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Kenko 乾燥剤 ドライフレッシュ シートタイプをレビュー

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Kenko(ケンコー)から販売されているカメラ用の強力乾燥剤ドライフレッシュ シートタイプを実際に試してみました。

カメラ用の乾燥剤は石灰タイプが多い中、こちらはシリカゲルで繰り返し使えるタイプ。違いなども見ていきます。

カメラの乾燥剤を比較!保管に適している乾燥剤はどれだ!?

シリカゲルタイプの乾燥剤

仕様

内容量30g×1枚
成分B型シリカゲル
繰り返し使用

乾燥剤には生石灰タイプのものとシリカゲルタイプのものがあり、こちらはシリカゲルタイプのもの。

B型シリカゲルとは

総吸湿量が多めで、高湿度域での吸湿能力は80%と非常に高いです。

いっぽう低湿度域では取り込んだ水分を放出して湿度を50%前後に保とうとする調湿作用があります。

カメラ機材はあまり湿度が低すぎるとゴムやコーティングの部分に悪影響なのでB型シリカゲルは機材の保存に向いています。

シリカゲルタイプの特徴はなんといっても、乾燥させれば繰り返し利用できること。その分、生石灰タイプのものと違って1枚しか入っていません。

使用の目安

約12Lのスペースに1枚が使用の目安。

ハクバのドライボックスだと15Lのタイプでは、機材の量によっては2枚くらい入れたらいいかもしれません。

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どのくらいで湿度が下がるのか実際に試してみた

室内の湿度が50%の日に9.5Lのハクバのドライボックスにドライフレッシュを1枚いれ、湿度の下がり方を見てみました。

下の小さいメモリが湿度です。

除湿剤の湿度の下がり方はけっこうゆっくりなので7時間ごとくらいに中の様子を見てみます。

こちらは蓋を締めるまえの様子。シートがけっこう大きいので入れる場所を工夫しないと除湿剤がつぶれてしまいそうですね。

7時間後

7時間たったらもう20%になっていました。あれ、めちゃくちゃ湿度吸うやん…。

ハクバのキングドライなどは22Lのスペースに1個の使用が目安だったので、12Lに1個のこのドライフレッシュのほうが吸湿力弱いのかな、などと考えていたですが、普通にデカい分たくさん吸湿してくれそうですね。

とはいえ、ちょっと湿度が下がりすぎてます。おまえ、さっき湿度を50%くらいに保つって言ってたやんけ…。

14時間後

14時間後もチェック。相変わらず20%で湿度が維持されています。9.5Lのドライボックスだとちょっと小さそうですね。

22時間後

一夜あけて22時間後。やはり20%くらいを維持。カメラ機材を入れたり、もう少し大きなドライボックスを使ったりするともうちょっと湿度が上がりそうですが、あまり小さいドライボックスに使った場合はちょっと下がりすぎそうですね。

仕様

有効期限

シリカゲルタイプなので繰り返しの使用が可能です。天日干しで乾燥させるのですが、こちらの黒い面を日光にあてると熱が集まりやすく再生スピードが早くなります。

交換時期

シートの中身が黄色っぽくなったら交換時期です。

ただ、ドライボックスはついつい機材をしまいっぱなしにしてしまいます。気がついたら天日干しの時期や交換時期を過ぎていたということもよくあるので、定期的に中身を確認しましょう。

ドライボックスの中に湿度計などを入れておくのもいい方法です。

廃棄方法

捨て方は各地方自治体によって違います。

燃えるゴミにしているところが多いようですね。石灰タイプと違って水に濡れても発熱することがありません。

外観

大きさ

大きさはこんな感じ。120×255mm、30g。

重さはそうでもありませんが、サイズは生石灰タイプのものと比べると3倍くらいあります。カメラバッグなどに入れる場合はスティックタイプもあるのでそちらを使うと便利でしょう。

こちらは2本で10Lのスペースに対応しています。

反対側は白くなっています。こちらでチェックして黄色っぽくなったら交換しましょう。

まとめ

シリカゲルタイプの乾燥剤・ドライフレッシュのご紹介でした。繰り返し使えるのはとてもいいですね。

スティックタイプと使い分けてカメラ機材の湿度を管理しましょう。

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