらいの感覚で見ていきましょう。
6時間後:35%

6時間後に35%くらいに。約15%ほど湿度が下がっていますね。同時にキングドライも同じ実験をしていたのですが、キングドライのほうはそんなに変わらず。湿度を下げるのはカラットのほうが早そうです。
12時間後:30%

12時間後、さらに5%ほど湿度が下がり30%に。通常、カメラやレンズを乾燥させる際はあまり下げすぎてしまうとゴムやコーティングが乾燥しすぎて劣化してしまいます。なのでだいたい40〜50%くらいが最適湿度といわれています。
この湿度計はそもそも10%くらい誤差があったのでだいたい40%くらいで安定してきているといえそうです。
17時間後:30%

さらに17時間後もみてみます。だいたいだいたい40%くらいで安定しそうですね。
有効期限
HPに書かれている有効期限は6〜12ヶ月。使用状況や季節によって持ちが変わってきます。
交換時期
湿度を吸うと粒状が粉状になっていきます。粉状になったものは交換しましょう。
ただ、ドライボックスはついつい機材をしまいっぱなしにしてしまいます。気がついたら交換時期を過ぎていたということもよくあるので、定期的に中身を確認しましょう。
ドライボックスの中に湿度計などを入れておくのもいい方法です。
廃棄方法
捨て方は各地方自治体によって違います。
燃えるゴミにしているところが多いようですね。濡れると発熱するので、水気のあるところに捨てないように気をつけましょう。
外観
大きさ


大きさはこんな感じ。内容量は30g。乾燥させておきたい場所ならいろんなところに忍ばせておけそうです。

しっかりとした包材が使われていますが、紙っぽい素材なので、尖ったものとかに引っ掛けたら中身が出てきそうですのでちょっと注意したいところです。
日本石灰乾燥剤協議会認定の包材だそうで、無理な力を加えなければ中身が出る心配はありませんとパッケージには書かれています。日本石灰乾燥剤協議会という協議会があることにびっくりしました。

上の部分にチャックが付いています。開封したらしっかり密封しておきましょう。一緒にドライボックスに入れておくのがいいですね。
まとめ
カビが生えてしまうと取り返しがつかなくなってしまいます。乾燥剤やドライボックスを使ってしっかり管理しましょう。
